ものづくり
日本大賞
国土技術
開発賞
建設技術
審査証明


他機関の
評価結果

















            

2017.06.24現在
技術
名称
テラセル擁壁工法 
事後評価済み技術
(2016.04.05)
登録No. KT-090023-VE
事前審査 事後評価 技術の位置付け(有用な新技術)
試行実証評価 活用効果評価 推奨
技術
準推奨
技術
評価促進
技術
活用促進
技術













(2016.6.16〜)
旧実施要領における技術の位置付け
活用促進
技術(旧)
設計比較
対象技術
少実績
優良技術
 


(2012.1.30〜)

 
活用効果調査入力様式 適用期間等
-VE
活用効果調査は不要です。(フィールド提供型、テーマ設定型で活用する場合を除く。)
活用促進技術 H28.6.16〜
「V」から「VE」付与 H28.6.16〜
設計比較対象技術 H24.1.30〜

上記※印の情報と以下の情報は申請者の申請に基づき掲載しております。 申請情報の最終更新年月日:2016.06.16
副    題 ポリエチレンのハニカム構造による擁壁工法 区分 工法
分 類 1 共通工 − 擁壁工 − 石・ブロック積(張)工 − コンクリートブロック工
分 類 2 共通工 − 擁壁工 − 石・ブロック積(張)工 − 緑化ブロック工
分 類 3 共通工 − 擁壁工 − プレキャスト擁壁工 
分 類 4 共通工 − 法面工 − コンクリート法枠工 − プレキャスト法枠工
分 類 5 河川海岸 − 多自然型護岸工 − ブロック積(張)工 
概要
@何について何をする技術なのか?
・もたれ擁壁構造を高密度ポリエチレンでできたハニカム状の軽量型枠を用いて、土構造のもたれ擁壁を構築する技術である。

A従来はどのような技術で対応していたのか?
・コンクリートブロック積工

B公共工事のどこに適用できるのか?
・道路の切土法面保護工事
・法面における法面侵食防止工事
・歩道拡幅に伴う土留め工事
・切土法面の小崩落箇所の災害復旧工事

Cその他
・テラセル擁壁工法に使用する仕様は下記の製品寸法になります
展開時標準寸法
製品高さ 製品奥行き(横断方向) 製品幅(縦断方向) 
15cm 80cm 2.65m 

参考1-テラセル規格寸法図
新規性及び期待される効果
@どこに新規性があるのか?(従来技術と比較して何を改善したのか?)
・従来のコンクリート製品を高密度ポリエチレンからなる軽量なテラセルに変えた。
・テラセルはハニカム状の立体構造である。
・テラセルを階段状に積上げることで擁壁構造体を構築できる。
・剛なコンクリート壁面構造から柔な高密度ポリエチレン壁面構造に変えた。

A期待される効果は?(新技術活用のメリットは?)
・テラセルに変えたことにより、部材が軽量になり、施工性と施工時の安全性が向上した。
・ハニカム構造の拘束効果により、現地発生土や砕石など多様な中詰材が使用できる。
・コンクリートブロック積工と比べると残土処理が削減でき、壁面緑化も可能である。
・柔な高密度ポリエチレン壁面構造に変えたことにより、基礎地盤の不等沈下に追従できる。

参考2- 国土交通省 八ツ場ダム
適用条件
@自然条件
・テラセルの使用可能気温は氷点下26℃から+43℃まで

A現場条件
・通常の土工が行える現場(施工幅2.5m以上)
・ミニバックホウが入っていけない狭小な現場
・製品の仮置きに1パレット分(約1.0u)のヤードが必要

B技術提供可能地域
・技術提供地域については制限無し

C関係法令等
・特になし
適用範囲
@適用可能な範囲
・最大壁高 H=8.0m未満
・壁面勾配 1:0.1〜1:1.0
・設計安全率を満たすこと(滑動:Fs≧1.5、転倒:e≦L/6、支持力:必要支持力以上)
・使用できる現地発生土は細粒分が40%以下

