ものづくり
日本大賞
国土技術
開発賞
建設技術
審査証明


他機関の
評価結果

















            

2018.05.25現在
技術
名称
トータク簡易排水装置 
事後評価済み技術
(2016.10.14)
登録No. KT-100033-VE
事前審査 事後評価 技術の位置付け(有用な新技術)
試行実証評価 活用効果評価 推奨
技術
準推奨
技術
評価促進
技術
活用促進
技術













(2016.10.14〜)
旧実施要領における技術の位置付け
活用促進
技術(旧)
設計比較
対象技術
少実績
優良技術
 



 
活用効果調査入力様式 適用期間等
-VE
活用効果調査は不要です。(フィールド提供型、テーマ設定型で活用する場合を除く。)
-VE評価:平成28年10月14日〜

上記※印の情報と以下の情報は申請者の申請に基づき掲載しております。 申請情報の最終更新年月日:2016.10.14
副    題 橋梁 伸縮装置遊間部からの漏水を集水し迂回排水する工法(橋梁 遊間部 簡易排水工法) 区分 製品
分 類 1 橋梁上部工 − 橋梁用伸縮継手装置設置工  
分 類 2 付属施設 − 橋梁付属施設設置工 − その他 
分 類 3 道路維持修繕工 − 橋梁補修補強工 − その他 
分 類 4 道路維持修繕工 − 橋梁付属物清掃工  
分 類 5 橋梁上部工 − 橋梁排水管設置工  
概要
@何について何をする技術なのか?

・橋梁 伸縮装置遊間部からの漏水を橋の下側から集水し、迂回集排水する工法


A従来はどのような技術で対応していたのか?

・伸縮装置非排水工(弾性シール材充てん工法)
・排水型伸縮装置を非排水化するために、伸縮装置内に弾性シール材を充てんして止水する工法


B公共工事のどこに適用できるのか?

・伸縮継手非排水工
・橋梁補修補強工
・橋梁用伸縮継手設置工


Cその他
・製品の材料を塩ビではなく、耐寒性が優れ軽量なポリエチレンにしたことで、冬季のおける耐久性が向上した。また、軽量であることにより、施工時の安全性が向上した。

トータク簡易排水装置 設置概要図
新規性及び期待される効果
@どこに新規性があるのか?(従来技術と比較して何を改善したのか?)

・伸縮装置からの漏水を遊間部内の充てん材で止水していたことを、本製品と別売のフレキシブル排水管で集排水するように変えた。
・橋面上の施工から橋の下側からの施工に変えた。
・製品の固定にプライマーなどの溶剤を使用せず、一般的なボルト、ナット等で機械的に固定するように変えた。
・排水勾配が取れない雨樋に対し、製品自体に大きな排水勾配を設けた構造にした。
・製品幅しか集水できない雨樋に対し、広く集水できる構造(付属パネルを併用)にした。



A期待される効果は?(新技術活用のメリットは?)

・集排水するように変えたことにより、橋の伸縮・振動による影響を受けなくなり、耐久性(止水性の維持)が向上した。
・橋の下側からの施工に変えたことにより、交通規制の制約がなくなり、安全性が向上した。
・橋の下側からの施工に変えたことにより、交通規制の制約がなくなり、工程が短縮した。
・一般的なボルト、ナット等で機械的に固定するように変えたことで、特殊作業や熟練作業が不要で、少量の雨天や温度条件を問わずに施工が可能となり、施工性が向上した。
・大きな排水勾配構造により、土砂の堆積が生じにくくなった。
・広く集水できることにより、橋下側の鋼材部への雨水飛散を極力防止できるようになった。
 
適用条件
@自然条件
・強雨時は作業不可。(橋面に降水した雨水が遊間部より漏水しない程度の雨量であれば作業可能)

A現場条件
・製品を設置する作業スペースが必要(主桁がない場所で、幅0.6m×長さ:制限なし×高さ1.6m程度)

