ものづくり
日本大賞
国土技術
開発賞
建設技術
審査証明


他機関の
評価結果

















            

2017.12.15現在
技術
名称
錆転化処理剤・鉄筋防錆剤「ラストクエンチ」 
事後評価未実施技術 登録No. KT-170065-A
事前審査 事後評価 技術の位置付け(有用な新技術)
試行実証評価 活用効果評価 推奨
技術
準推奨
技術
評価促進
技術
活用促進
技術













旧実施要領における技術の位置付け
活用促進
技術(旧)
設計比較
対象技術
少実績
優良技術
 



 
活用効果調査入力様式 適用期間等
-A
活用効果調査入力システムを使用してください。

上記※印の情報と以下の情報は申請者の申請に基づき掲載しております。 申請情報の最終更新年月日:2017.11.14
副    題 錆びた鉄筋に塗布するだけで鉄材や赤錆部分を安定して強固な黒皮被膜に転化し、さらに樹脂皮膜を形成することによって防錆効果を発揮。付着を妨げない錆転化型防錆剤 区分 材料
分 類 1 コンクリート工 − コンクリート工 − 鉄筋工 − 鉄筋工
分 類 2 建築 − 鉄筋工事  
概要
@何について何をする技術なのか?
・錆びた部分等の鉄筋の塗布型錆転化処理剤及び防錆剤(ラストクエンチ)。

A従来はどのような技術で対応していたのか?
・錆びた鉄筋にケレン作業で錆を除去した後、防錆剤を塗布していた。

B公共工事のどこに適用できるのか?
・鉄筋コンクリート構造物の露出鉄筋
・錆の発生した鉄筋

Cその他
・ラストクエンチは赤錆に塗布すると、強固な黒皮被膜に転化し防錆効果を発揮する。強い還元力を有する有機酸により、赤錆である酸化第二鉄を溶解し、鉄とキレートを生成して四酸化三鉄に転化させている。この四酸化三鉄は、化学的に安定で強固な結晶構造を持つ黒色の被膜を形成。さらに樹脂成分が防錆効果の耐久性を向上させている。
・従来技術は溶剤が主原料で引火性があり扱いが大変であったが、水溶性タイプとしたことで引火性が無く扱いやすくなった。
・鉄筋の赤錆転化後の黒皮被膜については「2ヶ月程度の防錆効果」があります。
・一般的な防錆剤として「3ヶ月程度の防錆効果」があります。

ラストクエンチ 荷姿
新規性及び期待される効果
@どこに新規性があるのか?(従来技術と比較して何を改善したのか?)
・錆びた鉄筋の処理をケレン作業後、防錆剤を塗布していたが、塗布型錆転化処理剤・鉄筋防錆剤に変えた。
・防錆剤塗布作業の溶剤型防錆剤から、水溶性のエマルジョンに変えた。

A期待される効果は?(新技術活用のメリットは?)
・塗布型錆転化処理剤・鉄筋防錆剤に変えたことにより、ケレン作業がなくなり工程短縮、経済性の向上が図れる。
・水溶性エマルジョンの塗布型錆転化処理剤・鉄筋防錆剤に変えたことにより、複雑な配筋部や狭いスペース等のケレン作業が出来ない部分での施工が可能になり施工性の向上が図れる。
・水溶性エマルジョンに変えたことにより、引火性が無くなり安全性が向上し、臭気も少なくなり環境(周辺環境・作業環境)の向上が図れます。

Bその他
・ラストクエンチは、有効成分を独自技術により水にて乳化し、水溶性エマルジョンとすることにより、臭気を抑え、引火などの作業環境の問題を改善し、作業者の安全を考慮した塗布型錆転化処理剤・鉄筋防錆剤です。

塗布前後比較写真
適用条件
@自然条件
・気温が0℃を超え、湿度85%未満であること
・塗布面が雨などで濡れるような悪天候時は使用不可

A現場条件
・作業スペースは1m×2m=2u

B技術提供可能地域
・技術提供地域については制限なし

C関係法令等
・廃棄物の処理及び清掃に関する法律(昭和四十五年十二月二十五日法律第百三十七号)
適用範囲
@適用可能な範囲
・鉄筋コンクリート構造物の露出鉄筋
・錆の発生した鉄筋(※ただし、錆の発生していない場合も適用可能)

A特に効果の高い適用範囲
・赤錆の発生している鉄筋
・配筋の複雑な部分や曲げ加工した鉄筋

B適用できない範囲
・鉄筋コンクリート構造物の露出していない鉄筋

C適用にあたり、関係する基準およびその引用元
・特になし
留意事項
@設計時
・原液使用です。
・コンクリートとの付着は妨げません。
・曲げ加工部分はラストクエンチを2度塗りとなります。
・塗布量は10〜15u/Lです。
・赤錆転化後は「2ヶ月程度の防錆効果」、一般的な防錆剤として「3ヶ月程度の防錆効果」があります。