A特に効果の高い適用範囲
・凍結融解材を使用するような寒冷地や塩害の影響を受ける海岸付近・温泉地帯などの特殊環境下において有効である。
・小規模な法面保護が必要な箇所
・急峻もしくは狭小で重機が入れない箇所
・災害時等の様に早急に復旧を要する緊急性の高い箇所

B適用できない範囲
・試行くさびによる断面検討により安全率を満足しない場合(滑動:Fs≦1.5、転倒:e≧L/6、支持力:必要支持力以下)
・交通荷重が直接テラセル擁壁に作用する場合

C適用にあたり、関係する基準およびその引用元
・道路土工擁壁工指針 (社)日本道路協会
・道路土工のり面工・斜面安定工指針-(社)日本道路協会
・ジオテキスタイルを用いた補強土の設計・施工マニュアル (財)土木研究センター
留意事項
@設計時
・最大壁高が8.0m未満であること。
・現地発生土使用時はH=5.0m以下であること。
・試行くさび法により断面検討を行うこと。
・H=5.0mを超える場合には中詰材に砕石を使用する。
・湧水のある場合は中詰材に使用する砕石の位置や使用量を検討するなどの湧水対策の設計を行うこと。
・天端部分にクラックが懸念される際は天端付近にジオグリッドまたはジオテキスタイルを敷設する。
・中詰材の細粒分の含有率は40%以下の土質材料とする。
・中詰材が岩石材料の場合、最大寸法は80mm以下の材料とする。

A施工時
・中詰材の撒き出しはテラセル天端より2〜3cm程度高く撒き出し、転圧時にテラセルを損傷させないようにする。

B維持管理等
・特になし

Cその他
・現地に納入されたテラセルを展開し、展開時標準寸法を確保する。
活用の効果        
比較する従来技術 コンクリートブロック積工
項  目 活用の効果 比較の根拠
経済性 向上( 7.02 %) 同程度 低下( %) 使用部材数と工程が減ることにより、材工費で経済性が向上
工 程 短縮( 57.14 %) 同程度 増加( %) コンクリート基礎工、養生が不要のため工期短縮
品 質 向上 同程度 低下 工場製品のため品質は同程度
安全性 向上 同程度 低下 製品は軽く、重機作業が減るため安全性が向上
施工性 向上 同程度 低下 普通作業員で施工できるため施工性が向上
周辺環境への影響 向上 同程度 低下 重機作業が減るため、CO2削減や騒音の減少により向上
その他、技術の
アピールポイント等
軽量部材のため、重機の使用が減ることに加え、急峻地や狭小地でも運搬・施工が可能である。また、現地発生土を使用することで、残土処理の削減や緑化が可能である。
コストタイプ
コストタイプの種類
並行型:B(−)型
活用効果の根拠
基準とする数量 30  単位 u 
  新技術 従来技術 向上の程度
経済性 598392.5円 643542.14円 7.02%
工程 3日 7日 57.14%
新技術の内訳
項目仕様数量単位単価金額摘要
擁壁工テラセル(壁高H=3.0m、施工延長L=10.0m)30u14000円420000円材料費
鉄筋D19×1.0m135kg60円8100円材料費
砕石クラッシャラン9.2m32800円25760円材料費
テラセル展開テラセル30u640.4円19212円歩掛
充填・転圧テラセル30u3939.5円118185円歩掛
鉄筋打設D19×1.0m135kg37.3円5035.5円歩掛
諸雑費テラセル30u70円2100円テラセル材料費×0.5%
従来技術の内訳
項目仕様数量単位単価金額摘要
ブロック積工1:0.5(壁高H=3.0m、施工延長L=10.0m)33.54u11700円392418円材工費
胴込・裏込コンクリート10cm8.05m314100円113505円材工費
天端コンクリート18-8-251.08m333461円36137.88円材工費
基礎コンクリート18-8-401.1m342541円46795.1円材工費
裏込材投入工0-40mm10.06m5436円54686.16円材工費
特許・実用新案
種  類 特許の有無 特許番号
特  許
有り 出願中 出願予定 無し
特開2008-75389、特開2008-138446  
特 許 詳 細  
特許情報無し
実用新案 特許の有無
有り 出願中 出願予定 無し
備 考   
第三者評価・表彰等
  建設技術審査証明 建設技術評価
証明機関    
番   号    
証明年月日    
URL    
その他の制度等による証明
制度の名称    
番   号    
証明年月日    
証明機関    
証明範囲    
URL    
評価・証明項目と結果
証明項目 試験・調査内容 結果



