ものづくり
日本大賞
国土技術
開発賞
建設技術
審査証明


他機関の
評価結果

















            

2018.10.16現在
技術
名称
のリフレッシュ工法(既設モルタル補修型) 
事後評価済み技術
(2016.10.14)
登録No. QS-120026-VE
事前審査 事後評価 技術の位置付け(有用な新技術)
試行実証評価 活用効果評価 推奨
技術
準推奨
技術
評価促進
技術
活用促進
技術













(2016.10.14〜)
旧実施要領における技術の位置付け
活用促進
技術(旧)
設計比較
対象技術
少実績
優良技術
 



 
活用効果調査入力様式 適用期間等
-VE
活用効果調査は不要です。(フィールド提供型、テーマ設定型で活用する場合を除く。)
-VE評価:平成28年10月14日〜

上記※印の情報と以下の情報は申請者の申請に基づき掲載しております。 申請情報の最終更新年月日:2017.08.01
副    題 産業廃棄物の発生を抑制した既設のり面構造物(吹付モルタル)の補修技術 区分 工法
分 類 1 共通工 − 法面工 − 吹付工 − モルタル吹付工
概要
@何について何をする技術なのか?
・背面地山が風化していない、老朽化した吹付モルタルの補修

A従来はどのような技術で対応していたのか?
・モルタル取り壊し+モルタル吹付工(10cm)

B公共工事のどこに適用できるのか?
・従来施工されたモルタル吹付法面において、吹付モルタル面に亀裂などの劣化が認められる箇所全般。
・既設吹付モルタル背面に空洞がある場合でも適用可。

のリフレッシュ工法(既設モルタル補修型)概要図
新規性及び期待される効果
@どこに新規性があるのか?(従来技術と比較して何を改善したのか?)
・取り壊しを行わず、増厚工と空隙充填工で既設吹付のり面を補修できる。
・増厚工に用いるモルタルに短繊維(のりファイバー)の混入と、カップルボルトにより付着性を高め、ラス張り工を不要にした。
・アンカーボルトの採用で既設モルタルを確実に地山に固定できる。
・既設吹付モルタル背面の空洞に対し、セメント系グラウトで空洞充填を行うことができる。

A期待される効果は?(新技術活用のメリットは?)
・既設構造物の取り壊しが不要になるので、従来大量に発生していた産業廃棄物(モルタル・コンクリート殻)を大幅に削減することが可能となるとともに、工期短縮も期待できる。
・ラス張り工が不要となるため、施工性および経済性が向上する。
・アンカーボルトで既設モルタルを確実に地山に固定できるため、安全性が増す。
・既設構造物に背面空洞がある場合でも、空隙充填工を行うことにより、地山との一体化が図れる。

Bその他
のリフレッシュ工法(既設モルタル補修型)で、空隙充填工を行わない場合をタイプ1、空隙充填工を行う場合をタイプ2としている。

のリフレッシュの新規性
適用条件
@自然条件
・増し吹付(増厚工)の施工は、日平均気温4℃から25℃を標準とする。
・上記外の場合には、別途養生等の措置を行う。
・降雨時の吹付作業は避ける。

A現場条件
必要プラントヤード L=30m W=5m A=150m2

B技術提供可能地域
・技術提供地域については制限なし

C関係法令等
・特になし
適用範囲
@適用可能な範囲
・老朽化した吹付モルタルコンクリートの補修に適用する。
・のり面勾配:1:0.3程度まで(ラス張り工を併用すれば直勾配でも適用可能)
・土質条件・・・硬岩、軟岩、レキ質土、粘性土、砂質土(アンカーボルトを挿入する孔壁が自立すること)
・吹付厚さは、7cmを標準とする。
・カップルボルトを打設する既設モルタル吹付の損傷が激しい場合や吹付厚さが薄い、かつ背面地山が脆弱である場合など、アンカーの反力が得られない場所には、土中用カップルボルトを使用する。

A特に効果の高い適用範囲
・供用中の道路斜面など構造物の剥ぎ取りの際、制約が大きい箇所
・老朽化したモルタル背面に空洞がある箇所

B適用できない範囲
・プラントヤードが確保出来ない箇所
・湧水が豊富で空隙充填を行っても、一体化効果が期待できない箇所
・背面地山に風化があり、補強する必要がある場合
・斜面が崩壊する恐れがあり、抑止工が必要な場合

C適用にあたり、関係する基準およびその引用元
・土木学会 吹付コンクリート指針(案)[のり面編] 平成17年7月8日
・のり枠工の設計・施工指針(改訂版) 平成18年1月
留意事項
@設計時
・空隙充填工の数量算出は事前調査によって範囲及び充填量を決定する。
・1:0.3より勾配が急な場合には、ラス張りを検討すること。
・特殊な条件がある場合には、別途吹付厚さを検討する。
・現場条件がクラックが入りやすい環境である場合には、増厚工の配合に膨張剤を混入する。
・空隙および風化層厚が30cm程度以下である場合には、D19×600mmのアンカーボルトを用いる。
・空隙および風化層厚が30cm程度以上である場合には、D19×1000mmのアンカーボルトを用いる。

