ものづくり
日本大賞
国土技術
開発賞
建設技術
審査証明


他機関の
評価結果

















            

2019.12.09現在
技術
名称
ESネット工法 
事後評価済み技術
(2017.10.19)
登録No. KK-120057-VE
事前審査 事後評価 技術の位置付け(有用な新技術)
試行実証評価 活用効果評価 推奨
技術
準推奨
技術
評価促進
技術
活用促進
技術













(2017.10.19〜)
旧実施要領における技術の位置付け
活用促進
技術(旧)
設計比較
対象技術
少実績
優良技術
 



 
活用効果調査入力様式 適用期間等
-VE
活用効果調査は不要です。(フィールド提供型、テーマ設定型で活用する場合を除く。)
-VE 評価:平成29年10月19日〜

上記※印の情報と以下の情報は申請者の申請に基づき掲載しております。 申請情報の最終更新年月日:2017.10.19
副    題 周辺環境に優しく経済性に優れた斜面表層崩壊対策工法 区分 工法
分 類 1 共通工 − 法面工 − 地山補強工 
分 類 2 共通工 − アンカー工 − 鉄筋挿入工 
概要
@何について何をする技術なのか?
・斜面にロックボルトを等間隔で施工し、それに支圧板(ESプレート)を取付け、格子状にケーブルを連結させロックボルトのナットを締付けることで、ケーブルに張力が発生しこれらの相互作用により、地山と斜面表層部が一体化して、表層崩壊を未然に防ぐ技術である。

A従来はどのような技術で対応していたのか?
・従来は、ロックボルトを斜面に等間隔で施工して、法枠材を設置し、ラス張り後モルタル等を吹き付け充填することにより枠材を構築する吹付枠工・ロックボルト工で対応していた。既存木があれば法枠材の設置に支障をきたすため、施工前に既存木を全て伐採していた。
【課題】
・既存木を伐採しモルタル等を吹付けるため周辺環境を損ねる。
・樹木の伐採と搬出に手間がかかる。
・モルタル吹付け時に伴う粉塵が発生する。
・法枠材はセメントや砂を現場で混合して製作するため、品質のバラツキが大きい。
・特別な技術を持った熟練工(吹付工)での施工となる。

B公共工事のどこに適用できるのか?
・法面工における地山補強工事に適用可能である。
・切土法面または自然斜面の表層崩壊対策工事に適用可能である。

ESネット工法
新規性及び期待される効果
@どこに新規性があるのか?(従来技術と比較して何を改善したのか?)
・ロックボルトを格子状のケーブルで連結した。
・主ケーブルを押さえパイプと支圧板(ESプレート)により、押さえつけることができる構造になっている。
・部材構成を簡易にした。

A期待される効果は?(新技術活用のメリットは?
・地表構造物をモルタル材の枠からケーブルに変えたことにより、既存木を伐採することなく既存木を避けて施工することが可能である。
・モルタル吹付が不要となるため、モルタル吹付け時に伴う粉塵が発生しない。
・部材組立が簡易であり、法面工で一般的な工具を用いて施工できるため、(ロックボルトのナットを締めることにより、ケーブルに張力を導入することができる)、特別な技術を要する熟練工を必要としない。

斜面補強のメカニズム
適用条件
@自然条件
・強風、大雨、積雪時の施工は適さない。

A現場条件
・プラントヤード 15u(=5m×3m)
・材料の仮置きスペース 12u(=3m×4m)あれば400uの工事が可能である。

B技術提供可能地域
・日本全国技術提供可能。

C関係法令等
・特になし。
適用範囲
@適用可能な範囲
・表層崩壊の危険性がある斜面(切土法面または自然斜面)に適用する。
・すべり面深さ:3.0〜4.0m程度以下の崩壊を対象としている。
・法面勾配=1:0.5より緩い斜面に適用する。

A特に効果の高い適用範囲
既存木を残したまま施工可能であるため、緑化の重要度が高い斜面に適している。

B適用できない範囲
・すべり面深さが5mを超える大きな崩壊や地すべりには適用できない。
・ロックボルトの周面摩擦抵抗が得られない土質(N値5以下)。

C適用にあたり、関係する基準およびその引用元
・国土交通省共通仕様書
・東日本高速道路株式会社他:切土補強土工設計・施工要領、平成19年1月
・東日本高速道路株式会社他:土工管理要領、平成22年7月
・日本道路協会:道路土工切土工・斜面安定工指針(平成21年度版)、平成21年6月
留意事項
@設計時
・事前に土質調査を実施する。
・ロックボルトの打設間隔は、2.0mの千鳥配置を標準とするが、現場によって補強効果が十分に発揮できるように適切な間隔で配置しなければならない。
・ロックボルトの打設角度は、地山面に対して直角方向とする。
・削孔長は、2.0〜7.0mを標準とする。

