ものづくり
日本大賞
国土技術
開発賞
建設技術
審査証明


他機関の
評価結果

















            

2017.11.21現在
技術
名称
FSノンブレイクアンカー 
事後評価未実施技術 登録No. KT-160150-A
事前審査 事後評価 技術の位置付け(有用な新技術)
試行実証評価 活用効果評価 推奨
技術
準推奨
技術
評価促進
技術
活用促進
技術













旧実施要領における技術の位置付け
活用促進
技術(旧)
設計比較
対象技術
少実績
優良技術
 



 
活用効果調査入力様式 適用期間等
-A
活用効果調査入力システムを使用してください。

上記※印の情報と以下の情報は申請者の申請に基づき掲載しております。 申請情報の最終更新年月日:2017.03.13
副    題 内筒拡張型注入口付アンカーピン 区分 製品
分 類 1 建築 − 改修工事  
分 類 2 建築 − タイル工事  
概要
@何について何をする技術なのか?
・既存RC造外壁面モルタル、タイルの浮き補修、剥落防止工事に使用する内筒拡張型の注入口付アンカーピン(FSノンブレイクアンカー)

A従来はどのような技術で対応していたのか?
・注入口付アンカーピンニング部分エポキシ樹脂注入工法(既存品の注入口付アンカーピンを使用)

B公共工事のどこに適用できるのか?
・RC造外壁面モルタル、タイルの浮き補修、剥落防止工事

Cその他

従来技術の問題点
・従来技術の構造は、中空状のピン本体、ピン本体の中空部に打込まれるピンにより構成されているが、打込み時の衝撃を吸収しにくい構造である為、仕上面が破壊されることがある

・打込みにより仕上面を破壊して空隙部が閉じることで、正常に樹脂注入ができないことがある

・仕上面を破壊した場合は補修が必要であり、補修作業による騒音、振動、粉塵等が発生する

・仕上面を破壊した場合でも適切な補修を省いたことで施工後問題となる事例が報告されており、相応の施工管理が必要である


FSノンブレイクアンカーの特徴
・新技術は、従来技術の構造に、アンカー本体拡張部内周面に筒状の拡張カラーを添設したことで、打込み時の衝撃を吸収できる為、仕上面を破壊しない

・打込みにより仕上面を破壊せず、空隙部が閉じない為、正常に樹脂注入が行え、確実に壁面固定ができる

・従来技術に比べて経済性が低下するが、破壊された仕上面の補修工事が不要な為、本工事の仮設費、管理費等の削減が期待できる
新技術と従来技術の比較
内筒拡張型の注入口付アンカーピン(FSノンブレイクアンカー) 既存品注入口付アンカーピン 
@打込みにより仕上面を破壊しない @打込みにより仕上面を破壊することがある 
A打込みにより空隙部が閉じない A打込みにより空隙部が閉じることがある 
B空隙部が閉じない為、樹脂注入が確実にできる B空隙部が閉じた場合、樹脂の注入不良が発生する 
D仕上面を破壊しない為、補修が追加発生しない C仕上面を破壊した場合、補修が必要となる 

FSノンブレイクアンカー リーフレット
新規性及び期待される効果
@どこに新規性があるのか?(従来技術と比較して何を改善したのか?)

・従来品の構造(中空状のピン本体、ピン本体の中空部に打込まれるピンによる構成)をあらためて、内筒拡張型の構造(従来品の構成に、アンカー本体拡張部内周面に筒状の拡張カラーを添設した)を導入した


A期待される効果は?(新技術活用のメリットは?)

・内筒拡張型の構造を導入したことにより、打込み時の衝撃を吸収できる為、仕上面を破壊せず、樹脂注入が確実に行えることで、安全性の向上が期待できる

・内筒拡張型の構造を導入したことにより、打込みにより仕上面を破壊せず、空隙部が閉じないので、正常に樹脂注入が行え、確実に壁面固定ができることが確認でき、施工精度の向上により品質の向上が期待できる

・内筒拡張型の構造を導入したことにより、打込みにより破壊された仕上面の補修が不要となり、同関連の施工管理も不要となる為、施工性の向上が期待できる

・内筒拡張型の構造を導入したことにより、打込みにより破壊された仕上面の補修が不要となり、補修作業による騒音・振動・粉塵等が発生しない為、周辺環境への影響抑制の向上が期待できる

Bその他

・内筒拡張型の構造を導入したことにより、引抜強度が平均3,540N/本と、確認されたことで、同強度が従来技術に比べて増大した(従来技術の基準=1500N以上/本*出展:建築改修工事監理指針)