A施工時
・施工に当たっては技術資料に準拠して行う。
・空隙充填工は無圧注入とし、圧力が発生した場合には他の注入孔に移動する。

B維持管理等
・補修されたモルタル吹付面は、定期的に点検を行う。

Cその他
・特になし
活用の効果        
比較する従来技術 吹付法面取り壊し工+モルタル吹付工(10cm)
項  目 活用の効果 比較の根拠
経済性 向上( 47.46 %) 同程度 低下( %) 従来技術と比較して、仮設費・撤去費・産廃処理費を縮減できる
工 程 短縮( 41.46 %) 同程度 増加( %) 従来技術と比較して、仮設工が簡易となるとともに撤去工が不要となり、工程が短縮できる。
品 質 向上 同程度 低下  
安全性 向上 同程度 低下 従来技術と比較して、吹付モルタルの取り壊し作業不要であるため危険要素の低減が図れる
施工性 向上 同程度 低下 従来技術と比較して、吹付モルタルの取り壊しを省略できるため施工性が向上する
周辺環境への影響 向上 同程度 低下 従来技術と比較して、吹付モルタルの取り壊しが不要であるため、産業廃棄物を抑制できる
その他、技術の
アピールポイント等
劣化した既設吹付法面において、アンカーボルトで既設モルタルを固定し、カップルボルトで付着を高め、既設吹付の上から短繊維混入モルタル吹付で増厚することで機能を回復できる。また、セメント系グラウトを注入することで既設モルタル背面の空隙を充填することができる。
コストタイプ
コストタイプの種類
発散型:C(+)型
活用効果の根拠
基準とする数量 1000  単位 m2 
  新技術 従来技術 向上の程度
経済性 10708643.8円 20383500円 47.46%
工程 48日 82日 41.46%
新技術の内訳
項目仕様数量単位単価金額摘要
のり面水洗清掃工圧力水洗浄1000m2931円931000円見積り
アンカーボルト削孔工削孔径φ42 D19×10002225006円1111332円4.5m2/本 見積り
アンカーボルト注入工セメントグラウト2221517円336774円4.5m2/本 見積り
カップルプレート工(A)タイプ2221685円374070円4.5m2/個(アンカーボルトの頭部に取付け) 見積り
カップルボルト工ボルト長75mm、円形プレートφ70mm17781475円2622550円0.5m2/個(カップルプレートの222個を除く:1778=2000-222) 見積り
増厚工短繊維混入吹付 t=7cm1000m24243円4243000円エアー清掃を含む 見積り
水抜きパイプ設置工65 VP50250箇所2841円710250円4m2/箇所 見積り
空隙充填工セメント系固化材2.2m3138499円304697.8円平均空隙1cm、空隙面積200m2 見積り
注入孔穿孔工φ40 VP30 1本/4.5m245箇所1666円74970円4.5m2/箇所 見積り
従来技術の内訳
項目仕様数量単位単価金額摘要
仮設防護柵設置・撤去工H=5.0m、L=100m500m216790円8395000円標準積算
吹付法面取り壊し工T=10cm1000m21916円1916000円標準積算
法面整形工人力による1000m22779円2779000円標準積算
モルタル吹付工T=10cm ラス張り含む1000m25950円5950000円土木コスト情報2017.4春154p
運搬費(コンクリート殻)運搬距離 L=10km100m31885円188500円標準積算
産業廃棄物処理費コンクリート殻210t5500円1155000円建設物価2015・10月号907p (210t=100m3×2.1t/m3)
特許・実用新案
種  類 特許の有無 特許番号
特  許
有り 出願中 出願予定 無し
第3359588号,第3347685号  
特許詳細
特許番号 特許第3347685号 名称:パッカー装置 実施権
通常実施権 専用実施権
特許権者 ライト工業株式会社 
実施権者 通常実施権を許諾された会社 
特許料等 なし 
実施形態 通常実施特許許諾契約書に基づく 
問合せ先 ライト工業株式会社 
特許番号 特許第3359588号 名称:既設覆工物の補修方法 実施権
通常実施権 専用実施権
特許権者 ライト工業株式会社 
実施権者 通常実施権を許諾された会社 
特許料等 なし 
実施形態 通常実施特許許諾契約書に基づく 
問合せ先 ライト工業株式会社 
実用新案 特許の有無
有り 出願中 出願予定 無し
備 考   
第三者評価・表彰等
  建設技術審査証明 建設技術評価
証明機関    
番   号    
証明年月日    
URL    
その他の制度等による証明
制度の名称    
番   号    
証明年月日    
証明機関    
証明範囲    
URL    
評価・証明項目と結果
証明項目 試験・調査内容 結果



