ものづくり
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国土技術
開発賞
建設技術
審査証明


他機関の
評価結果

















            

2018.09.26現在
技術
名称
「アイラトビカズラ」による緑化システム 
事後評価未実施技術 登録No. KK-130001-A
事前審査 事後評価 技術の位置付け(有用な新技術)
試行実証評価 活用効果評価 推奨
技術
準推奨
技術
評価促進
技術
活用促進
技術













旧実施要領における技術の位置付け
活用促進
技術(旧)
設計比較
対象技術
少実績
優良技術
 



 
活用効果調査入力様式 適用期間等
-A
活用効果調査入力システムを使用してください。

上記※印の情報と以下の情報は申請者の申請に基づき掲載しております。 申請情報の最終更新年月日:2013.04.12
副    題 誘引金物に常緑巻つる植物を使用した壁面緑化 区分 工法
分 類 1 環境対策工 − 景観対策工  
分 類 2 建築 − 植栽工事  
分 類 3 付属施設 − 道路植栽工 − 植樹工 
概要
@何について何をする技術なのか?

・壁面緑化に広範囲に緑化面を製作する技術。

・緑化面に誘引金物設備を構築し、急成長する常緑巻つる性植物
アイラトビカズラを登はんさせる工法。


A従来はどのような技術で対応していたのか?

・緑化面に誘引金物設備を構築し、付着根、巻きつる、巻きひげ植物を
絡ませて壁面緑化を行う技術。


B公共工事のどこに適用できるのか?

・コンクリート擁壁

・遮音壁・高架橋橋脚

・ビル外壁

・公共施設等の境界壁 への壁面緑化



Cその他

・アイラトビカズラは、マメ科植物で根に根粒菌(こんりゅうきん)を形成し、その中で
大気中の窒素をニトロゲナーゼによって還元してアンモニア態窒素に変換し、
宿主へと供給するいわゆる共生的 窒素固定を行う土壌微生物をもち、根粒内には
宿主から光合成産物が供給されることにより、共生関係が成立している。根粒を持ち
根粒菌と細菌が共生しているので、 自ら肥料を作る植物でやせ地土壌を改良し
地力増強するので痩せている土壌でもよく育つ。石灰質土壌の他、過酷な土壌条件下でも
生育可能である。

成長速度・緻密性
新規性及び期待される効果
@どこに新規性があるのか?(従来技術と比較して何を改善したのか?)

・従来技術
誘引金物設備に付着根、巻きつる、巻きひげ植物を絡ませて壁面緑化を行う技術。

・改善
使用する植物を変え、急成長する常緑巻つる性植物和名アイラトビカズラ・学名【Mucuna.sempervens Hems】、を用い
誘引金物設備だけで登はん可能、緑化面の植被率向上、成長速度が早く、短期間で広範囲の緑化面を構築する。
標準施工3株(1〜2本立)/mの植栽において、1年経過後の直被率は10〜20%、2年後は30〜50%、3年後は施工された誘引設備面内の広範囲を被覆する。

A期待される効果は?(新技術活用のメリットは?)


1年間の成長速度調査をプランターボックス(400*350*350)mmにて行った成長データーでは1年間に7メートルが得られた。
又別の容積の大きいプランター(800*350*350)では2年目には18メートル迄成長した。さらに地植えによるデーターでは
2〜3年の短期間で20メートル以上の中高層建造物壁面緑化を広範囲に被覆をしている。

1年間常緑つる性植物7種類の成長対比調査
適用条件
@自然条件

20mm/時以上の降雨時,風速10m/秒以上の強風時及び降雪時の場合は作業を中止すること。
春夏期施工で最高気温が30℃以上となる時期を避けた気温10〜30℃の範囲、秋期施工で日平均気温10℃以上が
2ヶ月続くことを目安とした時期に植栽したことを施工実績において確認した。尚、秋期施工では、日平均気温を目安としたため、
植栽時期が標準月より1ヶ月程度ズレても施工可能である。


