ものづくり
日本大賞
国土技術
開発賞
建設技術
審査証明


他機関の
評価結果

















            

2018.12.18現在
技術
名称
カクイオイルキャッチャー 
事後評価済み技術
(2015.09.14)
登録No. QS-090037-VE
事前審査 事後評価 技術の位置付け(有用な新技術)
試行実証評価 活用効果評価 推奨
技術
準推奨
技術
評価促進
技術
活用促進
技術













旧実施要領における技術の位置付け
活用促進
技術(旧)
設計比較
対象技術
少実績
優良技術
 



 
活用効果調査入力様式 適用期間等
-VE
活用効果調査は不要です。(フィールド提供型、テーマ設定型で活用する場合を除く。)
-VE評価:平成27年9月14日〜

上記※印の情報と以下の情報は申請者の申請に基づき掲載しております。 申請情報の最終更新年月日:2017.04.28
副    題 天然繊維主体の高性能油吸着材 区分 製品
分 類 1 河川維持 − その他  
分 類 2 河川海岸 − その他  
分 類 3 道路維持修繕工 − その他  
概要
@何について何をする技術なのか?
河川および港湾等における油流出事故の際の初期対応として、水面に浮遊する油を迅速確実に吸着するための製品である。従来の化学繊維系の吸着材と異なり、植物系セルロース中空繊維主体の天然系油吸着材です。栽培された綿を使用しているので自然破壊がありません。また水をほとんど吸わず油だけ吸います。自重の30倍以上の吸着力を有し、水に沈みません。



A従来はどのような技術で対応していたのか?
従来はポリプロピレンやポリエチレン等の化学繊維主体の油吸着材が用いられてきた。低粘度の油に対して吸着力が弱く、一度吸着した油を再放出することもあった。また浮力も弱いので水面に浮かべておくと、水中に沈むこともあった。


B公共工事のどこに適用できるのか?
河川、湖沼及び海洋での油流出事故時に流出油を吸着・回収する。それらの水質汚染を防止するための資材として適用できる。側溝や小河川から本川、湖沼やダム、海洋などの水域に事故等により油が流出して水面に油膜が広がっている場合、その油膜の拡散を迅速に防ぐこと、薄い油膜まで回収することは河川の環境維持に必要である。
国道などにおける油流出事故でも側溝を通じて河川に油が流出する。道路によっては排水性舗装を痛めるため、速やかに油を洗い流す必要があり、これらの油が河川に到達する前に止めることが必要である。河川工事およびその付近の建設機械から作動油などが流れ出ることもあり、速やかに油の流出を食い止める必要がある。したがって公共工事現場での備蓄資材としても必要である。