施工単価
・自社歩掛にもとづく標準材工費になります。
・H=5.0m未満、法面勾配1:0.3〜1:0.5、材料の小運搬が不要、作業スペースが確保できる現場を標準材工費とした積算となります。
・すべて人力で施工する場合は別途計上となります。
・湧水対策が必要な場合は別途計上となります。
・歩掛は自社歩掛によって算出します。
材工費参考例(壁高H=3.0m、延長L=10.0m、法面勾配1:0.5)
工種 仕様 数量 単位 単価 金額 備考 
擁壁工 テラセル 30 u 14000 420000 材料費 
鉄筋 D19×1.0m 135 kg 60 8100 材料費 
砕石 クラッシャラン 9.2 m3 2800 25760 材料費 
テラセル展開 テラセル 30 u 640.4 19212 歩掛 
テラセル充填・転圧 テラセル 30 u 3939.5 118186 歩掛 
鉄筋打設 D19×1.0m 135 kg 37.3 5040 歩掛 
諸雑費 テラセル 30 u 70 2100 テラセル材料費×0.5% 
歩掛り表あり 標準歩掛, 暫定歩掛, 協会歩掛, 自社歩掛)
施工方法
1・テラセルを補助枠で展開
2・敷設位置に設置
3・縦断方向はテラセルを接続
4・テラセル内部に砕石もしくは発生土を充填
5・中詰材を充填後、高さ15cmごとにプレートコンパクター等によって転圧
6・法面部は入念に転圧
7・砕石層と発生土の間には吸出し防止材を敷設
8・所定の位置にD19×1.0mを打設
9・天端部はジオグリッドを敷設し、クラックの発生を防止
10・天端に植生土のうを設置
11・施工完成


