ものづくり
日本大賞
国土技術
開発賞
建設技術
審査証明


他機関の
評価結果

















            

2019.12.09現在
技術
名称
ブラスト面(素地調整1種)を形成できるハンディ動力工具『ブリストルブラスター』 
事後評価済み技術
(2018.04.26)
登録No. CG-110021-VE
事前審査 事後評価 技術の位置付け(有用な新技術)
試行実証評価 活用効果評価 推奨
技術
準推奨
技術
評価促進
技術
活用促進
技術













(2018.4.26〜)
旧実施要領における技術の位置付け
活用促進
技術(旧)
設計比較
対象技術
少実績
優良技術
 

平成27年度〜


 
活用効果調査入力様式 適用期間等
-VE
活用効果調査は不要です。(フィールド提供型、テーマ設定型で活用する場合を除く。)
平成27年04月01日〜
−VE評価  :平成30年4月26日〜
活用促進技術:平成30年4月26日〜

上記※印の情報と以下の情報は申請者の申請に基づき掲載しております。 申請情報の最終更新年月日:2018.04.26
副    題 さびや劣化塗膜等を除去し正常なブラスト面が形成でき、粉塵飛散や騒音や産廃物が少なく安全な塗装前の素地調整用動力工具 区分 機械
分 類 1 道路維持修繕工 − 橋梁補修補強工 − その他 
分 類 2 橋梁上部工 − 橋梁塗装工(新設)  
分 類 3 河川維持 − その他  
分 類 4 道路維持修繕工 − 道路付属物塗替工  
分 類 5 機械設備 − 塗装・防食  
概要
@何について何をする技術なのか?
本技術は鋼構造物の塗替前の素地調整において、素地調整程度1種の処理ができるハンディ動力工具である。

A従来はどのような技術で対応していたのか?
従来は大型の装置(ブラスト機、コンプレッサー、発電機、集塵機など)や多量の研削材を用いるブラスト処理法である。

B公共工事のどこに適用できるのか?
鋼構造物の塗装前の素地調整に適用できる。

例)橋梁塗装工事(新設、塗替)および水門、堰の塗装工事(新設、塗替)
新技術ブリストルブラスターの諸元
 電動式 エアー式 
動力源 AC100V/500W 5馬力以上のコンプレッサー 
重量 1.9kg 1.1kg 
大きさ(H*W*L) 100*80*300o 100*70*300o 
回転数(1分間当り) 3200rpm/分 3500rpm/分 

ブリストルブラスターの外観と処理面
新規性及び期待される効果
@どこに新規性があるのか?(従来技術と比較して何を改善したのか?)
従来技術は大型機材や装置を用い、鋼材面に対して鉱物系や金属系の研削材をエアー圧力や遠心力で噴きつけ、その衝撃力によって鋼材面の素地調整を行っていたが、本技術は回転する特殊金属ワイヤブラシがアクセルバーによって加速され、その衝撃力によって素地調整品種1種をハンディな動力工具によって可能にしたものである。

A期待される効果は?(新技術活用のメリットは?)
・研削材を使用しないため、重装備な養生や足場等の防護工が不要で、産廃物量も殆どなく、産廃物処理費用が大幅に削減できる。
・研削材や除去物の粉塵飛散が殆どなく、騒音も少なく、作業環境や周辺環境が改善される。
・大型機材や装置および多量の研削材が不要であり、十分な作業スペースが確保できる。
ブリストルブラスターの有用性(環境・安全面)
   従来技術 新技術 
   ブラスト法 ブリストルブラスター 
研削材 100u当り 多量(3900s) 使用しない 
粉塵量 距離20m 100mg/m3 1mg/m3 
騒音 距離20m 85〜90dB 70〜75dB 
産廃物量 100u当り 3900kg 15kg 
保護具 マスク エアーラインマスク 一般の粉塵マスク 
保護具 作業服、手袋 ツナギ服、皮手袋 一般の作業服、軍手 

