ものづくり
日本大賞
国土技術
開発賞
建設技術
審査証明


他機関の
評価結果

















            

2017.08.23現在
技術
名称
特殊高所技術 
事後評価済み技術
(2017.04.06)
登録No. SK-080009-VE
事前審査 事後評価 技術の位置付け(有用な新技術)
試行実証評価 活用効果評価 推奨
技術
準推奨
技術
評価促進
技術
活用促進
技術













(2017.4.20〜)
旧実施要領における技術の位置付け
活用促進
技術(旧)
設計比較
対象技術
少実績
優良技術
 



(2009.4.16〜)
 
活用効果調査入力様式 適用期間等
-VE
活用効果調査は不要です。(フィールド提供型、テーマ設定型で活用する場合を除く。)
平成21年4月16日〜
活用促進技術 平成29年4月20日〜
V→VE 平成29年4月20日〜

上記※印の情報と以下の情報は申請者の申請に基づき掲載しております。 申請情報の最終更新年月日:2017.04.20
副    題 足場や橋梁点検車等を使用せずロープ・装備具を使用し近接目視点検を行う技術である 区分 工法
分 類 1 調査試験 − 構造物調査 − 耐久性等調査 
分 類 2 ダム − ダム維持管理工  
分 類 3 仮設工 − 足場支保工 − その他 
分 類 4 調査試験 − 構造物調査 − 非破壊試験、調査 
分 類 5 調査試験 − 構造物調査 − その他 
概要
@ 何について何をする技術なのか?
本技術は、足場を用いることなく橋梁や構造物にロープでぶら下り、上下左右に移動し、クラック調査、写真撮影、耐久性等に関する調査、点検、施工を可能にする技術です。

A従来はどのような技術で対応していたのか?
従来は、高所枠組足場、橋梁吊足場、ゴンドラ足場、高所作業車、橋梁点検車などで対応していました。

B公共工事のどこに適用できるのか?
橋梁や構造物(コンクリート、鋼製)の調査、点検および簡易補修に適用できます。特に、足場設置が困難な斜張橋や吊り橋の主塔・ケーブルのような超高所において、近接目視、ハツリによる鉄筋径確認、コア採取、非破壊検査(MT、ET、PT、UT)、コンクリートひび割れ補修、シール材補修、セパコン撤去、鉄筋防錆処理、断面修復、超音波板厚測定、配筋探査、ケーブル・斜材定着部点検等を行う事ができます。

一般国道定期点検状況
新規性及び期待される効果
@どこに新規性があるのか?(従来技術と比較して何を改善したのか?)
・橋梁の桁下高、幅員、橋長等の制限なく点検が可能。
・自在にアプローチができ、肉眼で発見できる全てのひび割れ、亀裂、その他の変状を観察、計測・記録できる。
・橋梁形式に左右されない(エクストラドーズド橋、斜張橋、トラス橋、アーチ橋、ゲルバー橋、長大橋の主塔、アンカレッジ、ハイピア等)。
・橋梁周辺条件に左右されない (海上、河川上、斜面、軟弱地盤、橋梁、地上障害物、渓谷、線路上等) 。
・支点確保しながら柔軟に広範な移動、点検ができる。
・狭隘な現場でも点検可能。


A期待される効果は?(新技術活用のメリットは?)
・足場設置、撤去が不要であり、コスト、工期の大幅低減ができる。
・作業員は常時、身体がロープや装備具で確保されており安全である。
・交通規制を伴わない。
・足場設置のように景観を損なわない。
・足場設置には、航路上や漁場等に対して漁協との協議が必要なため、それに係る時間、コストが削減できる。
・作業車の使用がないため、騒音、振動等周辺環境への影響がない。
・支点確保をしながら柔軟に広範な移動、点検ができる。

コンクリートコア採取状況
適用条件
@自然条件
・風速12m/s(注意報発令時)及び雨天時に作業中止。但し、野帳記入やカメラ撮影が可能ならば雨天でも作業可能である。

A現場条件
・特になし。

B技術提供可能地域
・技術提供地域については制限なし。

C関係法令等
・安衛則第539条の2において定義される「ロープ高所作業」に該当する作業については、以下が適用される。
「メインロープ等の強度等」(安衛則第539条の3)
「調査及び記録」(安衛則第539条の4)
「作業計画」(安衛則第539条の5)
「作業指揮者」(安衛則第539条の6)
「安全帯・安全帽」(安衛則第539条の7・安衛則第539条の8)
「作業開始前点検」(安衛則第539条の9)
「特別教育」(安衛則第36条・第39条・安全衛生特別教育規程第23条)