A現場条件

・高所作業車を必要とするため、作業スペースは高所作業車が搬入出来施工が可能であるスペース3m×5m=15m2を必要とする。


B技術提供可能地域

・技術提供地域については南端は沖縄県、北限は、関東地区埼玉県までの太平洋側で温度が摂氏-3度〜摂氏50度を超えない地域。


C関係法令等

・特に無し。
適用範囲
@適用可能な範囲

コンクリート擁壁 ・遮音壁・高架橋橋脚・ビル外壁 ・公共施設等の境界壁 への壁面緑化
2〜3年の短期間で、誘引設備を設営した壁面緑化面内を広範囲に被覆完成さす。

A特に効果の高い適用範囲

使用する植物を、急成長するアイラトビカズラに変更したことにより、従来技術では出来なかった
中高層建造物(20〜30メートル)にも適応出来る


B適用できない範囲

・冬季温度が摂氏-3度以上の地域

・誘引金物が設置できない壁厚50mm以下の構造物。

・道路壁面の建築限界外。

・河川護岸等で流速の早い箇所及び水中構造物。


C適用にあたり、関係する基準およびその引用元

・国土交通省 関東技術事務所 平成18年3月 「道路壁面緑化の手引き」 V道路壁面の
計画 設計時に於ける留意事項 Vー1 道路壁面の空間特性 2)設置厚さ。
留意事項
@設計時

・潅水装置の設置。誘引金物の固定設備。

・道路壁面の建築限界を超えないこと。


A施工時

・土壌検査、透水試験、植裁客土使用。


B維持管理等

・灌水維持、害虫駆除、施肥。


Cその他

・"相良のアイラトビカズラ"は特別天然記念物に指定されている。
「壁面緑化システム」に使用する植物アイラトビカズラとは同種であるが、
使用規制はなく日本国内では生存場所は熊本県と佐賀県の2箇所にしか
自生していない。このような貴重植物の苗育成は、種属保全として貢献できる。
活用の効果        
比較する従来技術 誘引金物設備に付着根、巻きつる、巻きひげ植物を絡ませて壁面緑化を行う技術。
項  目 活用の効果 比較の根拠
経済性 向上( 4.53 %) 同程度 低下( %) 施工単価の向上。
工 程 短縮( 25 %) 同程度 増加( %) 苗植え付け数量の違い。アイラトビカズラ苗60株ヘデラ・ヘリックス苗140株
品 質 向上 同程度 低下 申請技術に使用する植物は、日本古来の既存植物である、和名:アイラトビカズラ(相良飛び葛)常緑巻つる性マメ科植物である。
安全性 向上 同程度 低下  
施工性 向上 同程度 低下  
周辺環境への影響 向上 同程度 低下 日本古来の既存植物で全てのつる性植物と混植共 存が可能であることを施工実績で 確認した。又熊本県には1,000年以上生息す同属同種の天然記念物として生存している。
その他、技術の
アピールポイント等
誘引金物を被膜し強固なものにし、蔓自体支持力を増し誘引金物を被膜し機能保持3年間維持している。
コストタイプ
コストタイプの種類
発散型:C(+)型
活用効果の根拠
基準とする数量 100  単位 m2 
  新技術 従来技術 向上の程度
経済性 1358712円 1423176円 4.53%
工程 3日 4日 25%
新技術の内訳
項目仕様数量単位単価金額摘要
一般世話役土木317700円53100円平成23年労務単価
特殊作業員墨出し・アンカー穿孔・打設315400円46200円平成23年労務単価
造園士植裁115200円15200円平成23年労務単価
普通作業員一般314500円43500円平成23年労務単価
固定金物セットアンカー226450円101700円 
金網特殊溶接金網3.6・4.5×100×1005010000円500000円サイズ1000×2000
育成基盤材植裁客土 W=0.5m H=0.3m4m37000円28000円 
肥料遅効性肥料(ハイコントロール)70g/株5.6kg500円2800円N:P:K 16:5:10
肥料高度化成肥料 200g/株16kg210円3360円N:P:K 15:15:15
アイラトビカズラ 3株/m605000円300000円 
マルチング工W=0.5m10u640円6400円 
高所作業車2t235000円70000円 
小運搬費材料費20%1188452円188452円 
従来技術の内訳
項目仕様数量単位単価金額摘要
一般世話役土木417700円70800円平成23年労務単価
特殊作業員墨出し・あんかー穿孔・打設315400円46200円平成23年労務単価
造園士植裁215200円30400円平成23年労務単価
普通作業員一般414500円58000円平成23年労務単価
ヘデラ・ヘリックス植付 3本立 7株/m1401500円210000円材工共
マルチング工w=0.5m10u640円6400円 
固定金物T型金物、セットアンカー452450円203400円 
金網(溶融亜鉛メッキ)特殊溶接金網径3.2×250×2505010000円500000円サイズ1000×2000
育成基盤材植裁客土W=0.5mH=0.4m4m37000円28000円 
肥料遅効性肥料(ハイコンとトロール)(70g/株)5.6kg500円2800円N:P:K 16:5:10
肥料高度化成肥料(200kg/株)28kg210円5880円(N:P:K 15:15:15):
高所作業車2t235000円70000円 
小運搬費材料費20%1191296円191296円 
特許・実用新案
種  類 特許の有無 特許番号
特  許
有り 出願中 出願予定 無し
  