A施工時
・地盤中に過剰な間隙水圧が発生する恐れがある場合は、水抜き工を配置する必要がある。
・ロックボルトのナット締付けは、トルクレンチを用いてトルク管理する。
・不陸がある場合は、地面とケーブルの間に隙間が出来ないように、部分的に斜面の整形(地均し)を行い、また必要に応じて「押さえアンカー」(セメントアンカー)を増し打ちして隙間が出来ない様に施工する。

B維持管理等
・ケーブルやその他部品に損傷があった場合には、損傷した部品を交換する必要がある。
・点検方法は、ロックボルトの浮き上がりの有無、ケーブルの損傷や緩みの有無、地山とESプレートの密着状態等を目視で確認する。

Cその他
特になし
活用の効果        
比較する従来技術 吹付枠工・ロックボルト工
項  目 活用の効果 比較の根拠
経済性 向上( 2.93 %) 同程度 低下( %) 部材構成を簡易にしたため工事費が減少する。
工 程 短縮( 39.22 %) 同程度 増加( %) 樹木伐採と樹木搬出が不要なため工程は減少する。
品 質 向上 同程度 低下 従来技術はセメントや砂を現場で混合して使用し、申請技術は工場製作の材料であり品質は向上。
安全性 向上 同程度 低下  
施工性 向上 同程度 低下 プラントヤードや材料の仮置きスペースが少なく、熟練工依存度において向上する。
周辺環境への影響 向上 同程度 低下 既存木を伐採せず施工ができるため緑が残り、その上ケーブルとESプレートが地表面に点在するが細く薄いため周辺環境への影響は小さい。モルタル吹付作業に伴う粉塵は発生しない。
その他、技術の
アピールポイント等
本技術は、ケーブルを配置した構造にすることにより既存木伐採やモルタル等吹付けせず斜面崩壊対策が可能となり、周辺環境への影響は少ない。既存木の伐採、搬出及び粉塵の発生を抑制できる。さらに従来技術に比べ部材構成を簡易にしたことにより施工性が向上する。
コストタイプ
コストタイプの種類
並行型:B(+)型
活用効果の根拠
基準とする数量 400  単位 m2 
  新技術 従来技術 向上の程度
経済性 8818046.8円 9084603円 2.93%
工程 40.3日 66.3日 39.22%
新技術の内訳
項目仕様数量単位単価金額摘要
芯出し工2.0m千鳥配置1161321円153236円 
削孔工削孔径φ50 3.0m11614755円1711580円 
ロックボルト挿入工D22,L=3.1m116652円75632円 
注入打設工セメントペースト1.7m3106264円180648.8円 
セメントアンカー設置工D22×1000105494円54940円端部固定補助用
ケーブル設置工φ10mm1659.8m400円663920円 
クロスクリップ,アンカークリップ設置工SKクロスクリップ、SKアンカークリップ1565164円256660円 
頭部締付け工ナット締付け116919円106604円 
頭部処理工キャップ取付け1161046円121336円 
材料費ESネット工法15493490円5493490円 
従来技術の内訳
項目仕様数量単位単価金額摘要
吹付枠工300×300390m11000円4290000円土木コスト情報 201110秋(兵庫)
吹付枠工水切りモルタルコンクリート7.64m341100円314004円土木コスト情報 201110秋(兵庫)
吹付枠工表面こて仕上げ330.8m2965円319222円土木コスト情報 201110秋(兵庫)
ラス張り工法面清掃、及びラス・アンカーピン設置400m21320円528000円土木コスト情報 201110秋(兵庫)
ロックボルト挿入工削孔長3.0m/本 軽量削孔機(足場施工)300m6900円2070000円土木コスト情報 201110秋(兵庫)
ロックボルト挿入工削孔機の上下移動812000円96000円土木コスト情報 201110秋(兵庫)
足場工2.0m×2.0m×2.0m÷2×100本200空m32400円480000円土木コスト情報 201110秋(兵庫)
ロックボルトD19×3.4m(亜鉛メッキ塗装)1001700円170000円 
ヘッドキャップ防錆油込み1003000円300000円 
支圧板t9×150×150(メッキ仕上げ)100860円86000円 
シースベルシース100930円93000円 
ワッシャーベルワッシャー(メッキ加工)1001430円143000円 
ナットコマナット(メッキ加工)100460円46000円 
スペーサーメッキ加工200530円106000円 
グラウトセメントペースト22830m31.9円43377円 
特許・実用新案
種  類 特許の有無 特許番号
特  許
有り 出願中 出願予定 無し
  