・経過措置(安衛則 附則)
橋梁、ダム、風力発電などの調査、点検、検査を行う作業については、以下の@及びAの措置を講じた場合に限り当分の間
「ライフラインの設置」(安衛則第539条の2)についての規定は適用しない。
@メインロープを異なる2つ以上の強固な支持物に緊結すること。
Aメインロープが切断するおそれのある箇所との接触を避けるための措置を講じること。(ディビエーション)
または@の他に当該個所の下方にある堅固な支持物にメインロープを再緊結すること。(リビレイ)
適用範囲
@適用可能な範囲
・橋梁調査(コンクリート変状調査、コア採取、詳細部材計測、探傷器による詳細調査等)
・橋梁点検(定期点検、第三者被害予防措置、鋼床版点検、支承点検、橋台、橋脚、斜張橋や吊り橋の主塔、ワイヤー・ケーブル定着部、吊橋のストームロープ点検等)
・橋梁補修(コンクリートひび割れ調査・補修、セパコン撤去、鉄筋防錆処理、損傷箇所の断面修復、シール材補修等)
・計器等使用での測定(コア採取、ハツリによる鉄筋径確認等の微破壊検査、超音波板厚測定、RCレーダー探査、非破壊検査(MT、ET、PT、UT)

現在行っている作業で使用する最も重い機器は、幅320mm×高さ520mm、機器重量8.6kgのコア抜きマシーンで、これに作業に伴う水10リットルの重量が加わり30kg程度の重量になるが移動、作業に特に問題はない(荷揚げ作業では、荷揚げシステムを構築することにより500kg程の重量物を引き上げた実績があります)。

コンクリート床版の天井水平方向移動や壁面の鉛直方向(上移動)は、壁面の横移動に比べ3倍程度の時間を要するが可能である。


A特に効果の高い適用範囲
・本技術は足場設置及びそれに伴う作業領域が必要ではないため、超高所などで足場設置が困難な斜張橋や吊り橋の主塔、ケーブルのような超高所においての活用に適している。
・作業が機力に拠らないため柔軟に広範な現場をカバーでき狭隘な施工に適している。

B適用できない範囲
・支点の確保ができない場所(PC上部工などアンカー打設を好まれない場所)


C適用にあたり、関係する基準およびその引用元
・国土交通省 橋梁定期点検要領
・引用元: 「道路橋マネジメントの手引」(財)海洋架橋・橋梁調査会 発行・平成16年8月
留意事項
@設計時
・橋梁の状況及び形状の確認(下見および図面)。
・橋梁下の移動方法の検討及び、コンクリートにアンカー(支点確保)打設可能かどうかを確認。

A施工時
・使用装備の確認は装着時に自己点検、二者で相互確認を行う。朝礼時に作業者全員により点検。作業前に3度点検を行う。
・作業時は常にロープ又は装備具で身体の確保を確認後、作業を行う。
・風速12m/s(注意報発令時)以上になった場合、一時作業を中断し作業続行の検討を行う。
・コンクリート構造物の場合、アンカー打設が可能か確認する。
・床版下面等の天井水平移動や橋脚を鉛直方向に上移動する場合は壁面の横移動に比べ約3倍程度の時間を要する。
・鋼製橋梁の場合は、クランプ(設置型ジョイント)を設置すること。(支点の確保が可能であり移動できる)


