ものづくり
日本大賞
国土技術
開発賞
建設技術
審査証明


他機関の
評価結果
















            

2019.08.18現在
技術
名称
防錆塗装 さびで錆を制す反応性塗料 パティーナロック 
事後評価未実施技術 登録No. QS-170007-A
事前審査 事後評価 技術の位置付け(有用な新技術)
試行実証評価 活用効果評価 推奨
技術
準推奨
技術
評価促進
技術
活用促進
技術













旧実施要領における技術の位置付け
活用促進
技術(旧)
設計比較
対象技術
少実績
優良技術
 



 
活用効果調査入力様式 適用期間等
-A
活用効果調査入力システムを使用してください。

上記※印の情報と以下の情報は申請者の申請に基づき掲載しております。 申請情報の最終更新年月日:2017.07.14
副    題 塗膜下鋼材表面に緻密で安定的なさび層を形成して長期耐食性を付与する反応性塗料 区分 材料
分 類 1 道路維持修繕工 − 橋梁補修補強工 − 防食対策工 
分 類 2 道路維持修繕工 − 道路付属物塗替工  
分 類 3 橋梁上部工 − 橋梁塗装工(新設)  
分 類 4 建築 − 塗装工事  
分 類 5 機械設備 − 塗装・防食  
概要
@何について何をする技術なのか?
・鋼構造物の塗替え塗装における防食防錆塗装技術

A従来はどのような技術で対応していたのか?
・鋼道路橋防食便覧 塗替え塗装仕様Rc-I塗装系

B公共工事のどこに適用できるのか?
・鋼構造物の防食塗装工事

橋脚補修
新規性及び期待される効果
@どこに新規性があるのか?(従来技術と比較して何を改善したのか?)
・鋼材表面に緻密で安定的なさび層を形成することによる防食性を付加した。
・素地調整を1種ケレンから3種ケレンに変えた。
・塗装仕様を5層から3層に変えた。

A期待される効果は?(新技術活用のメリットは?)
・鋼材表面に緻密で安定的なさび層を形成することで、鋼材の長期防食性を確保できる。
・素地調整を3種ケレンとしたこと、および塗装仕様を5層から3層にしたことにより、コスト縮減および工程の短縮が可能となる。
・素地調整を3種ケレンにしたことにより、施工性の向上、ならびに周辺への騒音や粉塵の飛散が低減できる。

メカニズム図
適用条件
@自然条件
・特になし

A現場条件
・特になし

B技術提供可能地域
・全国

C関係法令等
・消防法
適用範囲
@適用可能な範囲
・鋼構造物全般

A特に効果の高い適用範囲
・塩害地域等
・1種ケレン仕様で施工ができない箇所

B適用できない範囲
・没水部
・浮錆など厚みのある錆が残存している部分
・塩化ゴム系塗料の旧塗膜

C適用にあたり、関係する基準およびその引用元
・「鋼道路橋防食便覧」(平成26年3月) 第U編 塗装編 (公益社団法人 日本道路協会)
留意事項
@設計時
・鋼道路橋防食便覧の塗替え仕様の塗装構成とは異なる。

