ものづくり
日本大賞
国土技術
開発賞
建設技術
審査証明


他機関の
評価結果

















            

2017.11.21現在
技術
名称
多段式非火薬破砕剤「NRC (New Rock Cracker)」 
事後評価済み技術
(2016.08.04)
登録No. CB-110029-VR
事前審査 事後評価 技術の位置付け(有用な新技術)
試行実証評価 活用効果評価 推奨
技術
準推奨
技術
評価促進
技術
活用促進
技術













旧実施要領における技術の位置付け
活用促進
技術(旧)
設計比較
対象技術
少実績
優良技術
 



 
活用効果調査入力様式 適用期間等
-VR
活用効果調査入力システムを使用してください。

上記※印の情報と以下の情報は申請者の申請に基づき掲載しております。 申請情報の最終更新年月日:2016.11.14
副    題 電子制御により多段発を可能にした非火薬の破砕剤 区分 材料
分 類 1 土工 − 土工 − 掘削工 
分 類 2 基礎工 − 深礎工 − その他 
分 類 3 トンネル工 − トンネル工(NATM) − 掘削工 
分 類 4 共通工 − 構造物とりこわし工 − ダイナマイト 
概要
@何について何をする技術なのか?
・火薬を使用せずに岩盤やコンクリート構造物を破砕する薬剤。

A従来はどのような技術で対応していたのか?
・静的破砕剤。
その他火薬類、大型ブレーカー、せり矢等により対応していた。

B公共工事のどこに適用できるのか?
・岩盤掘削工
・深礎杭掘削工
・トンネル掘削工
・コンクリート構造物取り壊し工

Cその他
・NRCは破砕剤の入った連結可能なカートリッジとイニシエーター(点火具)で構成されている。
・イニシエーターには、瞬発イニシエーターと段発イニシエーターがある。
・カートリッジは非危険物であるが、イニシエーターは危険物第5類の自己反応性物質(含有量0.06g/本)である。
・段発イニシエーターには電子式の延時装置が組み込まれており、平成28年8月時点において1段から40段までの40段発が製造可能である。
・瞬発イニシエーターは、発破器を用いて点火する。
・段発イニシエーターは専用のコントローラー(点火器)を用いて点火する。
・非火薬のため火薬類取締法の適用を受けないので、保管や消費許可等に係わる取り扱いが簡便である。
・テルミット反応による水蒸気圧で岩盤を破砕し、火薬に類似した破砕効果が得られる。この破砕効果と段発イニシエーターによりトンネルや深礎工への適用を可能にした。(テルミット反応とは、金属酸化物とアルミニウムとの粉末混合物における反応を指し、アルミニウムは金属酸化物を還元しながら3000℃近くの熱が発生する。)

カートリッジ ・ イニシエーター ・ コントローラー
新規性及び期待される効果
@どこに新規性があるのか?(従来技術と比較して何を改善したのか?)
・従来は、セメントの膨張圧による破砕であったものを、テルミット反応による水蒸気圧を利用した破砕とした。

A期待される効果は?(新技術活用のメリットは?)
・テルミット反応による水蒸気圧を利用した破砕とすることにより、破砕効果が向上し穿孔本数を減らせるため工期の短縮、施工性の向上が期待できる。
・テルミット反応による水蒸気圧を利用した破砕とすることにより、破砕効果が向上し薬剤の量を減らせるため、経済性の向上が期待できる。
・段発イニシエーターの使用で、トンネルや深礎杭での適用が容易になり、施工性の向上が期待できる。

Bその他
・適当な段数の段発イニシエーターを使用することにより、通常の発破に比して振動を抑えることが可能である。
 
適用条件
@自然条件
・特になし。

A現場条件
・特になし。

B技術提供可能地域
・技術提供可能地域は制限なし。

C関係法令等
・消防法
適用範囲
@適用可能な範囲
・軟岩〜硬岩について適用可能である。
・屋内での適用も可能である。

A特に効果の高い適用範囲
・保安物件が近くにあるような都市近郊での掘削作業で、発破に類似した効果が求められる場合。
・火薬の使用が可能な現場で、予定より早く岩盤が出現し、火薬取締法に関する消費許可を取得するまでの掘削作業。

