ものづくり
日本大賞
国土技術
開発賞
建設技術
審査証明


他機関の
評価結果

















            

2019.06.26現在
技術
名称
ベストフロアーシステムCN工法 
事後評価済み技術
(2015.04.24)
登録No. CB-100033-VE
事前審査 事後評価 技術の位置付け(有用な新技術)
試行実証評価 活用効果評価 推奨
技術
準推奨
技術
評価促進
技術
活用促進
技術













旧実施要領における技術の位置付け
活用促進
技術(旧)
設計比較
対象技術
少実績
優良技術
 



 
活用効果調査入力様式 適用期間等
-VE
活用効果調査は不要です。(フィールド提供型、テーマ設定型で活用する場合を除く。)
活用効果調査が不要な技術です。(VE)

上記※印の情報と以下の情報は申請者の申請に基づき掲載しております。 申請情報の最終更新年月日:2012.05.28
副    題 改良型真空脱水による床コンクリートの長期耐久性仕上工法 区分 工法
分 類 1 コンクリート工 − コンクリート工 − 養生 
分 類 2 建築 − コンクリート工事  
分 類 3 舗装工 − コンクリート舗装工 − コンクリート舗装工 − その他
分 類 4 橋梁上部工 − 鋼橋床版工  
分 類 5 橋梁上部工 − PC橋架設工  
概要
@何について何をする技術なのか?
本技術は、打設したコンクリートが固まるまでにブリーディング余剰水を真空脱水し、専用コート材を練り込むことを特長とした、スラブ・土間床コンクリート打設工法です。
本技術の適用により、床コンクリート表層部の強度・緻密性・耐久性・耐摩耗性・仕上げ材の接着性の改善及び表層の早期強度の発現が期待できます。
本技術の適用により、環境にさらされるコンクリートへの劣化要因(酸性ガス・酸性雨)の侵入を防止し耐久性の向上に寄与します。

本技術の特長は以下の通りです
・ ブリーディング誘導時間を利用する事で、打設されたコンクリートに乗って施工が可能。
・ 真空処理開始時期を、専用判定器具を使用して確認。
・ セメント粒子を排出しない、ろ過マットを使用。
・ 保水性・収縮低減作用を持つ、専用コート剤を練り込む。
・ 真空処理時間は、厚みに関係なく短時間で可能。
・ 施工面積は要望に応じて対応可能。(最小20u〜最大3000u/1日)

A従来はどのような技術で対応していたのか?
従来技術は、コンクリート金コテ仕上として、左官による均し仕上げを行っている。
劣化要因の侵入防止には、含浸・コーティング技術があるが、いずれもコンクリートが硬化乾燥してからの保全技術である。

【従来技術の問題点】
・ 新設時にコンクリート表層部の品質を改善する工法は無かった。
・ 後の保全工事として、多種多様な補強剤や浸透剤などを施している。
・ 特に寒冷地でのコンクリート押え仕上において、初期凍害を受けやすく保全工事も多い。
・ 環境にさらされたとき、コテ仕上げ面からは劣化要因が侵入しやすい。

B公共工事のどこに適用できるのか?
・ ブリーディングを有する床コンクリート面なら総て対応可能。
従来工法と新技術との効果比較
項目 表層部圧縮強度の向上 ひび割れ抑制(長さ変化率) 中性化深さ 仕上材との付着性 初期凍害回避:凍結材齢6時間 防水性(透水比) 
測定値(従来工法→新技術) 14→34(N/mm2) 13.3→11.4(×10-4) 7.0→3.7(o) 1.8→3.3(N/mm2) 38→46(Mpa) 100→15.2(%) 
 
新規性及び期待される効果
@どこに新規性があるのか?(従来技術と比較して何を改善したのか?)
従来技術は、コンクリート仕上げ面は「平滑であること」が要件。(建築工事標準仕様書 JASS15 左官工事)
本技術は、コンクリート打設から仕上までの一連の流れを変えることなく、床コンクリート表層部の品質向上を図ります。

