概要 |
@何について何をする技術なのか?
・道路工事等で、二次災害を未然に防ぐための太陽電池式道路工事保安灯。
・LED点滅に同期システムを搭載。同期点滅には電波時計に使用されている「標準電波」を利用し発光
・LED2色(赤と緑)を配置し、標準電波を一定時間ごと受信して複数個の製品を同時に交互点滅させる仕組みとなっている
・同期点滅により同じタイミングでLEDの色を変えて点滅させることにより、規制間の線形誘導度の向上にもつながる。特に緑色のLEDは、視認感度として明所視と暗所視でも視認性効果が高い。
・LEDはオリジナル拡散LED赤・緑色を各4個を採用し、発光部内部には反射鏡として内部カバーへアルミ蒸着をし、拡散LEDの発光をさらに強くした構造になっている
・電池はニッケル水素バッテリーを使用し、電池寿命は3〜4年。またバッテリーはリサイクル可能で環境に配慮
A従来はどのような技術で対応していたのか?
・従来商品は乾電池式で約一ヶ月連続使用で電池の交換が必要
・工期が長期間になると、電池交換の手間、電池コスト、使用後の電池の廃棄と経済性、安全性、環境への影響とどれもが問題視されている
B公共工事のどこに適用できるのか?
・工事規制区間
 工事現場使用状況 |
新規性及び期待される効果 |
@どこに新規性があるのか?(従来技術と比較して何を改善したのか?)
・ニッケル水素バッテリーを使用し電池が長寿命で、バッテリーはリサイクル可能で環境に優しい商品
・太陽電池充電式で明るさが変わらず安全性向上
・LED照度赤:15,000mcd、緑:2,600mcdと従来品の赤:3,000mcdと比較し大幅に向上
・同期システム機能により、複数個の製品を設置すると2色(赤・緑)のLEDが同時に交互点滅する
・2色のLEDは赤色(注意喚起)と緑色(視認性が高い)での同期点滅により、より安全な視線誘導となる
・無日照で連続約一週間使用可能(バッテリー満充電時)
・特許出願中(電波時計に使用されている「標準電波」を利用し、2色のLEDを同期点滅させる仕組み)
A期待される効果は?(新技術活用のメリットは?)
・太陽電池式、ニッケル水素バッテリーを使用し、電池寿命が3〜4年と経済性アップ
・頻繁なバッテリー交換不要。ニッケル水素バッテリーはリサイクル可能で環境に配慮
・同期システム機能による2色のLED点滅により視認性向上
 同期点滅機能イメージ |
適用条件 |
@自然条件
・太陽光で充電のため、基本的に屋外使用
・無日照で連続約一週間使用可能
・降雪の場合は天面への降雪を排除して使用
・防水仕様となっているが、水中では使用不可
A現場条件
・単管取付金具やカラーコーンに設置など固定して使用
・トンネルなど太陽光があたらない場所では一週間毎に満充電の同製品が必要
・トンネルや地下など「標準電波」がとれない場所ではLED赤色のみ点滅(但し、同期点滅はしない)
B技術提供可能地域
・特になし
C関係法令等
・特になし |
適用範囲 |
@適用可能な範囲
・屋外全般
A特に効果の高い適用範囲
・屋外での工事規制区間
B適用できない範囲
・特になし
C適用にあたり、関係する基準及びその引用元
・社内基準による |
留意事項 |
@設計時
特になし
A施工時
・特になし
B維持管理等
・蓄電状態がゼロの場合、太陽光で満充電に約14時間必要、無日照で連続約一週間使用可能。商用電源を取る必要はありません。
・単管取付金具やカラーコーン等固定して設置
Cその他
特になし |