B適用できない範囲
・水深が10m以上の水中。
・引火性の液体や気体が近傍にある場所。

C適用にあたり、関係する基準およびその引用元
・特になし。
留意事項
@設計時
・NRC使用説明書を参考にし、岩盤の状況に応じて破砕計画を作成すること。
・周囲の保安物件を確認し、確実な防護方法を検討すること。
・実施工前に小規模な試験破砕を実施し、破砕効果等を確認すること。

A施工時
・作業前に、漏洩電流がないことを確認すること。
・自主基準として火薬類取扱保安責任者、発破技師、コンクリート破砕器作業主任者の資格を有する者の中から、NRC作業責任者を選任すること。
・NRC使用説明書に従って、安全確認を十分に行いながら施工すること。
・カートリッジ内の破砕剤が固化している場合は、使用しないこと。
・装薬孔に水がある場合は、できるだけ排水すること。
・点火後、5分以内は破砕場所に立ち入らないこと。また、通常の発破作業と同様に人体に影響のない程度に後ガスが除去されるまで破砕場所に近づかないこと。
・カートリッジ及びイニシエーターは、鍵のかかる金属ロッカー等に保管し、帳簿を備え、出納数量を記録すること。
・本材料は火薬類ではないが、瞬時にエネルギーを放出するため、災害防止上の観点から火薬類取締法に準拠した取り扱いと管理を周知徹底すること。


B維持管理等
・あまったり使用できないカートリッジやイニシエーターは当社へ返却すること。

Cその他
・特になし。
活用の効果        
比較する従来技術 静的破砕剤
項  目 活用の効果 比較の根拠
経済性 向上( 43.45 %) 同程度 低下( %) 薬剤の量を減らせるため向上する。
工 程 短縮( 51.61 %) 同程度 増加( %) 穿孔本数を減らせるため向上する。
品 質 向上 同程度 低下  
安全性 向上 同程度 低下  
施工性 向上 同程度 低下 穿孔本数を減らせるため向上する。
周辺環境への影響 向上 同程度 低下 振動、騒音が発生する。
その他、技術の
アピールポイント等
従来の非火薬破砕剤ではなかった多段の段発イニシエーターを使用することで、トンネルや深礎杭の破砕効果、破砕効率が向上し、また、通常の発破作業に比べ振動を低減することができる。
コストタイプ
コストタイプの種類
並行型:B(+)型
活用効果の根拠
基準とする数量 100  単位 m3 
  新技術 従来技術 向上の程度
経済性 1156920円 2045910円 43.45%
工程 1.5日 3.1日 51.61%
新技術の内訳
項目仕様数量単位単価金額摘要
労務費世話役1.518900円28350円平成23年度東京都労務単価
労務費さく岩工1.517500円26250円平成23年度東京都労務単価
労務費特殊作業員3.116900円52390円平成23年度東京都労務単価
労務費普通作業員1.513600円20400円平成23年度東京都労務単価
材料費(NRC)φ50mm90kg8650円778500円建設物価版価格(平成23年7月号)
ビットφ65mm130700円30700円自社歩掛
ロッド3.7m0.578500円39250円自社歩掛
シャンクロッドT380.358400円17520円自社歩掛
スリーブSL-T380.510400円5200円自社歩掛
ブラストフェンス4×6m0.435400円14160円建設物価版価格(平成23年7月号)
ブラスティングマット1.5×1.5m0.271000円14200円建設物価版価格(平成23年7月号)
運転費等軽油・油脂250l145円36250円自社歩掛
削岩機クローラードリル1.560000円90000円自社歩掛
コントローラーNRC 100-20R1.52500円3750円自社歩掛
従来技術の内訳
項目仕様数量単位単価金額摘要
労務費世話役3.118900円58590円平成23年度東京都労務単価
労務費さく岩工6.117500円106750円平成23年度東京都労務単価
労務費普通作業員9.213600円125120円平成23年度東京都労務単価
静的破砕剤バルクタイプ・大孔径用1800kg720円1296000円建設物価版価格(平成23年7月号)
ビットφ65mm230700円61400円自社歩掛
ロッド3.7m178500円78500円自社歩掛
シャンクロッドT380.658400円35040円自社歩掛
スリーブSL-T38110400円10400円自社歩掛
ブラストフェンス4×6m0.435400円14160円建設物価版価格(平成23年7月号)
運転費等軽油・油脂510l145円73950円自社歩掛
削岩機クローラードリル3.160000円186000円自社歩掛
特許・実用新案
種  類 特許の有無 特許番号
特  許
有り 出願中 出願予定 無し
  