特徴として
・ ブリーディング誘導時間を最大限利用し、表層の余剰水が最大になったところで、短時間で大面積の脱水処理が可能。
・ 脱水開始時期判定を専用貫入計で数値的に判断する事で、安定した施工が可能。
・ 専用ろ過マットを開発・適用し、脱水時にセメント粒子を流出させない。
・ 脱水後に専用コート剤を練り込み仕上げる。

A期待される効果は?(新技術活用のメリットは?)
・ 表層強度が向上する。
・ 早期に強度が発現する。
・ 耐摩耗性・防塵性が向上する。
・ 仕上材との付着性が向上し、膨れを抑制する。
・ 乾燥収縮によるひび割れ低減効果が得られる。
・ 初期凍害を抑制できる。
・ 中性化を抑制できる。
・ 防水性が向上する。

圧縮強度による改善効果
適用条件
@自然条件
降雨時、凍結が予測される低温時は施工を避ける。

A現場条件
真空ポンプを設置するスペースや吸引された排水を保管するスペース合わせて10u程度が必要。
200V電源が必要です。

B技術提供可能地域
日本全国。

C関係法令等
特になし。
適用範囲

@適用可能な範囲
・ 幅が2m以上、3m×6mの平面空間があれば適用可能です。

A特に効果の高い適用範囲
・ 道路・橋梁・港湾施設・立体駐車場・倉庫など。
・ 水処理施設・最終処分場・会館施設など。
・ 水路・現場打ちボックスカルバートなど。
・ 冬季施工の初期凍害回避。
・ 塗床・防水等仕上処理を施す下地のコンクリート。

B適用できない範囲
・ 真空脱水のためのシートを使うので3×6m以下のところでは施工できません。
・ 仕上げ面に突起物がある場合。

C適用にあたり、関係する基準およびその引用元
・ コンクリート標準示方書
留意事項
@設計時
特になし。

A施工時
・ 専用貫入計の数値が、200〜400Nの範囲で脱水処理を行う。
・ 真空処理時に、真空度が60%以上で施工。
・ 専用コート材を散布し練り込みを行う。

B維持管理等
特になし。

Cその他
特になし。
活用の効果        
比較する従来技術 金コテ仕上
項  目 活用の効果 比較の根拠
経済性 向上( %) 同程度 低下( 280.95 %) 改良型真空脱水工程の費用が増加する
工 程 短縮( 33.33 %) 同程度 増加( %) 特に冬場の作業では、顕著に工程が短縮される
品 質 向上 同程度 低下 強度発現性、ひび割れ抑制、中性化抑制、仕上材との付着性、初期凍害抑制性能が向上する。
安全性 向上 同程度 低下
施工性 向上 同程度 低下
周辺環境への影響 向上 同程度 低下
その他、技術の
アピールポイント等
本技術は、ブリーディング誘導時間を利用する事で、従来の真空工法の問題点を回避し、コンパクトに効率良く行える改良型真空脱水工法です。
コストタイプ
コストタイプの種類
発散型:C(−)型
活用効果の根拠
基準とする数量 300  単位 u 
  新技術 従来技術 向上の程度
経済性 720000円 189000円 -280.95%
工程 1日 1.5日 33.33%
新技術の内訳
項目仕様数量単位単価金額摘要
ベストフロアーシステムCN工法コンクリート均し・真空脱水・コート剤散布・金コテ仕上300u2400円720000円 
従来技術の内訳
項目仕様数量単位単価金額摘要
金コテ仕上コンクリート均し・金コテ仕上300u630円189000円 
特許・実用新案
種  類 特許の有無 特許番号
特  許
有り 出願中 出願予定 無し
第3254079号  
特許詳細
特許番号 第3254079号 実施権
通常実施権 専用実施権
特許権者 株式会社建和、山口 武志 
実施権者   
特許料等   
実施形態   
問合せ先   
実用新案 特許の有無
有り 出願中 出願予定 無し
特許番号 第3058656号   特許番号
通常実施権 専用実施権
備 考 【特許第3254079号 真空コンクリート工法におけるコンクリート表面処理法】 @スラブ又は土間コンクリート表層部の水セメント比を低減し、緻密化し、且つ養生硬化時の収縮率を小さくする。 Aブリーディング誘導時間を設ける。 B真空脱水時にセメント粒子を通さないろ過マットを使いセメント分の流失を防止した。 C専用コート材を散布、練り込みすることにより、ひび割れの防止と、更に歩行面としての表面強化を図る。 C余剰水の除去、大気圧による圧密効果により仕上げまでの時間が短縮され、且つ強度の早期発現が期待できる。 【実用新案第3058656号 真空マット】 ・真空脱水作業時に、真空マットの内部が所定の真空度に達しているかどうかは、脱水量及び仕上げられたコンクリート表層性能にかかわる重要な要素である。 そこで、真空マットに真空計を取り付け現場の作業者が脱水状態を管理できるようにした。  
第三者評価・表彰等
  建設技術審査証明 建設技術評価
証明機関    
番   号    
証明年月日    
URL    
その他の制度等による証明
制度の名称    
番   号    
証明年月日    
証明機関    
証明範囲    
URL    
評価・証明項目と結果
証明項目 試験・調査内容 結果