ブリストルブラスターの素地調整機構と処理状況
適用条件
@自然条件
降雨や除雪環境条件下や水中での使用は不可。

A現場条件
一般的な塗替塗装工事の現場条件で適用できる。
塗替塗装工事の防護工(足場、養生等)が設置され、電源や照明等が設置され、作業するスペースが確保されている一般的な条件であれば適用できる。
ディスクサンダーやワイヤブラシ等の動力工具と同等な条件で十分に適用でき、ブラスト処理のような重装備の防護工は必要としない。

B技術提供可能地域
技術提供先地域による制限なし。

C関係法令等
特になし。
適用範囲
@適用可能な範囲
鋼道路橋塗装・防食便覧(以下、便覧と略す)や機械工事塗装要領案・同解説(以下、要領案と略す)等に記載の素地調整全般

A特に効果の高い適用範囲
・素地調整1種を必要とする新設での架設現場継手部の工事
・塗替での部分補修工事や局部補修工事などの小面積(約100u以下)の補修工事
・便覧Rc-V塗装系のさび部や劣化塗膜部の処理(処理面はブラスト処理面となり耐久性が大幅に向上する)

B適用できない範囲
・作業員やブリストルブラスター工具本体が入らないような狭隘箇所
・水中での処理作業や水や雪で濡れている対象面

C適用にあたり、関係する基準およびその引用元
・鋼道路橋塗装・防食便覧(平成17年(社)日本道路協会発行)
・機械工事塗装要領案・同解説(平成13年(社)日本建設機械化協会発行)
留意事項
@設計時
ブリストルブラスターは電動式とエアー式があり、工具本体とは別に以下の設備が必要である。
電動式:100V電源あるいは発電機
エアー式:5馬力以降のコンプレッサー

A施工時
・取り扱い説明書に従い作業する。
・処理能率が低下した場合にはブラシの研磨や取替えを適度に行う。

B維持管理等
・取り扱い説明書に従い保守点検する。

Cその他
ディスクサンダーやワイヤブラシで処理している素地調整(例えば便覧Rc-Vのさび部や劣化塗膜部のみ)をブリストルブラスター処理に置き換えることによって、
塗装前の素地調整品質がブラスト同等に向上するため、塗装後の塗膜の耐久性が大幅に向上できる。
活用の効果        
比較する従来技術 ブラスト処理
項  目 活用の効果 比較の根拠
経済性 向上( 60.34 %) 同程度 低下( %) 労務費、諸雑費、消耗品費、産廃費、養生費(足場費は除く)
工 程 短縮( %) 同程度 増加( 228.24 %) 素地調整作業としては同じ工程
品 質 向上 同程度 低下 素地調整1種の品質で比較
安全性 向上 同程度 低下 従来技術に比べ作業者の負担が少ない
施工性 向上 同程度 低下 従来技術に比べ処理能率が劣る
周辺環境への影響 向上 同程度 低下 従来技術に比べ粉塵飛散や騒音が少ない
その他、技術の
アピールポイント等
ハンディ動力工具で素地調整程度1種が得られるので、部分補修塗装工事等に最適であり、又、ブラスト工法に比べ安全性が高く、周辺環境の影響が少ない。
コストタイプ
コストタイプの種類
並行型:B(+)型
活用効果の根拠
基準とする数量 100  単位 u 
  新技術 従来技術 向上の程度
経済性 681217.2円 1717437.84円 60.34%
工程 22.78日 6.94日 -228.24%
新技術の内訳
項目仕様数量単位単価金額摘要
労務費橋梁塗装工22.2221200円471064円 
諸雑費労務費の5%0.05%474064円23703.2円 
産廃費さびと塗膜15kg30円450円 
養生費シート張り防護40u600円24000円 
消耗品費ブラシ404050円162000円 
従来技術の内訳
項目仕様数量単位単価金額摘要
労務費橋梁塗装工7.8147128円1147598.4円 
諸雑費労務費の23%0.23%147128円33839.44円 
消耗品費研削材ガーネット3900kg90円351000円 
産廃費研削材、さび、塗膜3900kg30円117000円 
養生費板張り防護40u1700円68000円 
特許・実用新案
種  類 特許の有無 特許番号
特  許
有り 出願中 出願予定 無し
  