B技術提供可能地域
・技術提供地域については制限なし。

C関係法令等
・特になし。
適用範囲
@適用可能な範囲
・橋梁伸縮装置付近の床版下面(橋台部や橋脚部とも)の桁間部および地覆部。
・設置作業箇所の高さは2mまでとする。(それ以上でおこなう場合は、足場など安全な作業床を設けること)

A特に効果の高い適用範囲
・プレートガーダー橋、ラーメン橋などの鋼道路橋

B適用できない範囲
・製品の大きさによる制限(桁端遊間部が100mm以下、床版遊間部長が400mm以上の橋)

C適用にあたり、関係する基準およびその引用元
・特になし
留意事項
@設計時
・ 伸縮装置床版遊間長に橋の伸縮量を加算した最大遊間長が製品の有効幅(400ミリ)以下であり、製品の適用範囲内であることを確認する。
・ 伸縮装置床版遊間長から橋の伸縮量を減算した最少遊間長が製品の有効幅(100ミリ)以上であり、製品の適用範囲内であることを確認する。
・ 橋以外の添架物(水道管、電線管など)の有無を調査し、有りの場合は製品が設置できるかを確認する。

A施工時
・製品の設置は手順書を遵守すること。
・設置作業箇所の高さは2mまでとする。(それ以上でおこなう場合は、足場など安全な作業床を設けること)
・高所作業車の例 : 支承付近まで上下できるトラック式バケット(2名乗り)、参考バケット寸法(1000〜1200ミリ×700ミリ)
・製品本体取り付け用アンカーの打設位置に鉄筋がある場合は、製品の取り付け位置を
ずらすか、アンカーの位置をずらし、それに合わせてアンカーボルト用の孔を製品本体に
開孔する必要があります。(製品本体は樹脂性なので製品の開孔は容易な作業です)

B維持管理等
・特になし

Cその他
・特になし
活用の効果        
比較する従来技術 伸縮装置非排水工(弾性シール材充てん工法)
項  目 活用の効果 比較の根拠
経済性 向上( 11.25 %) 同程度 低下( %) 交通規制が不要で施工費が低減することにより経済性が向上
工 程 短縮( 50 %) 同程度 増加( %) 交通規制を伴わず、橋下側から幅員をまとめて施工により工程短縮
品 質 向上 同程度 低下 現場施工でなく、工場生産品なので施工品質が向上
安全性 向上 同程度 低下 軽量であり取り扱いが容易。橋面の作業が必要ない。
施工性 向上 同程度 低下 少量の雨天ならば施工が可能。熟練工や特殊な機械・工具が不要
周辺環境への影響 向上 同程度 低下  
その他、技術の
アピールポイント等
伸縮装置から漏水する雨水を止水するのでなく、集水した後、問題ない場所まで別売のフレキシブル管で配管して排水する考え。支承付近の鋼材が腐食する環境を改善することで橋梁の長寿化に寄与できる。
コストタイプ
コストタイプの種類
発散型:C(+)型
活用効果の根拠
基準とする数量 10  単位 m 
  新技術 従来技術 向上の程度
経済性 1839000円 2072100円 11.25%
工程 1日 2日 50%
新技術の内訳
項目仕様数量単位単価金額摘要
トータク簡易排水装置(標準支持金具、付属パーツ含む)W=200o L=1000o10m136500円1365000円 
TACブリッジパイプ(別売)φ10012m4400円52800円 
TACブリッジパイプ直管継手(別売)φ10032600円7800円 
ワイヤーバンド(別売)φ10031000円3000円 
サドルバンド(別売)φ10091600円14400円 
伸縮装置清掃工-1箇所400円400円 
簡易排水装置設置工-10m14940円149400円 
排水管設置工-12m3900円46800円 
鉄筋探査-10m19940円199400円 
従来技術の内訳
項目仕様数量単位単価金額摘要
止水材-10m47050円470500円 
支持金具-100140円14000円 
交通規制-10m17770円177700円 
伸縮装置清掃(装置調整含む)-10m115740円1157400円 
止水材設置工-10m17180円171800円 
支持金具設置-10m8070円80700円 
特許・実用新案
種  類 特許の有無 特許番号
特  許
有り 出願中 出願予定 無し
  
