概要 |
@何について何をする技術なのか?
・道路の路側部分について集水・排水をする技術。
・排水性舗装表層の下に埋設して使用する。
A従来はどのような技術で対応していたのか?
・円形側溝と歩車道境界ブロック。
従来の円形側溝では、排水性舗装の排水は、側溝側面の集水孔で排水し、路面の雨水はエプロン部を水路として集水桝まで流し排水していた。
B公共工事のどこに適用できるのか?
・排水性舗装工事の車道部路側排水管。
呼 び 名 | 参考質量(kg) | D(mm) | B(mm) | H(mm) | L(mm) | 備考 |
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ES-302 | 529 | 300 | 420 | 480 | 2000 | |
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ES-301 | 264 | 300 | 420 | 480 | 1000 | |
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ES- 30 | 404 | 300 | 420 | 690 | 1000 | 桝グレーチング付 |
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ES-402 | 661 | 400 | 500 | 580 | 2000 | |
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ES-401 | 330 | 400 | 500 | 580 | 1000 | |
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ES- 40 | 465 | 400 | 500 | 790 | 1000 | 桝グレーチング付 |
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 ES側溝構造図 |
新規性及び期待される効果 |
@どこに新規性があるのか?(従来技術と比較して何を改善したのか?)
・埋設タイプにして、製品上部に排水用の開口部を設けた。
・路面露出部には、スリット開口部を設けた。
A期待される効果は?(新技術活用のメリットは?)
・道路有効幅員が拡大する。
・製品上部の開口部から排水されるため、排水性能が優れている。
・表面水を側溝に導きやすく、路肩の水溜りや水はねが生じにくい。
・製品と舗装面との境界で段差が生じにくい。
・二輪車が走行しやすい。
・製品の多くが埋設するため、景観にも優れる。
・製品のジョイント部はシール材と連結金具を使用するため水密性、施工性の向上が図れる。
 排水構造図 |
適用条件 |
@自然条件
・雨天や暴風等悪天候時には施工はできない。
A現場条件
・吊上げ機械として、バックホウ(クレーン機能付き2.9t吊)及び同等以上の能力を有する機械が使用できること。
・製品の仮置ヤードが確保できること。
・但し、クレーン付きトラックが施工箇所に侵入できれば直接施工が可能であるため仮置ヤード確保の必要は無くなる。
B技術提供可能地域
・技術提供地域については制限なし。
C関係法令等
・「道路法」、 「クレーン等安全規則」。 |
適用範囲 |
@適用可能な範囲
・排水性舗装の路側排水管。
・T-25縦断走行。
A特に効果の高い適用範囲
・排水性舗装の路側排水管。
・路肩の水溜りや水はねを低減。
・二輪車が走行する箇所。
B適用できない範囲
・T-25を超える荷重条件。
・内径φ300、φ400で排水能力が満足できない場合。
C適用にあたり、関係する基準およびその引用元
・道路土工-排水工指針。 |
留意事項 |
@設計時
・内径φ300、φ400で排水能力を満足することを確認する。
・T-25縦断走行の箇所で使用する。
A施工時
・製品を吊り上げる場合は、専用の吊り金具を使用すること。
B維持管理等
・定期的に点検し、ゴミの除去等が必要である。
Cその他
・特になし |