施工単価
○ ベストフロアーシステムCN工法価格表

※ 施工価格は、300u以上の平場を基準とし、それ以外の場合は別途見積りと致します。
※ 交通費・宿泊費・その他諸経費は別途加算されます。
※ 現場で必要とする電源(100V・200V)・水道・照明・足場等は無償で支給願います。
標準施工価格表
工種 名称 数量 単価 金額 
施工費 ベストフロアーシステムCN工法 300u 2400 720,000 
歩掛り表あり 標準歩掛, 暫定歩掛, 協会歩掛, 自社歩掛)
施工方法
○ 施工手順

@ コンクリート打設・締め固め
〜ブリーディング誘導時間〜
A 貫入計による真空脱水開始時期の判定
B 真空脱水処理
C 専用コート剤の散布・練り込み
D 金コテ仕上げ


作業手順
今後の課題とその対応計画
@課題
・本新技術を採用したコンクリートに、仕上材(塗り床・防水等)を施工したことの、経年の改善効果の検証を行うこと。

A計画
・ 塗り床・防水など、仕上材の品質向上に特化し、早期施工と耐久性について現場データを収集し、保全工事が軽減できるように更なる技術向上を図る事。
収集整備局 中部地方整備局
開発年 1995 登録年月日 2010.09.08 最終更新年月日 2012.05.28
キー 
ワード
公共工事の品質確保・向上
自由記入
早期強度発現 ひび割れ抑制 長期耐久性床仕上げ
開発目標
耐久性の向上、品質の向上、その他(仕上材の膨れ、はくり剥離回避)
開発体制
単独 産、 官、 学) 共同研究 産・産、 産・官、 産・学、 産・官・学)
開発会社 株式会社建和 、株式会社明光建商、三重大学、日本大学
問合せ先 技術 会 社 株式会社建和
担当部署 代表取締役 担当者 村松昭夫
住 所 〒485-0073 愛知県小牧市大字舟津字八反田149-2
TEL 0568-71-5950 FAX 0568-71-5928
E−MAIL  
URL http://www.bf-kenwa.co.jp
営業 会 社 株式会社建和
担当部署 工事営業部 担当者 筒井文康
住 所 〒485-0073 愛知県小牧市大字舟津字八反田149-2
TEL 0568-71-5950 FAX 0568-71-5928
E−MAIL tsutsui@bf-kenwa.co.jp
URL http://www.bf-kenwa.co.jp
問合せ先
番号会社担当部署担当者住所
TELFAXE-MAILURL
1株式会社明光建商営業部塩谷昭文福井県越前市葛岡町8-10-1
0778-23-11810778-24-0530 http://www.meiko-k.co.jp/
2ベストフロアー工業会事務局宗像眞道愛知県小牧市大字舟津字八反田149-2
0568-71-76220568-71-5928bfs@best-floor.comhttp://www.best-floor.com
3国立大学法人 三重大学工学部 建築学科 三重県津市栗真町屋町1577
059-232-1211059-231-9452 http://www.mie-u.ac.jp/
4日本大学生産工学部 建築工学科 千葉県習志野市泉町1-2-1
047-474-2510047-474-2499 http://133.43.55.26/index.html
実績件数
国土交通省 その他公共機関 民間等
3件 1件 150件
実験等実施状況
<試験実施日>
平成17年10月〜平成17年12月