特 許 詳 細  
特許情報無し
実用新案 特許の有無
有り 出願中 出願予定 無し
備 考   
第三者評価・表彰等
  建設技術審査証明 建設技術評価
証明機関    
番   号    
証明年月日    
URL    
その他の制度等による証明
制度の名称    
番   号    
証明年月日    
証明機関    
証明範囲    
URL    
評価・証明項目と結果
証明項目 試験・調査内容 結果



施工単価

・片側1車線、伸縮装置長10m、橋桁長30mの橋梁とします。
・設置作業箇所の高さは2mまでとする。(それ以上の場合は、足場など安全な作業床を設けること。この費用は含めていない。)
・従来技術の施工は、橋の幅員を半分ずつ交通規制し1日あたり1車線ずつ計2日間施工したと想定(道路設計要領・設計編参照) 新技術は橋下側より1日で施工したと想定。
・従来技術、新技術ともに昼間施工。
・従来技術は橋面での交通規制をおこなうものとし、新技術は橋下側からの施工により交通規制をおこなわないものとする。
・従来技術は床版遊間長225oの伸縮装置10mの内部に止水材を設置するとし、
新技術は伸縮装置付近の床版下側にトータク簡易排水装置を10m設置するものとする。
また、トータク簡易排水装置から、フレキシブル排水管(各4m、計12m)を3本配管するものとする。
・積算費は直接工事費であり、鉄筋調査以外の調査費、設計費、管理費等は含めない。
・H20年度公共工事設計労務単価、建設物価H21/2、土木コスト情報2009/01参照、トータク簡易排水装置設置工は自社歩掛、全ての単価は地区/東北(宮城県)に準拠。
・現場条件によって、施工単価は変わります。
H21年度 設計価格
 規格 単価  備考 
トータク簡易排水装置 W=200 L=1000 136500円/個 各型番共通。標準支持金具、付属パーツ費含む 
TACブリッジパイプ(別売) φ100 4400円/m  
TACブリッジパイプ直管継手(別売) φ100 2600円/個 ブリッジパイプ同士の接続継手 
TACブリッジパイプ 塩ビアダプター差口(別売) φ100 2600円/個 塩ビ管 ゴム輪受口との接続継手 
TACブリッジパイプ 塩ビアダプター受口(別売) φ100 2600円/個 塩ビ管との接続継手 
ワイヤーバンド(別売) φ100 1000円/個 簡易排水装置とブリッジパイプの接続固定金具 SUS製 
サドルバンド(別売) φ100 1600円/セット サドル1個、アンカーボルト2個、SUS製 
歩掛り表あり 標準歩掛, 暫定歩掛, 協会歩掛, 自社歩掛)
施工方法
1)鉄筋探査試験
・アンカーボルト打設位置を設け、その箇所の鉄筋かぶりを測定する
・製品に付属しているアンカーボルトの削孔深さに対し、支障がないかを確認する

2)伸縮装置内部の清掃(橋梁付属物清掃工)
・伸縮装置内部に大きなゴミがあれば除去する

3)トータク簡易排水装置設置工
・アンカーボルト打設位置を確認(施工写真@)
・アンカーボルトを打設(施工写真A)
・簡易排水装置を組み立てる(施工写真B)
・簡易排水装置をアンカーボルトにあてがい、ナットで固定する(施工写真C)
・付属パーツを取り付ける(施工写真D)

CTACブリッジパイプ設置工
・TACブリッジパイプをTAC簡易排水装置の排水口に差し込み、ワイヤーバンドで固定する(施工写真E)
・TACブリッジパイプをサドルバンドで壁面・橋脚などに固定する
・配管長さが不足する場合は、直管継手で接続、延長する