以下に、建材試験センターで実施した、新技術と従来技術の性能比較試験(打込み試験、樹脂注入試験)の結果を、表、図に示す
新技術と従来技術の性能比較試験 結果 (建材試験センター)
 新技術 従来技術 試験 試験日 
打込み試験の結果 測定箇所9箇所全部のモルタル板が割れないことを確認 測定箇所全部のモルタル板が割れたことを確認 一般財団法人建材試験センター 2014年2月10日 
樹脂注入試験の結果 測定箇所3箇所全てで確実に注入できたことを確認 測定箇所3箇所内2箇所で注入不良を確認 一般財団法人建材試験センター 2014年4月11日 

新技術と従来技術 性能比較概要
適用条件
@自然条件
・気温5℃以上
・降雨、降雪時及び結露が無い環境下であること

A現場条件
・特別な専用機材を使用しない為、支障物等制約はない
・足場及びゴンドラでの作業スペースは幅60cm以上が望ましい

B技術提供可能地域
・技術提供可能地域については制限なし

C関係法令等
・特になし
適用範囲
@適用可能な範囲
・既存RC造モルタル塗り仕上げ外壁改修工事及び同タイル張り仕上げ外壁改修工事

A特に効果の高い適用範囲
・既存RC造モルタル塗り仕上げ外壁改修工事

B適用できない範囲
・既存RC造モルタル塗り仕上げ外壁改修工事及び同タイル張り仕上げ外壁改修工事以外の工事

C適用にあたり、関係する基準およびその引用元
・国土交通省大臣官房官庁営繕部監修「建築改修工事監理指針平成25年度版(上巻)」 324〜325頁、356〜357頁、412〜415頁、450〜451頁、453〜454頁
留意事項
@設計時
・仕上面厚を確認する
・外壁の浮きの状態を確認する
・コンクリート躯体へのピンの埋め込みは25mm以上とする
・施工ピンの本数は9本/uまたは指定部分16本/uとする

A施工時
・穿孔は湿式低騒音ドリルの使用を推奨する
・タイルへの穿孔は同中央部または目地部に施工する
・専用の打込み棒を使用する
・注入作業を行う前に、孔内部の乾燥状態を確認する
・注入箇所1箇所当りのエポキシ樹脂注入量は浮きの状況に応じて判断する
・注入部以外に付着した樹脂は適切な方法で、効果前に除去し清掃する

B維持管理等
・特になし

Cその他
・特になし
活用の効果        
比較する従来技術 注入口付アンカーピンニング部分エポキシ樹脂注入工法(既存品の注入口付アンカーピンを使用)
項  目 活用の効果 比較の根拠
経済性 向上( %) 同程度 低下( 115.91 %) 新技術は内筒拡張型の注入口付アンカーピンの導入により、製品価格が向上した為
工 程 短縮( %) 同程度 増加( %) 新技術の内筒拡張型の注入口付きアンカーピンの導入は工程に影響しない為
品 質 向上 同程度 低下 新技術は打込みにより仕上面を破壊せず、空隙部が閉じないので、正常に樹脂注入が行え、確実に壁面固定ができることが確認された為
安全性 向上 同程度 低下 新技術は、打込み時の衝撃を吸収できる構造であることが確認された為
施工性 向上 同程度 低下 新技術は打込みにより破壊された仕上面の補修が不要となり、同関連の施工管理も不要となる為
周辺環境への影響 向上 同程度 低下 新技術は打込みにより破壊された仕上面の補修が不要となり、補修作業による騒音、振動、粉塵等が発生しない為
その他、技術の
アピールポイント等
従来技術は打込みにより仕上面を破壊することが有り、空隙部が閉じて樹脂の注入不良を発生させるという課題があったが、本技術の活用により、打込みの衝撃を吸収できる為、仕上面を破壊せず、樹脂注入が確実に行えることで、安全性、品質、施工性の向上が期待できる。
コストタイプ
コストタイプの種類
並行型:B(−)型
活用効果の根拠
基準とする数量 1  単位 u 
  新技術 従来技術 向上の程度
経済性 17100円 7920円 -115.91%
工程 2日 2日 0%
新技術の内訳
項目仕様数量単位単価金額摘要
材料費、その他FSノンブレイクアンカー(長さ50mm)、他一式9580円5220円新技術品長さ50mm、1u当たり9穴
機械工具損料、注入材、現場消耗品機械工具損料、建築用エポキシ樹脂、ウエス、他一式9550円4950円新技術品長さ50mm、1u当たり9穴
人工代、特殊技能代、技術管理費、その他穿孔=湿式低騒音ドリル、注入=一般ノズル、他一式9770円6930円新技術品長さ50mm、1u当たり9穴
従来技術の内訳
項目仕様数量単位単価金額摘要
材料費、機械工具損料既存品注入口付アンカーピン、振動ドリル消耗品、他一式9330円2970円既存品長さ50mm、1u当たり9穴
注入材、現場消耗品建築用エポキシ樹脂、ウエス、エポキシシンナー、他一式9220円1980円既存品長さ50mm、1u当たり9穴
人工代、技術管理費穿孔=振動ドリル、注入=一般ノズル、他一式9330円2970円既存品長さ50mm、1u当たり9穴
特許・実用新案
種  類 特許の有無 特許番号
特  許
有り 出願中 出願予定 無し
  