<試験実施場所>
三重大学工学部建築学科構内

<試験名称>
真空脱水処理された実大コンクリート床スラブの品質改良効果の把握

<試験目的>
真空脱水処理によるコンクリート床スラブの実大施工実験及び実験室実験を行い、その品質改善効果を把握するため、表面性状(反発硬度・引っかき傷の幅)および
圧縮強度を測定した。
また、真空処理マットの脱水口からの水平距離が真空脱水処理の品質改良効果に及ぼす影響についても検討した。

<試験概要>
実大スラブ(約146u)と実験室試験体(約0.24u)で比較すると共に、実大スラブを用いて真空処理マットの脱水口からの水平距離が真空脱水処理の品質改善効果に及ぼす影響を実験的に検討する。

<実験結果・考察>
本実験の結果から,以下の知見が得られた。
@上層部60mmの品質は,真空度70%で真空脱水を行うことにより,実験室試験体では11N/mm2,実大スラブでは8N/mm2向上した。実験室実験の結果は,実施工の特性を概ね再現できていると判断できる。
A 実験室試験体では中央部(90mm)まで真空脱水の効果が及んでいる。
B 実大スラブ試験体では鉄筋被り部の改善効果がみられたが、鉄筋より下部(90mm)については強度の増進はみられなかった。

<今後の課題>
真空脱水処理による改質改善効果は、脱水口からの距離だけではなく、型枠面との距離にも大きく影響すると考えられる。
また、真空処理マット端部における密閉度の影響についても、今後更なる検討が必要である。


三重大学共同研究
添付資料等 添付資料
【添付資料1】 ベストフロアーシステムカタログ
【添付資料2】 ベストフロアーシステムCN工法標準施工仕様書
【添付資料3】 ベストフロアーシステムCN工法標準歩掛表
【添付資料4】 ベストフロアーシステムCN工法技術資料
【添付資料5】 真空脱水処理された実大コンクリート床スラブの品質改善効果の把握
【添付資料6】 中部国際空港立体駐車場新築工事報告書
【添付資料7】 実用新案:真空マット
【添付資料8】 特許:真空コンクリート工法におけるコンクリート表面処理法


参考文献
【参考文献1】 日本床施工技術研究協議会コンクリート打設実験:ベストフロアー工業会,1996/8/2
【参考文献2】 各種混和材料を混和した真空脱水モルタルの乾燥収縮に関する実験的研究:小林広実、畑中重光、三島直生、犬飼利嗣:コンクリート工学年次論文報告集、Vol.25、No.1、pp.461-466、2003.
【参考文献3】 真空脱水を行ったコンクリートの初期凍害抑制効果について:前田哲宏、畑中重光、三島直生、犬飼利嗣:コンクリート工学年次論文報告集、Vol.25、No.1、pp.383-388、2003.
【参考文献4】 真空脱水工法によるコンクリートスラブの品質改善(練り置き時間の異なる場合):熊倉怜子、 小林加奈:日本大学生産工学部建築工学科平成16年度卒業研究概要集、pp.85-86、2005.3
【参考文献5】 真空脱水工法による塗り床材のふくれ防止に関する研究 筒井文康、湯浅昇、松井勇、村松昭夫、山口武志、畑中重光:日本建築学会大会学術講演梗概集(九州)NO.1356、07年8月
【参考文献6】 真空脱水工法によるコンクリート床スラブの表層および内部強度性状改善に関する実験的研究:畑中重光、和藤浩、三島直生、村松昭夫:日本建築学会構造系論文集、No.558、pp.7-14、2002.
【参考文献7】 コンクリート床スラブの真空脱水締固め工法の改善(その7 処理マットの網目径の影響):和藤浩、村松昭夫、山口武志、三島直生、畑中:日本建築学会大会学術講演梗概集、A-1、pp.867-868、2002.
【参考文献8】 改良真空脱水工法によるコンクリートの透水性能試験:試験報告書、(株)三商 2009.3
その他(写真及びタイトル)

ろ過マット


専用コート剤


施工面積


詳細説明資料(様式3)の様式はExcelで表示されます。