特許詳細
特許番号
【出願中】
特許出願番号:H22-273842 実施権
通常実施権 専用実施権
特許権者   
実施権者   
特許料等   
実施形態   
問合せ先 神鋼建材工業株式会社:技術部開発室 西村、森原 
実用新案 特許の有無
有り 出願中 出願予定 無し
備 考 特許出願番号:H22-273842、 ロックボルトの地上部際にケーブルを縦横方向に張設し、その上から支圧板と押さえパイプを勘合させロックボルトのナットで締付けることにより押さえパイプ下側にあるケーブルを地中に押さえ込むことにより不安定表層地盤に緊縛効果を与える。  
第三者評価・表彰等
  建設技術審査証明 建設技術評価
証明機関    
番   号    
証明年月日    
URL    
その他の制度等による証明
制度の名称    
番   号    
証明年月日    
証明機関    
証明範囲    
URL    
評価・証明項目と結果
証明項目 試験・調査内容 結果



施工単価
積算条件

@従来技術の積算条件
表層崩壊の危険性がある斜面について表層崩壊を予防することを目的とする。
・面積:400u
・吹付枠工枠断面0.3m×0.3m、枠間隔 2.0m×2.0m
・ロックボルト長3.1m (削孔長3.0m+余長0.1m)
・枠材間隔 2.0m×2.0m
・削孔地盤:砂質土
・削岩方法:削岩機による削孔(削孔径50mm)
(伐採含まず)
(足場含む)

A従来技術の施工方法
既存木を伐採し搬出する→ラスを張りを行う→芯出しを行う→ロックボルト施工する→枠材組立後、モルタル等吹付ける→ロックボルトの頭部を締付けて仕上げる。

B申請技術の積算条件
表層崩壊の危険性がある斜面について表層崩壊を予防することを目的とする。
・面積:400u
・ロックボルト長3.1m (削孔長3.0m+余長0.1m)
・主ケーブル間隔 2.0m×2.0m
・削孔地盤:砂質土
・削岩方法:削岩機による削孔(削孔径50mm)
(伐採含まず)
(足場含まず)

C申請技術の施工方法
通り芯を出してロックボルト施工する→ケーブルを張設しESプレートを取付ける→その他交点にはクリップ等を取付ける→ロックボルトの頭部を締付けて仕上げる。

D算出条件
・施工費は、「ESネット工法積算資料」により算出
・労務費は、建設物価調査会「建設物価2011年度10月号兵庫地区」より算出
・固有部材以外の材料費は、建設物価調査会「建設物価2011年度10月号兵庫地区」より算出
ESネット工法施工費(400m2当り)
工種 ロックボルト工 セメントアンカー設置工  ケーブル設置工 クリップ等設置工 
材料費 1,231,340円 46,000円 3,127,400円 1,088,750円 
施工費 2,349,037円 54,940円 663,920円 256660円 
合計 3,580,377円 100,940円 3,791,320円 1,345,410円 
歩掛り表あり 標準歩掛, 暫定歩掛, 協会歩掛, 自社歩掛)
施工方法
従来技術の施工方法
・準備工→伐採→樹木搬出→ラス張り工→芯出し工→削孔工→ロックボルト挿入工→注入工→枠組立工→枠吹付工→頭部締付工→頭部処理工→後片付け工→竣工

申請技術の施工方法
・準備工→芯出し工→削孔工→ロックボルト挿入工→注入工→セメントアンカー打設工→ケーブル設置工→ESプレート設置工→クリップ等設置工→頭部処理工→後片付け工→竣工