特許詳細
特許番号
【出願中】
特願2013-122138号 注入口付アンカーピン、これを用いたピンニング工法およびネットバリヤー工法 実施権
通常実施権 専用実施権
特許権者 FSテクニカル株式会社 
実施権者 ― 
特許料等 ― 
実施形態 ― 
問合せ先 東京都葛飾区高砂1-22-15 電話03-5671-3134 
実用新案 特許の有無
有り 出願中 出願予定 無し
備 考   
第三者評価・表彰等
  建設技術審査証明 建設技術評価
証明機関    
番   号    
証明年月日    
URL    
その他の制度等による証明
制度の名称    
番   号    
証明年月日    
証明機関    
証明範囲    
URL    
評価・証明項目と結果
証明項目 試験・調査内容 結果



施工単価
施工条件

共通:施工場所⇒東京都千代田区
新技術:注入口付アンカーピンニング部分エポキシ樹脂注入工法(内筒拡張型の注入口付アンカーピン(FSノンブレイクアンカー)を使用)
従来技術:注入口付アンカーピンニング部分エポキシ樹脂注入工法(既存品の注入口付アンカーピンを使用)

積算条件
【算出条件】
共通:施工本数⇒一般部分は9本/u(出展:改修工事監理指針平成25年度版(上巻))

【FSノンブレイクアンカーの積算条件】
新技術ピン6Ф仕様、長さ50mmの設計単価=1900円(材工共、1穴当り、円・税別) (出展:自社基準、積算2016年 東京)

【従来技術の積算条件】
従来技術ピンの設計単価(材工共、1穴当たり・円・税別)=単価880円 (出展:建築施工単価2016年冬号 、積算2016年 東京)
FSノンブレイクアンカー 長さ50mm、1u当り 設計価格内訳(税別)
項目 仕様 数量 単位 単価(円) 金額(円) 
材料費、その他  FSノンブレイクアンカー、他一式 9 穴 580 5220 
機械工具損料、注入材、現場消耗品 機械工具損料、建築用エポキシ樹脂、ウエス、他一式 9 穴 550 4950 
人工代、特殊技能代、技術管理費、その他 穿孔=湿式低騒音ドリル、注入=一般ノズル、他一式 9 穴 770 6930 
         合計=17100/1u当り 
歩掛り表あり 標準歩掛, 暫定歩掛, 協会歩掛, 自社歩掛)
施工方法
【事前調査】
・仕上面厚を確認する
・外壁の浮きの状態を確認する

【マーキング】
・テストハンマー等で打音の確認をする
・チョーク又はテープにより剥離部をマーキングする

【施工】
1穿孔(湿式低騒音ドリルの使用を推奨)
2孔内清掃(穿孔と同時に吸引の場合は省略可能)
3アンカーピンの挿入
4アンカーピンの打込み
5打込み棒によるアンカーピン先端の開脚
6手動式注入器による注入
7打診棒による注入の確認
8仕上面をエポキシパテ等で施工・・・・2日で完了
FSノンブレイクアンカー 施工工程
日 工程 
1日目 @穿孔(湿式低騒音ドリルの使用を推奨) 
1日目 A孔内清掃(穿孔と同時に吸引の場合は省略可能) 
1日目 Bアンカーピンの挿入 
1日目 Cアンカーピンの打込み 
1日目 D打込み棒によるアンカーピン先端の開脚 
2日目 E手動式注入器による注入 
2日目 F打診棒による注入の確認 
2日目 G仕上面をエポキシパテ等で施工・・・・2日で完了 
施工完了後 打込みにより仕上面が破壊しないので、補修が不要(騒音、振動、粉塵が発生しない) 