カクイオイルキャッチャー商品リスト
タイプ 品名 用途 形状 巾(cm) 長(cm) 厚(cm) 吸着量(L/枚) 入数(枚/箱) 
K K-50,NK-4050,HK-4045,TOC-T50,TOC-T100 浮上油・漏油・油水分離槽 シート状 40〜50 45〜50 0.4 1.1〜1.5 100 
KL K-65, オイルキャッチングシート 浮上油・漏油・油水分離槽 シート状 65 65 0.4 3.0〜3.7 50〜100 
KS TOC-T20 浮上油・漏油・油水分離槽 シート状 20 20 0.3 0.2 400 
E E40,AE-40 浮上油・漏油・油水分離槽 シート状 40 50 0.4 1.0 100 
KP KP-50型(型式承認品) 船舶搭載用・海、河川での流出事故・備蓄用 シート状 50 50 0.4 1.3 150 
KP KP-65型(型式承認品) 船舶搭載用・海、河川での流出事故・備蓄用 シート状 65 65 0.4 2.1 90 
KP KP-50A型(型式承認品) 船舶搭載用・海、河川での流出事故・備蓄用 シート状 50 50  0.4 1.1 150 
TS KT-100,TOC-T7,TOC-T7-2 漏油吸着・拡散防止フェンス チューブ状 7φ 100〜200   3〜5.5 15〜25 
TM KBF-600,TRF-200 海・河川での補助オイルフェンス チューブ状 10φ 200   18〜21 1〜8 
TL KBF-1050,TRF-350,KBT-2000 海・河川での補助オイルフェンス チューブ状 10〜20φ 270〜350   31〜60 1〜6 
B KB-500,TOC-T500 浮上油・側溝・排水溝 チューブ状 25φ以上 50以上   15 10 
N KN-50-10 浮上油・側溝・排水溝 万国旗状 50 500 0.4 15 10 
N KN-65-10 浮上油・側溝・排水溝 万国旗状 65 650 0.4 25 10 
KIT-LL 緊急キット ISO14001対応 油漏れ事故対策品・備品 複数アイテムセット品 100 57 33 177.6 1 
KIT-L 緊急キット小型,L ISO14001対応 油漏れ事故対策品・備品 複数アイテムセット品 50 55 33 74.4〜77.4 1 
KIT-M 緊急キットミニ,M ISO14001対応 油漏れ事故対策品・備品 複数アイテムセット品 32〜33 33 55 41〜46.2 1 
KIT-S 緊急キットハンディ,SONAE,S ISO14001対応 油漏れ事故対策品・備品 複数アイテムセット品 32 33 55 22.6〜27 2 

油吸着材使用例
新規性及び期待される効果
@どこに新規性があるのか?(従来技術と比較して何を改善したのか?)
地球環境保全を配慮し、従来の化学繊維ではなく天然繊維を使用している。
単位重量あたりの油吸着量が従来品の約3倍である。
吸着後の油のしたたり落ちがほとんどない。
4種類の油吸着材を1セットにした、緊急用油液処理キットは河川だけでなく工場、構内など小規模の漏油に素早く対応可能である。


A期待される効果は?(新技術活用のメリットは?)
吸着力に優れているため、回収時間の短縮を図ることができる。
回収後の油漏れがほとんどなく、二次災害の発生を防ぐことができる。
焼却時の熱エネルギー発生量が化繊の約半分、二酸化炭素排出量は約1/3である。
油吸着量が化繊製品の約3倍である。
油の保持力が化繊製品の3倍であり、二次汚染の恐れがない。
発生ゴミ量が化繊製品の3分の1である。
水に沈まない(通常の状態ではほとんど水分を吸わないので、油吸着後も油液面に浮く。使用後の回収が容易である)
各種油吸着材の性能及び価格比較表(油の比重を約1とする)
品名 価格(円/枚) 吸着量(L/枚) 油200L吸着するのに必要な枚数 油200L吸着材コスト(円) 
カクイオイルキャッチャーK-50 220 1.5 134 29,480 
化繊系吸着材 240 1.0 200 48,000 

カクイオイルキャッチャー
適用条件
@自然条件
極度の寒冷地以外の河川および海洋における油流出事故に対応可能です。

A現場条件
人力作業の可能なスペースを確保する。必要に応じて備蓄をしてください。

B技術提供可能地域
全国どこでも提供可能です。

C関係法令等
特になし
適用範囲
@適用可能な範囲
0℃〜120℃まで、油の種類により異なる。道路、河川、海上で使用可能。
重油、軽油、灯油、植物油等
有機溶剤も吸着可能です。

A特に効果の高い適用範囲
河川、海上の浮上油
全く流れがない〜緩やかな流れであること


B適用できない範囲
油が凍結した場合

C適用にあたり、関係する基準およびその引用元
国土交通省油吸着材型式承認試験基準舶査第52号に準ずる
留意事項
@設計時
オイルフェンスや簡易型オイルフェンスに油吸着材を破損させるような突起物は避けてください。

A施工時
1)流出油の回収時はまずオイルフェンスによって油を集めてから油吸着材を使用してください。
2)流出油は河川の流れや風によって拡散しますのでなるべく早く回収してください。
3)事故状況によっては万国旗型を使用してください。
4)吸着材は最大吸着量に達する頃(色の変化)を見計らって速やかに回収してください。