B維持管理等
・個人装備具、ロープの日々点検管理の徹底。

Cその他
・水上部及び公園、その他用地などの占用時には、第三者に対して支障がないように交通誘導員を配置し安全には十分注意を払う。
・橋梁の調査、点検、補修は労働安全衛生規則第89条及び90条に該当しないため、届け出の必要はない。
活用の効果        
比較する従来技術 枠組足場を使用した橋脚の変状調査
項  目 活用の効果 比較の根拠
経済性 向上( 87.2 %) 同程度 低下( %) 足場設置が不用なため、それに伴う資材、人件費が削減できる
工 程 短縮( 77.32 %) 同程度 増加( %) 足場設置、撤去が不要のために資材搬入出、組み立て等の工程が不要
品 質 向上 同程度 低下  
安全性 向上 同程度 低下 作業時は常にロープ又は装備具で身体の確保がされているので墜落の危険性はない
施工性 向上 同程度 低下 現場条件により移動や作業時間を少し要するが大掛かりな仮設施工がない
周辺環境への影響 向上 同程度 低下 足場設置に伴う、騒音、景観の悪化、交通規制による渋滞が発生しない
その他、技術の
アピールポイント等
足場の設置が不要なため、大幅な工期短縮、コスト縮減に有効である。支点作成を行いロープ等で移動するため構造物の形式や規模による制約を受けない(エクストラドーズド橋、斜張橋、トラス橋、アーチ橋、ゲルバー橋、長大橋の主塔、アンカレッジ、ハイピア等)。
コストタイプ
コストタイプの種類
損益分岐点型:A(T)型
活用効果の根拠
基準とする数量 1125  単位 u 
  新技術 従来技術 向上の程度
経済性 510000円 3983475円 87.2%
工程 5日 22.05日 77.32%
新技術の内訳
項目仕様数量単位単価金額摘要
調査計画・準備主任特殊高所技術者135000円35000円 
調査計画・準備特殊高所技術者125000円25000円 
コンクリート橋脚変状調査主任特殊高所技術者245000円90000円 
コンクリート橋脚変状調査特殊高所技術者235000円70000円 
調査結果のまとめ(内業)主任特殊高所技術者235000円70000円 
調査結果のまとめ(内業)特殊高所技術者325000円75000円 
ロープ、スリング、その他装備具損料160000円60000円 
諸経費直接経費の20%185000円85000円 
従来技術の内訳
項目仕様数量単位単価金額摘要
枠組足場安全ネットあり1125掛u3320円3735000円L型橋脚:高さ37.1m・柱側面幅6.5m(詳細は施工単価に記載)
コンクリート橋脚変状調査技師(B) 1125u当り0.6530500円19825円 
コンクリート橋脚変状調査技師(C) 1125u当り0.6526000円16900円 
コンクリート橋脚変状調査技術員 1125u当り0.6526000円16900円 
調査結果のとりまとめ(内業)技師(B) 1125u当り1.730500円51850円 
調査結果のとりまとめ(内業)技師(C) 1125u当り326000円78000円 
調査結果のとりまとめ(内業)技術員 1125u当り2.526000円65000円 
特許・実用新案
種  類 特許の有無 特許番号
特  許
有り 出願中 出願予定 無し
  
特 許 詳 細  
特許情報無し
実用新案 特許の有無
有り 出願中 出願予定 無し
備 考   
第三者評価・表彰等
  建設技術審査証明 建設技術評価
証明機関    
番   号    
証明年月日    
URL    
その他の制度等による証明
制度の名称    
番   号    
証明年月日    
証明機関    
証明範囲    
URL    
評価・証明項目と結果
証明項目 試験・調査内容 結果



施工単価
◎調査業務施工費:1125u当り(コンクリート橋脚変状調査)平成20年度兵庫県単価で算出
[施工条件: L型橋脚、高さ37.1m、柱側面幅6.5m、底版幅27.0m、底版高さ5.0m、柱正面幅5.0m〜6.1mの高架橋(橋脚)、施工日数=2日、成果品製作=3日]

◎上記単価の採取条件:地区(兵庫県)、採用年月(H20.10)、調査対象(橋脚)
*橋脚変状調査業務施工費例は、本州四国連絡高速道路株式会社発注の門崎高架橋での施工を例にしたものです。



調査対象の構造(障害物)、施工条件、施工場所により変動しますが、作業は主に2名で実施し、一日当たり調査作業約80,000円、諸経費20%(16,000円)が必要です。
また調査結果のまとめ(成果品)、交通費及び測定機器が必要な場合は別途、追加になります。
◎調査業務施工費:1125u当り(コンクリート橋脚変状調査)平成20年度兵庫県単価で算出
項目 仕様 数量 単位 単価(円) 金額(円) 適用 
調査計画・準備 主任特殊高所技術者 1 人 35000 35000  
調査計画・準備 特殊高所技術者 1 人 25000 25000  
コンクリート橋梁変状調査 主任特殊高所技術者 2 人 45000 90000  
コンクリート橋梁変状調査 特殊高所技術者 2 人 35000 70000  
調査結果のまとめ(内業) 主任特殊高所技術者 2 人 35000 70000  
調査結果のまとめ(内業) 特殊高所技術者 3 人 25000 75000  
ロープ、スリング、その他装備具 損料 1 式 60000 60000  
諸経費 直接経費の20% 1 式 85000 85000  
歩掛り表あり 標準歩掛, 暫定歩掛, 協会歩掛, 自社歩掛)
施工方法
橋脚
@ピッチ・ヘッド(安全が確保されている地点)で支点の設置
ピッチ・ヘッドでの支点は十分な強度のあるものを利用し、異なる場所から2か所以上設置する。
図A(支点脱落を念頭に支点に対してもバックアップを設けている)