完了


【 施工写真 】
今後の課題とその対応計画
@今後の課題
・標準金具の一層の改良をおこないます。
・設計マニュアルの策定をおこないます。

A対応計画
・標準金具は金具設置の工数が少なくなるような構造への改良を目指します。
・設計マニュアルは、様々な桁間に対して適切な製品連結数を選定でき、また、製品の設置設計をおこなえるようなものを作成します。
・いずれも2010年度に実施予定。
収集整備局 関東地方整備局
開発年 2008 登録年月日 2010.08.04 最終更新年月日 2016.10.14
キー 
ワード
安全・安心、コスト縮減・生産性の向上
自由記入
止水 工期短縮
開発目標
経済性の向上、安全性の向上、その他(工程の短縮)
開発体制
単独 産、 官、 学) 共同研究 産・産、 産・官、 産・学、 産・官・学)
開発会社 東拓工業株式会社
問合せ先 技術 会 社 東拓工業株式会社
担当部署 新規事業開発室 担当者 藤田育男
住 所 〒532-0035 大阪市淀川区三津屋南1-1-33
TEL 06-6308-6026 FAX 06-6308-6707
E−MAIL ik-fujita@totaku.co.jp
URL http://www.totaku.co.jp/
営業 会 社 東拓工業株式会社
担当部署 新規事業開発室 担当者 小西富士男
住 所 〒101-0032 東京都千代田区岩本町1-8-15イトーピア岩本町一丁目ビル1F
TEL 03-5821-8225 FAX 03-5821-8210
E−MAIL konishi@totaku.co.jp
URL http://www.totaku.co.jp/
問合せ先
番号会社担当部署担当者住所
TELFAXE-MAILURL
1    
    
実績件数
国土交通省 その他公共機関 民間等
1件 0件 0件
実験等実施状況

@施工時期 2006/08/05〜2006/09/27

A試験期間 2006年11月〜2007年4月(一旦終了後、2008年3月まで延長)

B場所 国道4号 白河橋A1

C確認者 独立行政法人 土木研究所

D試験目的と方法
1)本工法の機能性の継続性目視確認
2)本工法の収水(集水)性の確認

E試験結果
1)
簡易排水装置による排水は良好であり、凍結による割れなど、装置そのものの変状や路面排水の漏水は見られなかった。(橋の側方から吹き込まれる雨水の浸入は排除できない)

2-1)
橋面積の1/4を集水面積と仮定して、気象庁で測定された降水量に基づく計算値と、平年値に基づく推定値より算出し、実際に集水した雨水量を比較したところ、概略の月変動の傾向は捉えているが、実測値は概して計算値より少なかった。集水面積の評価については、今後更に改善が必要である。

2-2)
今回、簡易排水装置を設置したことにより、降雨後に見られた路面の伸縮装置上、地覆付近の滞水が解消された。

F考察
簡易排水装置による排水が良好であったことは、橋桁、支承への雨水の飛散を大幅に低減できることが実証できた。
これにより支承付近の鋼材が腐食する環境を改善でき、橋梁の長寿化に寄与できると考えられる。

また、路面の伸縮装置上、地覆付近の滞水が解消されたことは、冬季の路面凍結の可能性を低減でき、橋面の交通の安全性の向上に寄与できると考えられる。

G参考(引用文献)
『田中良樹,村越潤:簡易排水装置を用いた桁端部の腐食環境改善,第27回日本道路会議論文集,2007』


実験状況
添付資料等 添付資料
【添付資料1】 製品カタログ
参考文献
@田中良樹,村越潤:簡易排水装置を用いた桁端部の腐食環境改善,第27回日本道路会議論文集,2007
A田中良樹,村越潤:道路橋桁端部における腐食環境の評価と改善方法に関する検討,財団法人土木研究センター,土木技術資料,50-11,2008,PP16-19
その他(写真及びタイトル)

橋脚桁間部 施工例


橋台桁間部 施工例


フレキシブル排水管 設置状況


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