A施工時
・作業時はゴム手袋・保護めがねを着用してください。
・気温が0℃を超え、湿度85%未満で使用してください。
・塗布面が雨などで濡れるような悪天候時は使用できません。
・塗布面の汚れ、水分、浮錆などがないことを確認してください。
・容器のまま軽くゆすって、別の樹脂製の容器に必要量ずつ小出しして使用して下さい。
・塗布は刷毛、噴霧器で塗布して下さい。施工箇所以外に液剤が付着すると色が付いたりするので、ブルーシートなどで養生をしてください。
・低温下では反応が遅くなる傾向があります。

B維持管理等
・0℃以下にしないこと。直射日光・高温多湿は避けてください。
・3ヶ月以内に使い切ってください。

Cその他
・廃棄は産業廃棄物処理業者へ委託してください。
活用の効果        
比較する従来技術 錆びた鉄筋にケレン作業を施した後、防錆剤を塗布
項  目 活用の効果 比較の根拠
経済性 向上( 45.39 %) 同程度 低下( %) 塗布作業のみで、ケレン作業が不要のため経済性は向上
工 程 短縮( 52.54 %) 同程度 増加( %) ケレン作業が必要ないので工程が短縮
品 質 向上 同程度 低下  
安全性 向上 同程度 低下 水溶性で引火性はなく安全性は向上
施工性 向上 同程度 低下 ケレン作業が必要なく、ケレン作業に必要な作業スペースの確保もいらないので施工性は向上
周辺環境への影響 向上 同程度 低下 ケレン作業による粉塵・騒音が無くなり、臭気も少ないので環境への影響は少なくなる
その他、技術の
アピールポイント等
従来技術は、ケレン作業が必要なため配筋の複雑な部分等の品質確保・施工性・産業廃棄物の処理や作業環境・周辺環境の影響にも問題があったが、本技術の活用によりケレン作業等が省け工程の短縮が図れ経済性が向上。複雑な配筋部等でも作業が可能で施工性も向上する。
コストタイプ
コストタイプの種類
発散型:C(+)型
活用効果の根拠
基準とする数量 100  単位 u 
  新技術 従来技術 向上の程度
経済性 93620円 171430円 45.39%
工程 2.8日 5.9日 52.54%
新技術の内訳
項目仕様数量単位単価金額摘要
塗布作業刷毛塗り2.825700円71960円橋梁塗装工
材料費ラストクエンチ10L2166円21660円18L/缶
従来技術の内訳
項目仕様数量単位単価金額摘要
下地処理ケレン作業3.125700円79670円橋梁塗装工
防錆塗料鉄筋コンクリート用防錆剤10L1980円19800円 
防錆剤塗装作業塗布作業2.825700円71960円橋梁塗装工
特許・実用新案
種  類 特許の有無 特許番号
特  許
有り 出願中 出願予定 無し
  
特 許 詳 細  
特許情報無し
実用新案 特許の有無
有り 出願中 出願予定 無し
備 考   
第三者評価・表彰等
  建設技術審査証明 建設技術評価
証明機関    
番   号    
証明年月日    
URL    
その他の制度等による証明
制度の名称    
番   号    
証明年月日    
証明機関    
証明範囲    
URL    
評価・証明項目と結果
証明項目 試験・調査内容 結果



施工単価
施工条件

共通
・足場を必要としない橋梁下部工
・露出鉄筋(D25鉄筋1,250m、表面積100u)
・周辺養生は含めない
・施工場所は広島県とした

新技術
錆転化処理剤・鉄筋防錆剤「ラストクエンチ」(錆転化後の防錆効果は2か月程度)
・錆が発生した鉄筋に刷毛で「10u/L」塗布(橋梁塗装工)

従来技術
錆びた鉄筋にケレン作業を施した後、短期防錆剤を塗布
・錆が発生した鉄筋のケレン作業(橋梁塗装3種ケレンC)
・鉄筋コンクリート用短期防錆剤をケレン後の鉄筋に刷毛で「10u/L」塗布(橋梁塗装工)
・3種ケレンC作業歩掛は(平成28年度広島県土木工事標準積算基準書)を適用


算出条件

共通
・作業員人件費は、平成29年度公共工事設計労務単価(基準額)中国広島県
・塗装施工歩掛は(平成28年度広島県土木工事標準積算基準書)を適用

新技術
・ラストクエンチの材料単価は、2,166円/Lで算出(材料単価は自社単価 2017.04.25 全国共通)

従来技術
・鉄筋コンクリート用防錆剤の材料単価は、『積算資料2017年4月号 P176 (全国)』から1,980円/Lで算出
ラストクエンチ標準施工単価(材工) ※100u当り
工種 仕様 数量 単位 単価 金額 摘要 
材料費 ラストクエンチ 10 L 2,166 21,660  
施工費 橋梁塗装工 2.8 人 25,700 71,960 刷毛塗り 
合計         93,620  
歩掛り表あり 標準歩掛, 暫定歩掛, 協会歩掛, 自社歩掛)
施工方法
ラストクエンチ 施工方法

