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国土技術
開発賞
建設技術
審査証明


他機関の
評価結果

















            

2018.04.26現在
技術
名称
モバイルスキャニングシステム 
事後評価未実施技術 登録No. QS-160019-A
事前審査 事後評価 技術の位置付け(有用な新技術)
試行実証評価 活用効果評価 推奨
技術
準推奨
技術
評価促進
技術
活用促進
技術













旧実施要領における技術の位置付け
活用促進
技術(旧)
設計比較
対象技術
少実績
優良技術
 



 
活用効果調査入力様式 適用期間等
-A
活用効果調査入力システムを使用してください。

上記※印の情報と以下の情報は申請者の申請に基づき掲載しております。 申請情報の最終更新年月日:2016.09.12
副    題 車輌・ボート等の移動体へ3次元レーザースキャナーを搭載し、高密度・高精度な点群データを取得して、構造物の維持管理に利活用するシステム 区分 システム
分 類 1 調査試験 − 構造物調査 − その他 
分 類 2 トンネル工 − 施工管理 − 施工管理 − 出来形管理
分 類 3 ITS関連技術 − 道路管理の効率化  
分 類 4 橋梁上部工 − 施工管理 − 施工管理 − 出来形管理
概要
@何について何をする技術なのか?

・移動体へ搭載したスキャナーにて地形や施設及び空間情報を効率的かつ高密度・高精度に3次元計測を行い、取得した3次元点群データをもとに2次元図面及び3次元モデルを作成する。

A従来はどのような技術で対応していたのか?

・トータルステーション及びレベルなどを用いて対象物の位置を直接(接触)測定し、道路台帳図作成。
B公共工事のどこに適用できるのか?

・一般構造物の維持管理資料作成及び施工管理資料
・施工完成後のイメージ図
・CIMへの利活用
・ハザードマップの避難計画等

C開発の経緯

・従来の計測方法では、作業員の安全確保のため交通規制等を必要とし、作業者及び周辺住民等への負担が大きかった。また、一回で測定できる範囲が限られるため、長大な区域が対象の場合時間がかかっていた。本技術で移動計測を可能としたことにより、作業員の安全を確保するとともに作業効率を大幅に向上させることが出来た。また、器械構成のユニット化が実現したことにより多様な移動体への搭載が可能となり、計測範囲が広がった。

モバイルスキャニングシステム
新規性及び期待される効果
@どこに新規性があるのか?(従来技術と比較して何を改善したのか?)

1. 40km/h〜80km/hで移動しながら、非接触で1秒間に最大1,000,000点計測可能である。高密度かつ高精度で計測データを取得するため、面として構造物情報を3次元データで取得し保存することが可能となる。

2. 長大な区域の地形、構造物等の位置情報を短時間で取得可能である。

3. 全ての計測器がユニット化されているので、搭載する移動体を選ばない。

4. 3次元点群データと同時に7台のデジタルカメラにより全周囲画像の取得を行う。

5. 移動体計測用の専用架台を製作して測定器械の安定を確保するとともに、測定死角を最小限にした。

6. 独自の照明装置によりトンネルや夜間計測及び画像取得が可能である。

7. 独自の解析システムの確立した。

A期待される効果は?(新技術活用のメリットは?)

1. 同一対象または区間を定期的に計測することで、時間軸に沿った詳細なデータを蓄積できる。このデータを解析することにより、経年変化および動態を構造物全体と同時に構造物の各部位において把握、管理することが可能である。