第1支点はバックアップ(なるべく強固な箇所を選択するために躯体を利用する)
第2支点は流動分散システムを組み、一点にかかる重量を半減させている。
支点の確保が終わればストップ(下降器)にロープをセットし、支点に体重をかけるなどの仮荷重テストを行い支点の安全性を確認する。

A下降開始
降下にあたりロープがコンクリートの角にどうしても擦れてしまう場合は、ロープガードで保護する。
図B(使用ロープの破断強度は3tである。最も重要視している点は、コンクリートなどの摩擦が大きい物に対して完全回避するシステムを組むことである)

Bリビレイ設置 図C
ロープガードを使用した後は、リビレイにより荷重を別の箇所に掛け換えることで摩擦を解消する。
・ドリルでφ12.0mmビットで削孔
・M8アンカーボルトを設置
・アンカーにハンガーを設置
・ハンガーにカラビナをかけロープ(ノット)をかける

C作業
下降距離が増えると左右への移動幅が増え、調査範囲は広がる。


D登高(降下中でも上昇可能)
調査終了後は、ピッチ・ヘッドまで登り返し、次の調査範囲へと移動する。


橋梁点検詳細図
今後の課題とその対応計画
@今後の課題
・積算基準(歩掛り)が策定されていない。

A対応計画
・調査実績を重ねる事により、橋梁の形状や付属構造物の有無等によって積算基準を策定する。
収集整備局 四国地方整備局
開発年 2007 登録年月日 2009.02.05 最終更新年月日 2017.04.20
キー 
ワード
安全・安心、コスト縮減・生産性の向上、公共工事の品質確保・向上
自由記入
足場不要 工期短縮 高所調査・点検
開発目標
経済性の向上、安全性の向上、その他(調査困難箇所への対応)
開発体制
単独 産、 官、 学) 共同研究 産・産、 産・官、 産・学、 産・官・学)
開発会社 株式会社 特殊高所技術
問合せ先 技術 会 社 株式会社 特殊高所技術
担当部署 本社 担当者 山口 宇玄
住 所 〒601-8319 京都市南区吉祥院三ノ宮町1
TEL 075-574-7077 FAX 075-574-7078
E−MAIL rope@tokusyu-kousyo.co.jp
URL http://www.tokusyu-kousyo.co.jp
営業 会 社 株式会社 特殊高所技術
担当部署 京都営業所 担当者 川村 裕也
住 所 〒601-8319 京都市南区吉祥院三ノ宮町1
TEL 075-574-7085 FAX 075-574-7086
E−MAIL kawamura.y@tokusyu-kousyo.co.jp
URL http://www.tokusyu-kousyo.co.jp
問合せ先
番号会社担当部署担当者住所
TELFAXE-MAILURL
実績件数
国土交通省 その他公共機関 民間等
330件 647件 545件
実験等実施状況
「四国テーマ設定技術募集」 橋梁点検足場技術

フィールド試験

・試行実施事務所
国土交通省 四国地方整備局 四国技術事務所

・試行日時
平成20年12月15日

・試行場所
香川県綾川町 新滝宮橋梁

・調査項目
通常橋梁点検 (近接目視点検)

・試行調査項目
経済性、安全性、品質出来形、施工性、周辺環境に与える影響

・試行調査項目の検証方法

交通阻害の検証
試行調査時において、準備から撤去までの一連の作業において交通阻害を発生させず、安全に試行ができるかを確認

測定箇所の精度
通常点検による点検結果とのひび割れ位置、幅、大きさ等を比較し検証

点検時間の測定
応募技術に対して、各作業段階ごとの時間計測を行い、計測時間を確認

完成物の精度
既往橋梁点検結果(近接目視)との比較を行い、調査可能項目、精度を確認


・試行実証評価結果

経済性
→従来技術より極めて優れる

安全性
→従来技術より優れる

品質出来形
→従来技術と同等

施工性
→従来技術と同等

周辺環境に与える影響
→従来技術と同等

詳細
http://www.netis.mlit.go.jp/EvalNetis/Trial/C09-SK0002ER.pdf


試行試験状況
添付資料等 添付資料
・特殊高所技術安全施工技術指針(橋梁) 【添付資料番号 1】

・特殊高所技術安全管理指針【添付資料番号 2】
参考文献
なし
その他(写真及びタイトル)

ひび割れ補修(低圧注入工法)状況


超音波計測器によるコンクリートひび割れ深さ計測状況


非破壊検査状況


詳細説明資料(様式3)の様式はExcelで表示されます。