 
今後の課題とその対応計画
@今後の課題
・特になし

A対応計画
・特になし
収集整備局 関東地方整備局
開発年 2014 登録年月日 2017.03.13 最終更新年月日 2017.03.13
キー 
ワード
安全・安心、環境、公共工事の品質確保・向上
自由記入
打込みによる衝撃を吸収できる内筒拡張型の構造 空隙部が閉じない 樹脂注入が確実に行え、壁面固定ができる
開発目標
施工精度の向上、安全性の向上、品質の向上
開発体制
単独 産、 官、 学) 共同研究 産・産、 産・官、 産・学、 産・官・学)
開発会社 FSテクニカル株式会社
問合せ先 技術 会 社 FSテクニカル株式会社
担当部署 代表取締役社長 担当者 藤田 正吾
住 所 〒125-0054 東京都葛飾区高砂1-22-15
TEL 03-5671-3134 FAX 03-5671-3090
E−MAIL hirano@fs-tec.co.jp
URL http://www.fs-tec.co.jp/
営業 会 社
担当部署 担当者
住 所
TEL FAX
E−MAIL
URL
問合せ先
番号会社担当部署担当者住所
TELFAXE-MAILURL
実績件数
国土交通省 その他公共機関 民間等
0件 0件 2件
実験等実施状況
新技術と従来技術 打込みによる性能比較試験
1.試験実施日=2014年2月10日
2.試験場所=一般財団法人建材試験センター
3.目的=新技術、従来技術の打込みによる性能比較
4.試験方法=コンクリート基板(JIS A 5371、塗装・境界ブロック類、600mm×150mm×150mm)1体の上ににすきまゲージを3体設置し、その上にモルタル板(JIS R5201、150mm×150mm、厚さ5mm、7mm、9mm)3枚を固定したものに3箇所湿式二軸低騒音ドリルで穿孔したものを母材とした。母材に各々、試験体(FSノンブレイクアンカーおよび比較品アンカー)を打込んだ
5.試験結果=FSノンブレイクアンカーはモルタル板厚5mm、同7mm、同9mm、各々3箇所測定、すべての箇所でモルタル板の割れは認められなかった。一方、比較品アンカーはモルタル板厚5mm、同7mm、同9mm、各々3箇所測定、すべての箇所でモルタル板の割れが認められた
6.考察=新技術は打込みによる衝撃を本体拡張部内周に添設したカラーが吸収することで仕上面が破壊されないが、従来技術は打込みによる衝撃を吸収できないことから仕上面が破壊される。打込み試験の結果、新技術は従来技術と比較して、品質性能の向上を確認した

新技術と従来技術 樹脂注入による性能比較試験
1.試験実施日=2014年4月11日
2.試験場所=一般財団法人建材試験センター
3.目的=新技術、従来技術の樹脂注入による性能比較
4.試験方法=コンクリート基板(JIS A 5371、塗装・境界ブロック類、600mm×150mm×150mm)1体の上にすきまゲージ6体を設置し、その上にアクリル板3枚を固定したものに各々3箇所、湿式二軸低騒音ドリルで穿孔したものを母材とした。母材に各々、試験体(FSノンブレイクアンカーおよび比較品アンカー)を打込んだ後、試験体の注入口から1.0Mpaの圧力で接着剤(建築補修用エポキシ樹脂)を注入した。
5.試験結果=FSノンブレイクアンカーは測定箇所3箇所全てに、注入圧力1.0Mpa以下でコンクリート基板とアクリル板との隙間から接着剤が溢れた。一方、比較品アンカーは測定箇所1箇所では注入圧力1.0Mpa以下でコンクリート基板とアクリル板との隙間から接着剤が溢れたが、他の2箇所では注入圧力1.0Mpaをかけた状態で10秒間静止したが、接着剤の拡がりは34.8mm、29.7mmであり、樹脂の注入不良が発生した
6.考察=樹脂注入試験の結果、新技術は従来技術と比較して、品質性能の向上を確認した
<参考試験>新技術 引張試験測定結果 (建材試験センター)
試験体番号 最大荷重 試験後破壊状況 
1 3820N アンカーピンのネック部分の破断 
2 3270N アンカーピンのネック部分の破断 
3 3530N アンカーピンのネック部分の破断 
平均 3540N   
 *従来技術の引抜強度基準値=1500N(出展:建築改修工事監理指針)   
試験=一般財団法人建材試験センター    
試験日=2016年5月2日    


性能比較試験 結果 (建材試験センター)
添付資料等 添付資料
「添付資料1」建築施工単価2016年冬号抜粋
「添付資料2」鋼材検査証明書
「添付資料3」品質性能試験報告書
「添付資料4」品質性能試験報告書
「添付資料5」品質性能試験報告書
「添付資料6」建築改修工事監理指針平成25年度(上巻)抜粋
「添付資料7」FSノンブレイクアンカーリーフレット
参考文献
建築改修工事監理指針平成25年度(上巻)
その他(写真及びタイトル)

FSノンブレイクアンカー作業手順書

 

 


詳細説明資料(様式3)の様式はExcelで表示されます。