B維持管理等
保管上の注意
可燃物であることに注意し、火気厳禁、常温の場所に保管するようにする。


Cその他
火気のそばで使用しないでください。
比重の大きい液体、界面活性剤が混入している場合は効果が低下することがあります。
活用の効果        
比較する従来技術 化学繊維を原料とした油吸着材
項  目 活用の効果 比較の根拠
経済性 向上( 36.96 %) 同程度 低下( %) 材料の使用量が少ないため
工 程 短縮( 25.93 %) 同程度 増加( %) 使用枚数が少ないため
品 質 向上 同程度 低下 1枚当たりの油吸着量が多く、油が垂れにくい。
安全性 向上 同程度 低下  
施工性 向上 同程度 低下 吸着力が優れているため散布・回収時間の短縮が図れる。
周辺環境への影響 向上 同程度 低下 燃焼時の二酸化炭素排出量が少ない。
その他、技術の
アピールポイント等
カクイオイルキャッチャーは天然繊維主体であり、環境に優しい吸着材である(カーボンニュートラル)。油の吸着量も従来品の3倍以上有り、油吸着材使用枚数を軽減できる。
コストタイプ
コストタイプの種類
 
活用効果の根拠
基準とする数量 200  単位 リットル 
  新技術 従来技術 向上の程度
経済性 34720円 55074円 36.96%
工程 0.4日 0.54日 25.93%
新技術の内訳
項目仕様数量単位単価金額摘要
材料費50cm×50cm (K-50)134220円29480円 
人件費賃金0.413100円5240円H21年度公共工事設計労務単価(鹿児島県、普通作業員)
従来技術の内訳
項目仕様数量単位単価金額摘要
材料費50cm×50cm200240円48000円「建設物価」2010年1月号 4社平均価格
人件費賃金0.5413100円7074円H21年度公共工事設計労務単価(鹿児島県、普通作業員)
特許・実用新案
種  類 特許の有無 特許番号
特  許
有り 出願中 出願予定 無し
  
特許詳細
特許番号 第2055538号 実施権
通常実施権 専用実施権
特許権者 カクイ株式会社 
実施権者 カクイ株式会社 
特許料等 なし 
実施形態   
問合せ先 tel 099-254-2131 
実用新案 特許の有無
有り 出願中 出願予定 無し
備 考   
第三者評価・表彰等
  建設技術審査証明 建設技術評価
証明機関    
番   号    
証明年月日    
URL    
その他の制度等による証明
制度の名称    
番   号    
証明年月日    
証明機関    
証明範囲    
URL    
評価・証明項目と結果
証明項目 試験・調査内容 結果



施工単価
油流出事故における流出油の油種や量はさまざまであり、おおよその使用量の目安としてA重油ドラム缶一本分(200L)流出した場合を想定した施工条件としている(ただし、風雨、波浪等がない場合である)。
カクイオイルキャッチャー価格表
タイプ 品名 形状 入数(枚/箱) 価格(円/箱) 
K K-50,NK-4050,HK-4045,TOC-T50,TOC-T100 シート状 100 17,000〜23,140 
KL K-65, オイルキャッチングシート シート状 50〜100 20,000〜36,300 
KS TOC-T20 シート状 400 22,640 
E E-40,AE-40 シート状 100 15,000 
KP KP-50型(型式承認品) シート状 150 44,000 
KP KP-65型(型式承認品) シート状 90 44,000 
KP KP-50A型(型式承認品) シート状 150 39,600 
TS KT-100,TOC-T7,TOC-T7-2 チューブ状 15〜25 22,000〜30,000 
TM KBF-600,TRF-200 チューブ状 1〜8 13,000〜80,000 
TL KBF-1050,TRF-350,KBT-2000 チューブ状 1〜6 23,500〜105,000 
B KB-500,TOC-T500 チューブ状 10 11,000〜18,855 
N KN-50-10 万国旗状 10 29,700 
N KN-65-10 万国旗状 10 44,000 
KIT-X 緊急用油液処理キット 複数アイテムセット品 1 40,000 
KIT-L 緊急用油液処理キット 小型, L 複数アイテムセット品 1 23,000〜25,286 
KIT-M 緊急用油液処理キット ミニ, M 複数アイテムセット品 1 12,000〜15,000 
KIT-S 緊急用油液処理キット ハンディ, SONAE, S 複数アイテムセット品 2 14,000〜19,372 
歩掛り表あり 標準歩掛, 暫定歩掛, 協会歩掛, 自社歩掛)
施工方法
油吸着材「カクイ オイルキャッチャー」はシート・ロールタイプ、のれんタイプ、チューブタイプの3種類あり、以下施工例を記します。

