概要 |
@何について何をする技術なのか?
・角度変換機能付撹拌機で改良機の履帯に対し平行に改良体を連続造成する技術
・従来の施工方法では施工困難な改良箇所がスムーズに行えるようになった。
A従来はどのような技術で対応していたのか?
・中層混合処理工
B公共工事のどこに適用できるのか?
・狭小や部分的な中層混合処理工法
・土留壁や遮水壁
Cその他
・土留壁として適用する場合、鋼製芯材等を建込む事も可能
・均質に連続した改良体の造成による遮水壁の構築も可能
施工機種
施工機械 | 1.9m3クラス(ツーピースブーム) | 1.9m3クラス | 1.4m3クラス | 0.8m3クラス |
---|
トレンチャ | 角度変換機能付 PBT-1100 | 角度変換機能付PBT-900 | 角度変換機能付PBT-700 | 角度変換機能付PBT-400 |
---|
標準最大深度 | 13m | 10m | 8m | 5m |
---|
 従来技術と新技術の比較平面図 |
新規性及び期待される効果 |
@どこに新規性があるのか?(従来技術と比較して何を改善したのか?)
・角度変換機能付撹拌機の装着により履帯に対し平行に連続した改良体を造成できる。
A期待される効果は?(新技術活用のメリットは?)
・近接箇所を含む格子状や改良率を伴う帯状改良を連続し施工出来る。
・改良壁(山留め壁や遮水壁)の施工が可能になった。
・狭隘なエリアでも低変位な施工が可能となった。
 角度変換機能付撹拌機 |
適用条件 |
@自然条件
・特に無し
A現場条件
・重機作業床は敷鉄板程度
・プラントヤード:100m2程度
・作業ヤード:50m2程度
・最小作業エリア幅:5m程度(横行施工)※1
※1.改良体と作業エリアが境界に近接している場合
B技術提供可能地域
・全国に対応
C関係法令等
・特に無し |
適用範囲 |
@適用可能な範囲
・深度:13mまで
・適用土質
砂質土:N値20以下程度
粘性土:N値10以下程度
※適用土質は標準撹拌機幅1mを対象とする。
※撹拌翼幅の変更により適用範囲は拡大します。
A特に効果の高い適用範囲
・互層地盤
・構造物、建築境界などの近接施工
・上空制限下、狭隘な施工エリア
・狭小、部分的な改良範囲
B適用できない範囲
・深度が13mを超える場合
・対象地盤中に構造物、大型転石等が介在する場合
C適用にあたり、関係する基準およびその引用元
・セメント協会 地盤改良マニュアル
・パワーブレンダー工法協会 地盤改良による山留設計マニュアル |
留意事項 |
@設計時
・本体構造物の設計及びそれに伴う地盤改良の具体的な設計方法については、目的に沿った各指針を適時参照する。
・近接箇所での連続施工による改良壁の造成が可能となり、土留め壁として設計対象に利用できる。
※「地盤改良壁による山留設計マニュアル」(PB工法協会発刊)の適用可
A施工時
・現場条件に合わせ撹拌機の15〜90°(15°ピッチ)の角度調整が可能。
・改良体の品質を均質化するために施工性の望ましい流動値としてのテーブルフロー値を設定している。
フロー値は120〜130mmを目安にしているが土質や地盤構成等により適正なテーブルフロー値の決定を行う。
・改良深度を決定するための地盤(地質調査)が必要になる場合がある。
保有台数
0.8m3クラス 5m対応 ・・・8台
1.4m3クラス 8m対応 ・・・14台
1.9m3クラス 10m対応 ・・・9台
1.9m3クラス(ツーピースブーム)13m対応・・・6台
B維持管理等
・特に無し
Cその他
・着底管理の場合には、地質調査ボーリング資料と機械抵抗値のキャリブレーションが必要となる。 |