特 許 詳 細  
特許情報無し
実用新案 特許の有無
有り 出願中 出願予定 無し
備 考   
第三者評価・表彰等
  建設技術審査証明 建設技術評価
証明機関    
番   号    
証明年月日    
URL    
その他の制度等による証明
制度の名称    
番   号    
証明年月日    
証明機関    
証明範囲    
URL    
評価・証明項目と結果
証明項目 試験・調査内容 結果



施工単価
橋梁の桁端部の補修塗装工事(100u)を素地調整程度1種で従来技術と新技術で処理した場合を想定

従来技術と新技術の共通項目
・労務費:2010年4月の建設物価
・産廃費:2010年上期の見積もり価格(運搬費用は含まない)
・足場費、消費税は含まない

従来技術と新技術の個別項目
・歩掛:自社歩掛による
・諸雑費:平成22年度国交省機械設備工事積算基準による。(新技術は3種の値(5%)を準用)
・消耗品費:平成22年11月の見積もりによる。又、従来技術の研削材の使用量は平成22年度国交省機械設備工事積算基準による。新技術のブラシの使用量は自社の実績から40ヶ/100uとした。
・養生費:平成22年11月の見積もりによる。
ブリストルブラスターの本体およびブラシ等の価格
 電動式 エアー式 
本体価格 85000 100000 
ブラシ価格 4050 4050 
アクセルバー価格 1000 1000 
アダプター価格 2000 2000 
歩掛り表あり 標準歩掛, 暫定歩掛, 協会歩掛, 自社歩掛)
施工方法
1.保護具(作業服、ヘルメット、メガネ、マスク、手袋、安全帯)を着用する。
2.電動式は100V電源を準備する。(エアー式はコンプレッサー、集塵機、電源を準備する)
3.ブリストルブラスター本体の手元SWを入れ、ブラシが回転していることを確認し、素地調整作業を行う。
4.回転しているブラシ先端を対象面に軽く当て、さびや塗膜や黒皮の除去程度を目で確認しながら、ゆっくりとした速さ(約20o/秒)で横方向に運行させて素地調整を行う。
5.素地調整した面が標準見本写真(ISO8501-1の見本帳等)と見比べ、目標とする素地調整程度を満たしていれば次の対象面の素地調整を行う。(満たしていなければ、再度素地調整を行う)
6.素地調整能力が低下したら、本体のSWを切り、ブラシを備え付けの砥石で研ぐか、或いは新しいブラシに取り替えて素地調整を行う。
7.素地調整作業が終了したら、本体のSWを切り、取り扱い説明書に従い、使用したブラシ先端を砥石で研ぎ、素地調整能力を再生させる。
8.電源を切り、掃除や後片付けし、作業を終了する。