参考3-施工フロー
今後の課題とその対応計画
@課題
・テラセル擁壁工法の技術データの蓄積
・テラセルによる拘束効果を使用した設計方法
・耐震性能の確認

A計画
・排水能力や変形の現地追跡調査
・模型試験による拘束効果の測定
・振動台試験による耐震実験
収集整備局 関東地方整備局
開発年 2006 登録年月日 2009.06.17 最終更新年月日 2016.06.16
キー 
ワード
安全・安心、環境、コスト縮減・生産性の向上
自由記入
軽量部材 緑化可能 発生土再利用
開発目標
経済性の向上、安全性の向上、周辺環境への影響抑制
開発体制
単独 産、 官、 学) 共同研究 産・産、 産・官、 産・学、 産・官・学)
開発会社 東京インキ株式会社・株式会社日本ランテック
問合せ先 技術 会 社 東京インキ株式会社
担当部署 加工品営業本部 生産技術部 担当者 雨宮 盛児
住 所 〒114-0012 東京都北区田端新町2-7-15
TEL 03-5855-7126 FAX 03-5855-6232
E−MAIL dobokugijyutu@tokyoink.co.jp
URL http://www.tokyoink.co.jp/
営業 会 社 東京インキ株式会社
担当部署 加工品営業本部 加工品営業 担当者 関山 徹
住 所 〒114-0012 東京都北区田端新町2-7-15
TEL 03-5692-7337 FAX 03-3810-3670
E−MAIL to-sekiyama@tokyoink.co.jp
URL http://www.tokyoink.co.jp
問合せ先
番号会社担当部署担当者住所
TELFAXE-MAILURL
1東京インキ株式会社札幌営業所新目 陽平北海道札幌市東区北二十条東18-2-1
011-784-7772011-784-7773  
2東京インキ株式会社仙台営業所平岡 勝宮城県仙台市青葉区木町通2-1-18ノース・コアビル4F
022-274-3531022-274-3533  
3東京インキ株式会社新潟営業所安田 豊新潟県新潟市中央区東大通1-2-25北越第1ビル9F
025-245-3141025-245-3145  
4東京インキ株式会社名古屋支店安達 英志愛知県名古屋市西区赤城町112
052-503-3321052-503-6315  
5東京インキ株式会社大阪支店吉村 博重大阪府大阪市天王寺区玉造本町1-28
06-6761-007106-6764-5546  
6東京インキ株式会社広島営業所中本 克樹広島県廿日市市下平良1-5-13
0829-34-41000829-34-4300  
7東京インキ株式会社高松営業所奴賀 隆香川県高松市伏石町2153-2
087-866-7007087-866-7006  
8東京インキ株式会社福岡支店有岡 義明福岡県大野城市御笠川3-13-5
092-503-5161092-503-9246  
実績件数
国土交通省 その他公共機関 民間等
5件 59件 7件
実験等実施状況
【概要】
テラセルは使用する中詰材によってテラセルに作用する載荷重が異なることから、砕石・砂質土・粘性土の3種類をそれぞれ充填し、一軸圧縮試験を実施することで強度限界の検証を実施した。

【試験場所】
八戸工業大学

【試験立会】
八戸工業大学 環境建設工学科 熊谷浩二
八戸工業大学 環境建設工学科 金子賢治
東京インキ株式会社

【試験日】
2006年5月

【試験内容】
試験方法:テラセル(1セル)が破断するまで一軸圧縮試験機で載荷
使用製品:テラセルTW-150MP(擁壁タイプh=150mm)
中詰材:砕石(C40)、砂質土(標準砂)、粘性土(八戸ローム:自然含水比で12日養生)の3種類を使用

【試験結果】
砕石>砂質土>粘性土の順に異なる値を示した(下表の一軸圧縮試験結果一覧表を参照)。

【考察】
試験結果より、擁壁の使用用途によって中詰材の変形量と圧縮力を考慮し、テラセルの限界強度と適用範囲を検討していかなければならない。また、法面保護・路盤補強・構造物基礎にテラセルを使用する場合も、現地状況や必要とされる機能を満たすように中詰材の選択を行わなければならない。
一軸圧縮試験結果一覧表
テラセル 砕石 砂質土 粘性土 
破断時の荷重(kN) 133.3 67.4 10.8 
1セルあたりの荷重(kN/u) 2666.7 1348.9 216.7 


参考4-圧縮試験状況
添付資料等 添付資料
【添付資料1】テラセル擁壁工法積算資料
【添付資料2】ジオセルを用いた斜面補強に関する基礎的研究
【添付資料3】テラセルカタログ
【添付資料4】実績表
【添付資料5】テラセルの耐久性についての見解
【添付資料6】テラセル検査方法
【添付資料7】テラセル技術資料
【添付資料8】自社施工例
【添付資料9】運搬時に発生するCO2排出量の算出
【添付資料10】自社製造規格
【添付資料11】工場検査
【添付資料12】現場密度試験
【添付資料13】出来形管理図表
【添付資料14】テラセル一軸圧縮試験
【添付資料15】施工可能気温
【添付資料16】施工箇所付近の気温データ
参考文献
道路土工擁壁工指針-(社)日本道路協会
道路土工のり面工・斜面安定工指針-(社)日本道路協会
ジオテキスタイルを用いた補強土の設計・施工マニュアル-(財)土木研究センター
その他(写真及びタイトル)

参考5-テラセル製品図(展開時)


参考6-施工事例(緑化状況)


参考7-施工事例(法面保護)


詳細説明資料(様式3)の様式はExcelで表示されます。