吸着材を設置する場合は両端を適切な場所に固定してください。

1.シート・ロールタイプ
・油の上に浮かべて吸着させます
・幾重にも張り吸着させます
・手繰り回収も簡単です

2.のれんタイプ(万国旗状)
・油の上に浮かべて吸着させます
・幾重にも張り吸着させます
・紐を手繰り回収も簡単です
・連結可能です。

3.チューブタイプ
・ 囲むだけであるがこの製品は流出油を包囲・拡散防止しながら吸着回収できる
・ オイルフェンスに比べ回収作業が容易であり、油処理後の費用を含め大幅にコスト軽減できる
・ 油の拡散を一刻も早く防ぐ時に向きます
・ 小型艇を使い油を囲むように展張りします
・ 中のシートが油を吸着します
・ 連結可能です



施工例
今後の課題とその対応計画
@今後の課題
生産性の拡大

A対応計画
現在開発中
収集整備局 九州地方整備局
開発年 1989 登録年月日 2010.03.24 最終更新年月日 2017.04.28
キー 
ワード
環境、コスト縮減・生産性の向上
自由記入
     
開発目標
作業環境の向上、周辺環境への影響抑制、地球環境への影響抑制
開発体制
単独 産、 官、 学) 共同研究 産・産、 産・官、 産・学、 産・官・学)
開発会社 カクイ株式会社
問合せ先 技術 会 社 カクイ株式会社
担当部署 研究開発 担当者 黒木修
住 所 〒890-0081 鹿児島市唐湊4-16-1
TEL 099-254-2131 FAX 099-254-2136
E−MAIL kuroki@kakui.co.jp
URL http://www.kakui.co.jp
営業 会 社 カクイ株式会社
担当部署 エコサプライユニット 担当者 南勝久
住 所 〒890-0081 鹿児島県鹿児島市唐湊4-16-1
TEL 099-254-2349 FAX 099-254-2136
E−MAIL minami@kakui.co.jp
URL http://www.kakui.co.jp
問合せ先
番号会社担当部署担当者住所
TELFAXE-MAILURL
実績件数
国土交通省 その他公共機関 民間等
0件 0件 0件
実験等実施状況
化学繊維系の吸着材とカクイオイルキャッチャーの油吸着量の比較です。

<測定方法> 国土交通省型式承認の油吸着材性能試験基準に準じております
@ 5cm×5cmの試験片を準備し、重量を測定する
A 対象となる油をバットに入れ、@の試験片を5分間浮かべる
B Aの試験を15mmのメッシュ状に編んだ金網上に取り上げ、5分間放置する
C Bの試験片の重量を測定し、試験片1g当たりの油吸着量を算出する

<結果>
カクイオイルキャッチャーは化学繊維系製品の約3倍の吸着量を示します。


吸着量の比較
添付資料等 添付資料
カクイオイルキャッチャー カタログ
参考文献
 
その他(写真及びタイトル)

オイルキャッチャーK-50(シートタイプ)


オイルキャッチャーKT-100(チューブタイプ)


オイルキャッチャーKN-50-10(のれんタイプ)


詳細説明資料(様式3)の様式はExcelで表示されます。