特 許 詳 細  
特許情報無し
実用新案 特許の有無
有り 出願中 出願予定 無し
備 考  
第三者評価・表彰等
  建設技術審査証明 建設技術評価
証明機関    
番   号    
証明年月日    
URL    
その他の制度等による証明
制度の名称 経営革新計画  
番   号 神戸(県)第1842号  
証明年月日 2011.12.26  
証明機関 兵庫県  
証明範囲 1011/12〜1016/11  
URL http://web.pref.hyogo.jp/  
評価・証明項目と結果
証明項目 試験・調査内容 結果



施工単価
新技術

コンクリート擁壁壁面緑化
施工数量:100m2(L20mH5m)
使用植物:ヘデラ・ヘリックス
植付数量:140株(苗高1m)
使用金網:線形(φ3.6・4.5mm)×
網目100×100mm 1000×2000
アンカーピン:φ10*L=60mm
育成基盤設置:4m3
マルチング材:10m2
資機材運搬路 : 搬入路幅2.4mを確保。

従来技術

コンクリート擁壁壁面緑化
施工数量 :100m2(L20mH5m)
使用植物:アイラトビカズラ
植付数量: 60株(苗高1m)
使用金網:線形(φ3.6・4.5mm)×
網目100×100mm 1000×2000
アンカーピン:φ10*L=60mm
育成基盤設置:4m3
マルチング材:10m2
資機材運搬路 :搬入路幅2.4mを確保。

積算条件

諸雑費・安全費・諸経費積算には含まず。
コンクリート壁(H5m×L20m)壁面緑化
工 種 仕様 数量 単位 単価 金額 摘要 
一般世話役 土木 3 人 17700 53100 平成23年労務単価 
特殊作業員 墨出し・アンカー穿孔・打設 3 人 15400 46200 平成23年労務単価 
造園士 植裁 1 人 15200 15200 平成23年労務単価 
普通作業員 一般 3 人 14500 43500 平成23年労務単価 
固定金物 セットアンカー 226 組 450 101700   
金網 特殊溶接金網径3.6・4.5×100×100 50 枚 10000 500000 1000×2000 
育成基盤 植裁客土 W=0.5mH=0.3m 4 m3 7000 28000   
肥料 遅効性肥料(ハイコントロール)70g/株 5.6 kg 500 2800 N:P:K 16:5:10 
肥料 高度化成肥料 200g/株 160 kg 210 33600 N:P:K 15:15:15 
苗  アイラトビカズラ 60 株 5000 300000   
マルチング材 W=0.5m 10 u 640 6400  
高所作業車 2t 2 日 35000 70000   
小運搬費 材料費 1 式   188452  
合計         1358712  
歩掛り表あり 標準歩掛, 暫定歩掛, 協会歩掛, 自社歩掛)
施工方法
作業手順
1.準備工
2.アンカー墨出し
3.アンカー穿孔、打設
4.溶接金網取付
5.育成基盤設置
6.アイラトビカズラ苗植付
7.灌水
8.マルチング敷設
9.片付け
10完了