2. 40km/h〜80km/hで移動しながら計測すことで広範囲の3次元情報を短時間で取得可能であり、工期の短縮が期待できる。

3. 車輌・ボート・カート等のあらゆる移動体に搭載可能であるので、測定可能な対象が増えたことより、危険箇所での直接作業が不要となり、作業員の安全性が期待できる。

4. 取得したデータを独自の解析により、計測路線においてのスキャニングデータストッ ク をすることで、今後の維持管理及びCIMにおいてのデータベースとなる。

5. 専用架台を取付けた事より、測定不能であった箇所からの計測が可能となった。

6. 独自の照明装置により、トンネルや夜間での計測が可能となり品質の向上が期待できる。

7. 独自の解析システムを確立することで、取得データの精度向上及び暗い箇所での画像解析が可能となり、第三者への事業説明などの現場条件の対応範囲が広がった。

新規性の概要
適用条件
@自然条件

・外気温度 :0℃〜40℃
・外部の明暗 :点群計測には明暗の影響なし、写真撮影時には所定の明るさが必要である。
・湿度 :結露しないこと。
・天候 :雨、降雪、濃霧等の計測は不可。

A現場条件

・測定レンジ :0.3m〜100m
・植生条件 :植生等が多く、計測対象物が視認できない状況がある場合は別途補測作業(トータルステーション及び固定型スキャナー)を必要とする。
・計測条件:移動体へ器械を搭載しての計測である為、車輌・ボート・カート等が移動可能であること。
・衛星情報が取得可能な地域(トンネルなど取得状況が悪い箇所でもホイールセンサーを使用することで対応である)

B技術提供可能地域

全国可能


C関係法令等

道路交通法等には問題なし
適用範囲
@適用可能な範囲

・移動体(車輌・ボート・カート等)の走行が確保でき、測定レンジ0.3m〜100mであること。対象構造物は、視認できる対象物に限る。
・時速80km/h以内での走行及び移動可能であること。

A特に効果の高い適用範囲

■計測対象物へ非接触で計測可能であり1秒間に1,000,000点の計測スピードが可能なことから以下である。
・橋梁等の経年変化を確認したい場合。
・高所・急傾斜地で計測(高所作業車・足場設置が不要)
・作業時間の制約が短い計測条件(運転稼動している対象物、潮の干満に影響を受ける対象物等)
・計測対象物の延長が長い場合(長くなるほど効果が大きくなる)
・トンネルなど曲線形状及び複雑な形状によりトータルステーションを使用した場合に計測時間がかかる対象物

B適用できない範囲

・水中部にある対象物(浸水している物)
・一定時間静態することがない対象物(常に動いてる対象物)
・反射率の極めて低い対象物(明暗が暗い、湿り気があるもの)
・移動体(車輌・ボート・カート等)が侵入及び走行が不可能である箇所

C適用にあたり、関係する基準およびその引用元

・移動計測車両による測量システムを用いる数値地形図データ作成マニュアル(案)(平成24年4月)【国土交通省 国土地理院】
・-公共測量-作業規定の準則(平成28年3月31日改定)【国土交通省 国土地理院】
・河川空間の全周囲画像データ作成ガイドライン(案)Ver.1.0 (平成25年2月)【国土交通省 水管理・国土保全局 河川情報企画室】
・公共測量積算ハンドブック(平成27年11月)【公益社団法人 日本測量調査技術会】
留意事項
@設計時

・構造物形状・現場状況に応じて測定ポイントの計画を入念に行い、効率的かつ効果的な作業計画を行う。
(基準点作業においては使用与点、新設点の設置位置の計画等)
・移動計測ルートの選定を確実に行う。(上空支障の確認)※計測車輌2.4m
・イニシャライズ(初期化)を行う場所の選定を行う。(GNSS衛星から安定した電波受信が可能箇所)

A施工時

・計測効率を考慮しての計測コース選定を行う。
・周辺状況を考慮し、車輌搭載時では交通量に応じて追走車両を配置するなどする。

B維持管理等

・計測器械を年に一度、製造メーカーのキャリブレーションを実施する。また、メーカーが指定する内容のキャリブレーションを定期的に実施する。

Cその他

・現場条件に応じて移動体の選定が必要。(計測システムはユニット化されており、容易に多種多様な移動体へ搭載可能ある)
・移動体の運行について注意する。
・計測器械は1台所有。