橋梁の施工状況
今後の課題とその対応計画
@今後の課題
・ブラシ幅と回転トルクのアップによる処理能力率のアップ
・集塵機付き電動式ブリストルブラスターの開発

A対応計画
いろいろな施工現場での素地調整作業の状況を確認し、改良開発する予定である。
収集整備局 中国地方整備局
開発年 2009 登録年月日 2011.09.21 最終更新年月日 2018.04.26
キー 
ワード
安全・安心、環境、コスト縮減・生産性の向上
自由記入
1種ケレン 産廃物の低減 防護工の軽減
開発目標
経済性の向上、安全性の向上、作業環境の向上
開発体制
単独 産、 官、 学) 共同研究 産・産、 産・官、 産・学、 産・官・学)
開発会社 ゴトー電機株式会社
問合せ先 技術 会 社 ゴトー電機株式会社
担当部署 代表取締役 担当者 後藤ひとみ
住 所 〒396-0008 長野県伊那市上の原5340
TEL 0265-72-3871 FAX 0265-73-3197
E−MAIL gew@plum.ocn.ne.jp
URL http://www.gotodenki.co.jp
営業 会 社 関西ペイント販売株式会社
担当部署 防食塗料販売本部 営業開発部 担当者 岩本 昭宏
住 所 〒144-0045 東京都大田区南六郷3丁目12-1
TEL 03-5711-8904 FAX 03-5711-8934
E−MAIL http://www.kansai.co.jp/mail/index.html
URL http://www.kansai.co.jp
問合せ先
番号会社担当部署担当者住所
TELFAXE-MAILURL
実績件数
国土交通省 その他公共機関 民間等
0件 4件 6件
実験等実施状況
素地調整後の品質として、新技術であるブリストルブラスター処理と従来技術であるブラスト処理およびディスクサンダー処理との比較試験した結果を以下の資料に示す。

・素地調整の品質結果
年月:2010年9月〜11月
場所:関西ペイント販売鰍フ実験室
実験者:関西ペイント販売
目的:素地調整後の品質についての検証
結果:新技術は従来技術と同等の表面品質(除さび度、清浄面、アンカープロフィール等)を得ることができる。

・塗膜性能試験結果
年月:2010年9月〜12月
場所:関西ペイント販売鰍フ実験室
実験者:関西ペイント販売
目的:素地調整後に塗装した塗膜の品質や耐久性の検証
結果:新技術と従来技術で処理し、塗装した塗膜の品質は同等であり、且つ腐食促進試験の塗膜耐久性も同等品質である。

・摩擦接合の結果
年月:2011年2月
場所:大阪市立大学の実験室
実験者:大阪市立大学と関西ペイント販売
目的:ボルト摩擦接合面での素地調整品質の検証
結果:鋼道路橋・防食便覧のF-11塗装系でのすべり試験の結果、すべり係数基準である0.4以上であり、新技術は従来技術と同等である。

・粉塵、騒音等の測定結果
年月:2010年11月
場所:森ヶ崎高架橋
実験者:関西ペイント販売
目的::部分補修工事における粉塵、騒音等の測定
結果:発生源からの距離20mでの従来技術の粉塵量、騒音が100mg/m3、85〜95dBに対して、新技術は0.2mg/m3、70〜75dBと非常に低い値である。

・処理能率や歩掛等の結果
年月:2010年11月
場所:森ヶ崎高架橋
実験者:関西ペイント販売
目的:部分補修工事における素地調整方法についての検討
結果:新技術の歩掛は0.2278人/uで従来技術は0.0694人/uである。
素地調整後の塗膜性能結果
   従来技術 新規技術 
   ブラスト ブリストルブラスター 
プルオフ試験 付着力(Mpa) 6.0 6.0 
プルオフ試験 剥離箇所 塗膜層間 塗膜層間 
クロスカット試験 セロハンテープ付着 剥離なし 剥離なし 
評価   良好な付着性 良好な付着性 


表面、断面の除錆状態(顕微鏡写真)
添付資料等 添付資料
添付資料-1:ブリストルブラスターのカタログ
添付資料-2:ブリストルブラスターの取り扱い説明書
添付資料-3:ブラスト処理(従来技術)とブリストルブラスター処理(新技術)の装置や器具類
添付資料-4:足場、防護の状況および適用する保護具
添付資料-5:素地調整の品質結果
添付資料-6:表面祖度の結果
添付資料-7:塗膜性能試験結果
添付資料-8:摩擦接合の試験結果
添付資料-9:粉塵、騒音の測定結果
添付資料-10:処理能率および歩掛の結果
参考文献
文献-1:PROCEEDINGS,INDOCOATING&CORROSION SUMMIT2008
文献-2:NACE CORROSION 2009 CONNFERENCE&EXPO
その他(写真及びタイトル)

素地調整による腐食促進試験後の塗膜付着性


各種適用部位の素地調整程度


素地調整による摩擦接合面のすべり係数


詳細説明資料(様式3)の様式はExcelで表示されます。