プランターボックスによる空間壁面緑化
今後の課題とその対応計画
@今後の課題

アイラトビカズラ苗の生産方法に研究課題を残す。

A対応計画

種からの発芽率改善を、神戸大学農学研究科資源生命科学専攻の指導を受ける予定。
収集整備局 近畿地方整備局
開発年 2009 登録年月日 2013.04.12 最終更新年月日 2013.04.12
キー 
ワード
環境
自由記入
アイラトビカズラ 緻密・急成長 壁面緑化
開発目標
周辺環境への影響抑制、品質の向上
開発体制
単独 産、 官、 学) 共同研究 産・産、 産・官、 産・学、 産・官・学)
開発会社 細川エクステリア株式会社
問合せ先 技術 会 社 細川エクステリア株式会社
担当部署   担当者 細川保隆
住 所 〒651-0056 兵庫県神戸市中央区熊内町4-7-5
TEL 050-3675-0025 FAX 050-3153-0735
E−MAIL hosokawa@dream-garden.co.jp
URL http://dream-garden.co.jp
営業 会 社 細川エクステリア株式会社
担当部署   担当者 細川保隆
住 所 〒651-0056 兵庫県神戸市中央区熊内町4-7-5
TEL 050-3675-0025 FAX 050-3153-0735
E−MAIL hosokawa@dream-garden.co.jp
URL http://dream-garden.co.jp
問合せ先
番号会社担当部署担当者住所
TELFAXE-MAILURL
実績件数
国土交通省 その他公共機関 民間等
0件 0件 6件
実験等実施状況
・兵庫県神戸市で2009年5月13日から1年間アイラトビカズラの生育実施調査を行った。
L:600ミリメートル迄生長させた苗を、2009年6月にプランターボックス(L:450W:450H400)に
植裁し、アイラトビカズラ植物データーとして掲載している。

・調査結果から、生長のメカニズムは、特に8月末より9月末までは1日65ミリメートルを
記録している。 他の場所で、地面に直植えした所とプランターボックス植裁を対比させると、
生長高は地植えの方は15メートルに迄生長した。

・地域には差異があるが、生息地域調査を弊社苗を植栽し独自で行った結果、日本での
最北端地は富山県、最南端は鹿児島県奄美大島になる。海外では 、フイリッピンセブ諸島現地で
種から生育させた苗をゴルフ場壁面緑化に建設した場所が最南端である。冬季気温が-3度
以上を保てば、枯れる事はなく生育している。

・華は、優曇華とも言われ何十年に一度しか咲か無いと言われるが、弊社では種から7年目に開花
NHK神戸放送局が映像により放映紹介例もある。
鹿児島県市内の屋上壁面緑化を弊社からの苗で設営した場所では2年目に開花している。
アイラトビカズラ植物生長データー
四季 冬季 生長高 春期 生長高 夏期 生長高 秋期 生長高 
 12 700 3 50 6 .800 9 1950 
 1 0 4 150 7 900 10 1800 
 2 0 5 600 8 1610 11 1000 
                
合計   700   800   3310   4750 
総合計生長高               9560 


年間生長記録
添付資料等 添付資料

【添付資料1】アイラトビカズラ植物使用緑化工事実績表

【添付資料2】弊社マニュアル"新しい植物材料の開発"

【添付資料3】従来植物使用壁面緑化100m2施工単価

【添付資料4】アイラトビカズラ使用壁面緑化100m2施工単価
参考文献
・国土交通省 関東地方整備局 関東技術事務所「道路壁面緑化の手引き」(平成18年3月)

・東京都「壁面緑化ガイドライン」(概要版)

・地球環境シリーズ都市緑化の最新技術と動向監修山田宏之発行所
株式会社シーエムシー出版

・日本古生物図鑑(北隆館)

・論文 A Revision of the Genus Mucuna (Fabaceae-Papilionoideae) in Malesia
(マレーシア産マメ科トビカズラ属の分類学的研究)
その他(写真及びタイトル)

ヘデラとアイラトビカズラの壁面緑化適合調査


アイラトビカズラの生長形態

 


詳細説明資料(様式3)の様式はExcelで表示されます。