A施工時
・規定の混合比率で主剤と硬化剤を混ぜ、ハンドミキサーを用いて均一になるまで撹拌する。

B維持管理等
・上塗塗料はふっ素系であるため、塗り替えは従来の塗料でも可能である。

Cその他
・調色のため上塗塗料は受注生産とし、1週間程度で納入可能。
・顔料の沈降を防ぐため、塗装中も定期的に撹拌を行う。
活用の効果        
比較する従来技術 鋼道路橋防食便覧 塗替え塗装仕様Rc-I塗装系
項  目 活用の効果 比較の根拠
経済性 向上( 21.16 %) 同程度 低下( %) 従来技術と比較して、塗装費が高価であるが、素地調整費が安価となり、経済性は向上する。
工 程 短縮( 70 %) 同程度 増加( %) 従来技術と比較して、塗装工程が5工程から3工程になり、工期短縮となる。
品 質 向上 同程度 低下  
安全性 向上 同程度 低下 従来技術と比較して、ブラスト作業が不要となり、危険要因が低減する。
施工性 向上 同程度 低下 従来技術と比較して、素地調整レベルが1種ケレンから3種ケレンとなり、塗装工程も減少し、施工効率が向上する。
周辺環境への影響 向上 同程度 低下 従来技術と比較して、素地調整レベルが1種ケレンから3種ケレンに変更となり、周辺への騒音ならびに廃棄物量が低減される。
その他、技術の
アピールポイント等
鋼材表面に緻密で安定的なさび層を形成するため、従来技術と比較して簡易な素地調整と塗装仕様で同等の長期防食性を発揮する。また、塗膜が劣化・欠損しても、鋼材表面の緻密で安定的なさび層により鋼材の腐食進行を抑えることができる。
コストタイプ
コストタイプの種類
並行型:B(+)型
活用効果の根拠
基準とする数量 1000  単位 u 
  新技術 従来技術 向上の程度
経済性 6480500円 8220000円 21.16%
工程 3日 10日 70%
新技術の内訳
項目仕様数量単位単価金額摘要
素地調整機材費・労務費・材料費3種ケレンA1000u1580円1580000円土木コスト情報/2017年4月福岡県都)清掃・水洗いを含む
下塗@機材費・労務費・材料費パティーナロック-Galva(部分補修)300u2275円682500円見積り
下塗A機材費・労務費・材料費パティーナロック-Galva1000u2188円2188000円見積り
上塗機材費・労務費・材料費パティーナロック-上塗MFT1000u2030円2030000円見積り
従来技術の内訳
項目仕様数量単位単価金額摘要
素地調整機材費・労務費・材料費1種ケレン1000u5070円5070000円土木コスト情報/2017年4月(福岡県)清掃・水洗いを含む
下塗@機材費・労務費・材料費有機ジンクリッチペイント(スプレー)1000u860円860000円土木コスト情報/2017年4月(福岡県)
下塗A機材費・労務費・材料費弱溶剤形変性エポキシ樹脂塗料下塗(スプレー)1000u487.5円487500円土木コスト情報/2017年4月(福岡県)
下塗B機材費・労務費・材料費弱溶剤形変性エポキシ樹脂系塗料下塗(スプレー)1000u487.5円487500円土木コスト情報/2017年4月(福岡県)
中塗機材費・労務費・材料費弱溶剤形ふっ素樹脂塗料用中塗(スプレー)1000u470円470000円土木コスト情報/2017年4月(福岡県)
上塗機材費・労務費・材料費弱溶剤形ふっ素樹脂塗料上塗(スプレー)1000u845円845000円土木コスト情報/2017年4月(福岡県)
特許・実用新案
種  類 特許の有無 特許番号
特  許
有り 出願中 出願予定 無し
  
特許詳細
特許番号 5681332(塗料および被覆鋼材) 実施権
通常実施権 専用実施権
特許権者 株式会社京都マテリアルズ 長瀬産業株式会社 
実施権者   
特許料等 なし 
実施形態   
問合せ先 長瀬産業株式会社 
実用新案 特許の有無
有り 出願中 出願予定 無し
備 考 商標登録 第5378031 登録日 平成22年12月17日 登録商標 Pat!naLock  
第三者評価・表彰等
  建設技術審査証明 建設技術評価
証明機関    
番   号    
証明年月日    
URL    
その他の制度等による証明
制度の名称 ものづくり日本大賞  
番   号 第6回  
証明年月日 2015.11.02  
証明機関 経済産業省  
証明範囲 特別賞  
URL http://www.monodzukuri.meti.go.jp/  
評価・証明項目と結果
証明項目 試験・調査内容 結果



施工単価
【施工条件】
・鋼道路橋の橋桁一般部の防食を目的とした塗替え塗装工事を、福岡県で昼間に実施した場合。
・施工方法:はけ・ローラー(従来技術はスプレー)
・塗替え面積:1,000u

【算出根拠】
・素地調整(清掃・水洗い):土木コスト情報/2017年4月(福岡県)清掃・水洗いの市場単価(120円/u)
・素地調整(3種ケレンA):土木コスト情報/2017年4月(福岡県)3種ケレンAの市場単価(1,460円/u)
・材料費(塗料):2017年4月当社積算価格表
・労務単価:建設物価/2017年2月(福岡県)橋りょう塗装工(25,500円/人)
・新技術は劣化部を除去し、部分補修を300u想定している。
積算価格の内訳
工程 種類 費用項目 u単価(円) 数量(u) 金額 
素地調整 清掃・水洗い、3種ケレンA 材料費・労務費・機材費 1,580 1,000 1,580,000 
下塗@ パティーナロック-Galva(部分補修) 材料費・労務費・機材費 2,275 300 682,500 
下塗A パティーナロック-Galva 材料費・労務費・機材費 2,188 1,000 2,188,000 
上塗 パティーナロック-上塗MFT 材料費・労務費・機材費 2,030 1,000 2,030,000 
       合計 6,480,500 
歩掛り表あり 標準歩掛, 暫定歩掛, 協会歩掛, 自社歩掛)
施工方法
@素地調整(3種ケレンA)
・油脂、水分、塵埃、その他の付着物を除去、清掃する。
・活膜は残すが、それ以外の不良部(さび、割れ、膨れ)は除去する。
・活膜部は全面を均一に目粗しする。