特許詳細
特許番号
【出願中】
特開2010-202492 実施権
通常実施権 専用実施権
特許権者   
実施権者   
特許料等   
実施形態   
問合せ先   
実用新案 特許の有無
有り 出願中 出願予定 無し
備 考   
第三者評価・表彰等
  建設技術審査証明 建設技術評価
証明機関    
番   号    
証明年月日    
URL    
その他の制度等による証明
制度の名称    
番   号    
証明年月日    
証明機関    
証明範囲    
URL    
評価・証明項目と結果
証明項目 試験・調査内容 結果



施工単価
【施工条件】
・岩盤掘削工事(深さ:1.5m、掘削量:100m3を掘削するベンチ破砕)を想定している。
・岩盤は硬岩を想定している。
・二次破砕は考慮していない。

【算出条件】
・イニシエーターは段発イニシエーターで算出。
・労務費は平成23年度東京都労務単価を参照。
・材料については建設物価版(平成23年7月号)参照。

下表は掘削方法で区分けした施工単価の目安であり、数値は軟岩から硬岩における単価の範囲を示している。
掘削方法による施工単価の目安 (円/m3)
 ベンチ破砕 ベンチ破砕 盤下げ破砕 盤下げ破砕 
穿孔 クローラードリル  ハンドドリル クローラードリル ハンドドリル 
薬剤費 \5,190〜\7,785 \7,005〜\10,508 \6,055〜\8,650 \8,173〜\11,675 
施工費(労務+材料) \1,655〜\3,787 \4,722〜\11,546 \1,954〜\4,224 \5,550〜\12,781 
合計 \6,845〜\11,572 \11,727〜\22,054 \8,009〜\12,874 \13,723〜\24,456 
備考 軟岩〜硬岩 軟岩〜硬岩 軟岩〜硬岩 軟岩〜硬岩 
歩掛り表あり 標準歩掛, 暫定歩掛, 協会歩掛, 自社歩掛)
施工方法
NRCによる破砕作業は火薬類による発破作業と類似しており、以下のとおりである。

1.破砕計画作成
・岩盤状況に応じた破砕計画を作成する。
・周囲の保安物件を確認し、確実な防護方法を検討する。
・試験破砕を実施し、破砕計画を決定する。

2.穿孔作業
・破砕計画に従ってマーキングし、穿孔する。穿孔後は穿孔長を確認する。

3.NRC準備
・破砕に必要なNRCの準備(イニシエーターの取付け、連結等)を行う。

4.装薬・填塞作業
・脚線を傷つけないように注意して装薬する。
・込物は砂又は7号砕石を使用し、口元までしっかり込める。

5.結線作業
・瞬発イニシエーターを使用する場合は、直列で結線する。
・段発イニシエーターを使用する場合は、指定の並列線を使用し、コネクターを用いて結線する。
・段発イニシエーターを使用する場合、結線時は並列線のコントローラーに接続する側の端は短絡、反対側は解放状態にして絶縁する。
・結線部分やコネクターが水に浸からないようにする。