@ 鉄筋の状態の確認
・塗布する鉄筋の状態確認
塗布する鉄筋に汚れ、水分、浮錆等がないことを確認。

A塗布準備
・ラストクエンチの塗布準備
刷毛または噴霧器、ラストクエンチを用意。

B塗布作業
・ラストクエンチ塗布作業
刷毛または噴霧器でラストクエンチをまんべんなく塗布する。
塗装膜が薄くなった場合などは再度塗布する。

C鉄筋状態の確認
・鉄筋に汚れ、錆がないことを確認
コンクリートを打設する鉄筋に汚れや錆等がないことを確認。

Dコンクリートの打設
・生コン打設


ラストクエンチ施工フロー
今後の課題とその対応計画
@今後の課題
・氷点下の状況で使用するために添加剤や材料等の検討

A対応計画
・氷点下の状況で使用するために添加剤や材料等の検討中
収集整備局 関東地方整備局
開発年 2017 登録年月日 2017.11.14 最終更新年月日 2017.11.14
キー 
ワード
安全・安心、環境、コスト縮減・生産性の向上
自由記入
     
開発目標
経済性の向上、安全性の向上、周辺環境への影響抑制
開発体制
単独 産、 官、 学) 共同研究 産・産、 産・官、 産・学、 産・官・学)
開発会社 株式会社ノックス
問合せ先 技術 会 社 株式会社ノックス
担当部署 研究部 担当者 宮本賢一
住 所 〒289-2131 千葉県匝瑳市みどり平12番1
TEL 0479-73-6000 FAX 0479-73-5757
E−MAIL info@nox-c.co.jp
URL http://www.nox-c.co.jp
営業 会 社 株式会社ノックス
担当部署 営業部 担当者 桃園嘉登
住 所 〒289-2131 千葉県匝瑳市みどり平12番1
TEL 0479-73-6000 FAX 0479-73-5757
E−MAIL info@nox-c.co.jp
URL http://www.nox-c.co.jp
問合せ先
番号会社担当部署担当者住所
TELFAXE-MAILURL
実績件数
国土交通省 その他公共機関 民間等
0件 0件 0件
実験等実施状況
錆転化・防錆効果試験

錆転化試験
1、試験期間:2017年2月7日〜 2017年4月7日(塗 布 日:2017年2月7日)
2、試験場所:千葉県匝瑳市 株式会社ノックス (暴露場所:株式会社ノックス工場屋上)
3、目的:発錆させた鉄筋に「ラストクエンチ」を塗布し、鉄筋の転化程度とその後2か月程度の防錆効果があることを確認する。
4、試験方法
使用鉄筋:SD345 D25、「ラストクエンチ」塗布量:100g/m2
@株式会社ノックス(室内)にて発錆させた鉄筋に「ラストクエンチ」を塗布し、錆が黒皮被膜に転化された後、樹脂皮膜の形成を確認する。(乾燥時間2時間 室温20℃・湿度42%)
A上記処理を施した鉄筋を株式会社ノックス工場屋上にて暴露試験を行う。
5、試験結果:「ラストクエンチ」を塗布した鉄筋は、「ラストクエンチ」で錆が黒皮被膜に転化され、樹脂皮膜の形成から2か月後に、鉄筋の節の部分に少量の錆を確認した。
6、考察:「ラストクエンチ」は、発錆した鉄筋を黒皮被膜に転化し、樹脂皮膜を形成する。塗布後は2か月程度の防錆効果があることを確認した。

防錆効果試験
1、試験期:2017年2月7日〜 2017年5月8日(塗 布 日:2017年2月7日)
2、試験場所:千葉県匝瑳市 株式会社ノックス (暴露場所:株式会社ノックス工場屋上)
3、目的:無処理の鉄筋に「ラストクエンチ」を塗布した鉄筋が、屋外において3か月程度の防錆効果があることを確認する。
4、試験方法
使用鉄筋:SD345 D25、「ラストクエンチ」塗布量:100g/m2
@株式会社ノックス(室内)にて、無処理の鉄筋に「ラストクエンチ」を塗布後、黒皮被膜・樹脂皮膜の形成を確認する。 (乾燥時間2時間 室温20℃・湿度42%)
A1の処理を施した鉄筋を株式会社ノックス工場屋上にて暴露試験を行う。
5、試験結果:無処理の鉄筋を「ラストクエンチ」を塗布して防錆処理を行い、3か月後に鉄筋の節の部分に少量の錆を確認した。
6、考察:「ラストクエンチ」は、無処理の鉄筋には黒皮被膜・樹脂皮膜を形成し、塗布後は3か月程度の防錆効果があることを確認した。


錆転化・防錆暴露試験
添付資料等 添付資料
・【添付資料1】ラストクエンチカタログ
・【添付資料2】ラストクエンチ品質性能試験報告書
・【添付資料3】ラストクエンチ試験成績表
・【添付資料4】安全データシート
・【添付資料5】ラストクエンチ暴露試験
・【添付資料6】2005年コンクリート標準示方書規準編 エポキシ樹脂塗装鉄筋の品質規格(土木学会)・P61、P62
参考文献
・2013年コンクリート標準示方書規準編(土木学会)
・2012年道路橋示方書・同解説(日本道路協会)
その他(写真及びタイトル)
 

 

 


詳細説明資料(様式3)の様式はExcelで表示されます。