A下塗(部分補修)
・ハンドミキサーを用いて主剤、硬化剤それぞれを十分に撹拌した後、主剤に硬化剤を加えて均一になるまで撹拌を行う。
・必要に応じて、専用シンナーを0〜5%加えて粘度調整を行う。
・鉄素地露出部に、はけまたはローラーで標準塗布量(360g/u)を塗装する。
・顔料の沈降を防ぐため、塗装中も定期的に撹拌を行う。
・養生は24時間以上とする。

B下塗
・ハンドミキサーを用いて主剤、硬化剤それぞれを十分に撹拌した後、主剤に硬化剤を加えて均一になるまで撹拌を行う。
・必要に応じて、専用シンナーを0〜5%加えて粘度調整を行う。
・全面に、はけまたはローラーで標準塗布量(360g/u)を塗装する。
・顔料の沈降を防ぐため、塗装中も定期的に撹拌を行う。
・養生は24時間以上とする。

C上塗
・ハンドミキサーを用いて主剤、硬化剤それぞれを十分に撹拌した後、主剤に硬化剤を加えて均一になるまで撹拌を行う。
・必要に応じて、専用シンナーを0〜10%加えて粘度調整を行う。
・全面に、はけまたはローラーで標準塗布量(180g/u)を塗装する。
・養生は24時間以上とする。
塗装仕様
工程 一般名 製品名 混合比率(主剤:硬化剤) 塗装方法 標準使用量 標準膜厚(Wet) 標準膜厚(Dry) シンナー希釈率 使用可能時間(20℃) 塗装間隔(20℃) 
下塗(部分補修) エポキシ樹脂系反応性塗料 パティーナロック-Galva 9:1 はけ・ローラー 360g/u 110μm 60μm 0〜5% 8時間 1日〜10日 
下塗 エポキシ樹脂系反応性塗料 パティーナロック-Galva 9:1 はけ・ローラー 360g/u 110μm 60μm 0〜5% 8時間 1日〜10日 
上塗 弱溶剤形ふっ素樹脂塗料中塗上塗兼用 パティーナロック-上塗MFT(厚塗) 9:1 はけ・ローラー 180g/u 119μm 55μm 0〜10% 5時間 1日〜10日 