施工単価
積算条件
対象面積 A=1,000m2(施工延長 L=100m,のり長 SL=10m)
タイプ2(T=7cm)
アンカーボルト本数 N=1本/4.5m2(頭部にカップルプレート取付)
カップルボルト個数 N=2個/m2(カップルプレートの数量を含む)
空隙充填量 200m2×0.01m×1.1=2.2m3
単価地区:福岡地区
単価年度:平成29年度6月
タイプ別施工単価
項目 仕様 数量 単位 単価 金額 
タイプ1 アンカーボルト仕様 1,000 m2 10,022 10,022,000 
タイプ2 アンカーボルト仕様+空隙充填 1,000 m2 10,709 10,709,000 
歩掛り表あり 標準歩掛, 暫定歩掛, 協会歩掛, 自社歩掛)
施工方法
@のり面水洗清掃工
のり面上に堆積している土砂や植物などの異物を高圧水を用いて除去する。

Aアンカーボルト工(1本/4.5m2)
既設モルタル吹付けと地山を一体化する目的で、削岩機等で削孔し、アンカーボルトを挿入し、グラウト注入で固定する。

Bカップルプレート工(1個/4.5m2)
アンカーボルトの頭部にカップルプレートをナットで固定する。

Cカップルボルト工(1箇所/0.5m2)
既設モルタル吹付と増し吹付の付着を高めることを目的として、既設モルタルをハンマードリル等で削孔し、ねじ式アンカーを締め付けることによりプレートを固定する。

D注入孔穿孔工(タイプ2のみ)(1箇所/4.5m2)
削岩機で既設モルタルを穿孔し、VP30を挿入する。

E水抜きパイプ設置工(1箇所/4m2)
削岩機で穿孔し、水抜きパイプ(VP50)を挿入する。

F増厚工
既設モルタル面をエア清掃し、短繊維(のりファイバー)混入モルタルを吹付ける(標準7cm)

G空隙充填工(タイプ2のみ)
増厚工の養生後、注入パイプに注入パッカーを接続し、セメント系グラウトを注入する。


施工手順
今後の課題とその対応計画
@課題
・背面空洞部の定量的(空隙容積)評価方法の確立
・空隙充填工の非破壊による充填確認方法

A計画
・のり面健全性調査(既設構造物・地盤)の評価精度の向上
・調査手法の確立
収集整備局 九州地方整備局
開発年 2009 登録年月日 2012.12.05 最終更新年月日 2017.08.01
キー 
ワード
安全・安心、環境、コスト縮減・生産性の向上
自由記入
産業廃棄物の発生を抑制 既設吹付モルタル・コンクリートの機能回復 維持補修
開発目標
省力化、経済性の向上、作業環境の向上
開発体制
単独 産、 官、 学) 共同研究 産・産、 産・官、 産・学、 産・官・学)
開発会社 ライト工業株式会社
問合せ先 技術 会 社 ライト工業株式会社
担当部署 施工技術本部防災技術部 担当者 佐野 誠
住 所 〒102-8236 東京都千代田区九段北4-2-35
TEL 03-3265-2454 FAX 03-3265-3402
E−MAIL gijyutsu@raito.co.jp
URL http://www.raito.co.jp
営業 会 社 ライト工業株式会社
担当部署 技術営業本部企画管理部 担当者 押 信善
住 所 〒102-8236 東京都千代田区九段北4-2-35
TEL 03-3265-2565 FAX 03-3221-5929
E−MAIL infoeigyo@raito.co.jp
URL http://www.raito.co.jp
問合せ先
番号会社担当部署担当者住所
TELFAXE-MAILURL
実績件数
国土交通省 その他公共機関 民間等
17件 172件 4件
実験等実施状況
これまでに以下の2つの試験を実施した。
試験@(添付2)
1.試験名称:カップルボルトの付着確認試験
2.試験場所:ライト工業技術研究所(千葉県船橋市)
3.試験日:2011年5月
4.試験目的:カップルボルトとモルタルの付着力を確認する。
5.試験結果
・カップルボルトのプレート側の付着力が平均5.5kNあり、アンカー側の付着力が5.0kNであった。
・カップルボルト1個が受け持つ吹付けモルタルの重量1.61kN(23N/m2×0.5m2×(0.10m+0.07m))より、カップルボルトの付着力が大きいことが確認できた。

試験A(添付3)
1.試験名称:背面充填確認試験

2.試験場所:千葉県長生郡長南町米満地内

3.試験日:2012年10月

4.試験目的:過去にのリフレッシュ工法(タイプ2)が施工された箇所にてコア抜き試験を行い、そのコアを観察することでグラウトの充填状況を確認する。

5.試験結果:モルタルと地山の間に固化したグラウトが充填されていることが確認された。


 
添付資料等 添付資料
@積算資料
Aカップルボルト付着試験報告書
B背面充填確認試験報告書
C施工実績一覧表
D技術資料
E現況写真
Fカップルボルト試験成績書
Gのりファイバー試験成績書
Hフロー値管理表
I出来形調書
J比較工程表
K施工写真
参考文献
@土木工事安全施工技術指針 平成21年3月改訂
A土木学会:吹付コンクリート指針(案)[のり面編] 平成17年7月8日発行
Bのり枠工の設計・施工指針(改訂版) 平成18年1月 P55
C「土木工事施工管理基準及び規格値」「出来形管理基準および規格値」 平成23年4月
その他(写真及びタイトル)

施工状況その1(カップルボルト工)


施工状況その2(増厚工)

 


詳細説明資料(様式3)の様式はExcelで表示されます。