施工フロー
今後の課題とその対応計画
@今後の課題
特になし。
収集整備局 近畿地方整備局
開発年 2010 登録年月日 2013.01.31 最終更新年月日 2017.10.19
キー 
ワード
環境、コスト縮減・生産性の向上、公共工事の品質確保・向上
自由記入
自然斜面 表層崩壊 既存木を残す
開発目標
経済性の向上、周辺環境への影響抑制、品質の向上
開発体制
単独 産、 官、 学) 共同研究 産・産、 産・官、 産・学、 産・官・学)
開発会社 神鋼建材工業株式会社、ライト工業株式会社
問合せ先 技術 会 社 神鋼建材工業(株)
担当部署 技術部 開発室 担当者 正木 聡
住 所 〒660-0086 兵庫県尼崎市丸島町46番地
TEL 06-6418-2731 FAX 06-6418-2732
E−MAIL s-masaki@shinkokenzai.co.jp
URL http://www.shinkokenzai.co.jp
営業 会 社 神鋼建材工業(株)
担当部署 大阪支店 担当者 支店長:中村 真一
住 所 〒660-0086 兵庫県尼崎市丸島町46番地
TEL 06-6418-2701 FAX 06-6418-2780
E−MAIL e-osaka-doro@shinkokenzai.co.jp
URL http://www.shinkokenzai.co.jp
問合せ先
番号会社担当部署担当者住所
TELFAXE-MAILURL
1神鋼建材工業(株)東京支店支店長:和田 隆東京都港区東新橋2丁目3番17号(MOMENTO SHIODOME)
03-5777-295203-5777-2968e-tokyo-doro@shinkokenzai.co.jphttp://www.shinkokenzai.co.jp
2神鋼建材工業(株)北海道支店支店長:泉上 進二札幌市中央区北4条西5丁目1-3(日本生命北門館ビル)
011-221-6368011-222-7180e-sapporo@shinkokenzai.co.jphttp://www.shinkokenzai.co.jp
3神鋼建材工業(株)東北支店支店長:川端 正美仙台市青葉区本町2丁目6番35号(第七広瀬ビル)
022-263-2271022-225-5449e-tohoku@shinkokenzai.co.jphttp://www.shinkokenzai.co.jp
4神鋼建材工業(株)名古屋支店支店長:谷 鉄也名古屋市中村区名駅3-15-1(名古屋ダイヤビルディング2号館)
052-533-2757052-562-7410e-nagoya@shinkokenzai.co.jphttp://www.shinkokenzai.co.jp
5神鋼建材工業(株)九州支店支店長:浜脇奥陸男福岡市博多区博多駅中央街1-1(新幹線博多ビル6F)
092-431-8424092-474-1857e-kyusyu@shinkokenzai.co.jphttp://www.shinkokenzai.co.jp
6神鋼建材工業(株)中国営業所所長:野本 弘広島市中区八丁堀16-11 (日本生命広島第2ビル)
082-228-7339082-228-1191e-tyugoku@shinkokenzai.co.jphttp://www.shinkokenzai.co.jp
7神鋼建材工業(株)四国営業所所長:三輪 充高松市番町1丁目6番8号(高松興銀ビル)
087-823-7272087-823-7234e-sikoku@shinkokenzai.co.jphttp://www.shinkokenzai.co.jp
8ライト工業株式会社生産事業本部 防災技術部法面技術グループ九田 敬行東京都千代田区九段北4-2-35
03-3265-245403-3265-3402kuda35318@raito.co.jphttp://www.raito.co.jp
実績件数
国土交通省 その他公共機関 民間等
0件 2件 4件
実験等実施状況
1.試験実施日:平成23年8月4日

2.試験場所:ライト工業(株)宇都宮機材センター

3.目的:ESネットを現場で確実に設置可能かを確認した。

4.試験方法:平場を斜面と見立てて、ESネット工法を試験施工した。

5.試験結果:ESネット工法に使用する部材(供試体)で施工可能であることを確認した。

6.判定基準:施工性の確認のため、「安全で容易に施工可能なこと」を基準とする。

7.考察:熟練工でなくても、安全で容易に施工できることが確認できた。


試験施工状況
添付資料等 添付資料
添付資料1. ESネット工法積算資料
添付資料2. ESネット工法技術資料
添付資料3. ESネット工法施工マニュアル
添付資料4. 製品検査証明書
添付資料5. ESネット実績表
添付資料6. 押さえパイプ取付け状況写真
添付資料7. ESネット標準図
添付資料8. 工法比較検討資料
添付資料9. 外観比較写真
参考文献
・国土交通省共通仕様書
・東日本高速道路株式会社他:切土補強土工設計・施工要領、平成19年1月
・東日本高速道路株式会社他:土工管理要領、平成22年7月
・日本道路協会:道路土工切土工・斜面安定工指針(平成21年度版)、平成21年6月
その他(写真及びタイトル)

ESネット工法 施工事例(特別に金網φ2.6×50を併用)


使用材料


概要図


詳細説明資料(様式3)の様式はExcelで表示されます。