施工手順
今後の課題とその対応計画
@今後の課題
・塩化ゴム系塗料の旧活膜への塗り重ねが可能な弱溶剤タイプのパティーナロック-Galvaの開発。

A対応計画
・弱溶剤タイプのパティーナロック-Galvaの処方設計、および防錆性能の確認試験の実施。
収集整備局 九州地方整備局
開発年 2012 登録年月日 2017.07.14 最終更新年月日 2017.07.14
キー 
ワード
安全・安心、環境、コスト縮減・生産性の向上
自由記入
長期耐食性 工期短縮  
開発目標
省力化、経済性の向上、作業環境の向上
開発体制
単独 産、 官、 学) 共同研究 産・産、 産・官、 産・学、 産・官・学)
開発会社 長瀬産業株式会社,株式会社京都マテリアルズ
問合せ先 技術 会 社 長瀬産業株式会社
担当部署 ナガセアプリケーションワークショップ 担当者 高橋 正充
住 所 〒661-0011 兵庫県尼崎市東塚口町2-4-45
TEL 06-4961-6730 FAX 06-6428-6629
E−MAIL info-patinalock@nagase.co.jp
URL https://www.nagase.co.jp/
営業 会 社 長瀬産業株式会社
担当部署 機能化学品事業部 コーティング材料部 製品事業推進チーム 担当者 宇木 則倫
住 所 〒103-8355 東京都中央区日本橋小舟町5-1
TEL 03-3665-3343 FAX 03-3665-3181
E−MAIL info-patinalock@nagase.co.jp
URL https://www.nagase.co.jp/
問合せ先
番号会社担当部署担当者住所
TELFAXE-MAILURL
1株式会社京都マテリアルズ環境マテリアル事業部山下 正人京都府京都市西京区御陵大原1-39 京大桂ベンチャープラザ南館2102
075-874-1391075-874-1541info@kyoto-materials.jphttp://www.kyoto-materials.jp/
2東拓工業株式会社営業本部 新規事業開発チーム中井 佳一郎東京都千代田区岩本町1-8-15
03-5821-822503-5821-8210 http://www.totaku.co.jp/
実績件数
国土交通省 その他公共機関 民間等
0件 4件 31件
実験等実施状況
【防食性試験(複合サイクル試験)】
1.実施日:2016年3月〜7月
2.場所:長瀬産業株式会社 ナガセアプリケーションワークショップ(兵庫県尼崎市)
3.目的@:本技術が素地調整1種ケレンの鉄素地において従来のRc-T塗装系よりも優れた防食性があることを確認する。目的A:本技術が素地調整3種ケレンの鉄素地において、素地調整1種ケレンの鉄素地における従来のRc-T塗装系と同等であり、素地調整3種ケレンの鉄素地におけるRc-V塗装系よりも優れた防食性があることを確認する。
4.試験方法:JIS K 5600-7-9 サイクル腐食試験方法 附属書1 サイクルD 試験時間:540サイクル(3,240時間)
5.試験結果@:素地調整1種ケレンにおけるRc-T塗装系のカット部からの錆幅1.5mm、平均フクレ幅3.65pに対して、本技術のカット部からの錆幅0.0mm、平均フクレ幅2.15mm。試験結果A:素地調整1種ケレンにおけるRc-T塗装系のカット部からの錆幅1.5mm、平均フクレ幅3.65p、素地調整3種ケレンにおけるRc-V塗装系のカット部からの錆幅3.0mm、平均フクレ幅13.80mmに対して、素地調整3種ケレンにおける本技術のカット部からの錆幅2.0mm、平均フクレ幅2.25mm。
6.考察:本技術は残存錆が存在する素地調整3種ケレンの鉄素地に塗装し、長時間(3,240時間)の複合サイクル試験を実施したにもかかわらず、残存錆を最大限に除去した素地調整1種ケレンの鉄素地に塗装したRc-T塗装系と比較して同等の防錆性があることが確認できた。このことは、本技術が塗膜下鋼材表面に緻密で安定的なさび層を形成し、残存錆や塗膜欠損部による塗膜下腐食を最小限に抑えることにより、従来のRc-T塗装系と比較して簡易な素地調整と塗装仕様で同等の長期防食性を発揮できると考えられる。
""""""JIS K 5600-7-9 サイクル腐食試験方法 附属書1 サイクルD 540サイクル(3,240時間)の比較試験結果""""""""""""""
塗装系 @Rc-T塗装系 A新技術 BRc-V塗装系 C新技術 
試験基材素地 SS400ブラスト処理板 SS400ブラスト処理板 臨海部1ヵ月曝露SS400錆板に3種ケレン 臨海部1ヵ月曝露SS400錆板に3種ケレン 
合計乾燥膜厚 250μm 175μm 235μm 175μm 
外観 カット部からのわずかな錆およびフクレ 錆なし、カット部からわずかなフクレ カット部からの錆および著しいフクレ カット部からのわずかな錆およびフクレ 
カット部からの錆幅 1.5mm 0.0mm 3.0mm 2.0mm 
カット部からの平均フクレ幅 3.65mm 2.15mm 13.80mm 2.25mm 


サイクル腐食試験の結果外観
添付資料等 添付資料
添付資料1-積算資料
添付資料2-カタログ
添付資料3-施工実績一覧表
添付資料4-複合サイクル試験
添付資料5-現況写真
添付資料6-塗装仕様書
添付資料7-出来形報告書
添付資料8-比較工程表
添付資料9-素地調整比較写真
参考文献
・重防食仕様反応性塗料を適用下炭素鋼に生成するさびの構造と防食性;第36回防錆防食技術発表大会講演予稿集(2016年7月)
・さびで錆を制す反応性塗料;MATERIAL STAGE Vol.16 No.8 2016(2016年11月)
・さびを制御し防食する反応性塗料の研究開発;材料と環境, 66, 21-24 (2017年1月)
その他(写真及びタイトル)

パティーナロック-Galva荷姿


パティーナロック受賞歴


実施例(橋脚端部補修)


詳細説明資料(様式3)の様式はExcelで表示されます。