6.抵抗確認
・指定のテスターで回路抵抗を測定し、抵抗が許容範囲内にあることを確認する。

7.防護
・ブラスティングマットやブラストフェンスを用いて確実に防護を行う。

8.退避・点火作業
・全員の退避を確認後、警戒態勢に入る。
・発破器又はコントローラーを用い、周囲への破砕作業の告知後、秒読みに従って点火する。

9.破砕確認
・不発・残留薬の確認を行う。


作業手順(段発イニシエーター使用の場合)
今後の課題とその対応計画
@今後の課題
・特になし。

A対応計画
・特になし。
収集整備局 中部地方整備局
開発年 2009 登録年月日 2011.11.07 最終更新年月日 2016.11.14
キー 
ワード
コスト縮減・生産性の向上
自由記入
多段式 非火薬破砕剤 低振動
開発目標
省力化、経済性の向上
開発体制
単独 産、 官、 学) 共同研究 産・産、 産・官、 産・学、 産・官・学)
開発会社 NRCジャパン株式会社、カヤク・ジャパン株式会社その他2社
問合せ先 技術 会 社 NRCジャパン株式会社
担当部署 営業部 担当者 金児浩志
住 所 〒243-0432 神奈川県海老名市中央2-9-50
TEL 046-236-3311 FAX 046-232-1010
E−MAIL nrc@nrcjapan.co.jp
URL http://www.nrcjapan.co.jp/
営業 会 社 NRCジャパン株式会社
担当部署 営業部 担当者 金児浩志
住 所 〒243-0432 神奈川県海老名市中央2-9-50
TEL 046-236-3311 FAX 046-232-1010
E−MAIL nrc@nrcjapan.co.jp
URL http://www.nrcjapan.co.jp/
問合せ先
番号会社担当部署担当者住所
TELFAXE-MAILURL
1カヤク・ジャパン株式会社新事業推進部吉原潔東京都墨田区横網1-6-1
03-5637-090203-5637-0939kiyoshi.yoshihara@kayakujapan.co.jphttp://www.kayakujapan.co.jp/
実績件数
国土交通省 その他公共機関 民間等
5件 8件 2件
実験等実施状況
【破砕効果確認試験】
1.試験実施日:2009年8月21日
2.試験場所:(有)丸勝石材
3.目的:節理の少ない岩盤で、工法別(盤下げ破砕、芯抜破砕)の破砕効果を確認する。
4.試験方法:想定したパターンで破砕を実施し、破砕効果を確認する。
5.試験結果:各破砕とも、バックホーで掘削できた。
6.考察:節理の少ない岩盤でも、ほとんど二次破砕が必要ない程度に破砕されることを確認した。

【振動低減効果確認試験】
1.試験実施日:2010年10月28日
2.試験場所:椛蜊纃モ石工業所 大垣工場
3.目的:発破に比べ破砕振動が低減することを確認する。
4.試験方法:盤下げ破砕、芯抜破砕を実施し、振動レベルを測定する。
5.試験結果:27〜106mの距離で、振動レベルは47〜73dBであった。
6.考察:過去の発破振動測定結果に比較し、15dB程度低下することを確認した。また、振動推定式のK値は発破の約1/10であった。


節理の少ない岩盤での盤下げ破砕の破砕効確認状況
添付資料等 添付資料
・【添付資料@】NRC積算関係資料
・【添付資料A】消防法危険物の確認試験報告書
・【添付資料B】施工実績報告書
・【添付資料C】長期保管品性能確認試験報告書
・【添付資料D】NRCカタログ
・【添付資料E】破砕効果確認試験報告書
・【添付資料F】NRCの破砕機構
・【添付資料G】NRCカタログ(製造元のカタログの抜粋)
・【添付資料H】振動・騒音低減効果確認試験報告書
・【添付資料I】NRC使用説明書
参考文献
その他(写真及びタイトル)

盤下げ破砕


ベンチ破砕


深礎破砕


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