概要 |
@何について何をする技術なのか?
・道路維持修繕工における橋梁の防水層を機械的に剥離する搭乗式剥離機
A従来はどのような技術で対応していたのか?
・平爪を装着したバックホウ+人力剥離作業
B公共工事のどこに適用できるのか?
・橋梁の防水層除去
・屋上駐車場のFRP及び防水層の除去
 搭乗式スクレーパ |
新規性及び期待される効果 |
@どこに新規性があるのか?(従来技術と比較して何を改善したのか?)
・防水層の剥離作業を、平爪を装着したバックホウ+人力剥離作業から搭乗式剥離機に変えた。
・車体総重量を軽量(2,450kg)とした。
・刃先の取付位置や幅を、施工条件に応じて取替できるようにした。
A期待される効果は?(新技術活用のメリットは?)
・平爪を装着したバックホウ+人力剥離作業から搭乗式剥離機に変えることにより、作業効率が向上する。
・車体の軽量化により、ユニックでの吊り上げを可能とした。
・刃先の取付位置を変えることにより、隅角部の剥離が可能となる。
・刃先の幅を変えることにより、防水材の材質に応じた剥離力の調整が可能となる。
HBS-2000型搭乗式スクレーパ諸元表
全長 | 2,500mm |
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全幅 | 1,070mm |
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全高 | 1,540mm |
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総重量 | 2,450kg |
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移動速度 | 5.5km/h |
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エンジン形式 | 4サイクル水冷ディーゼル |
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排気量 | 2,434cc |
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駆動力 | 838kg(理論値) |
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 機械の特徴 |
適用条件 |
@自然条件
・雨天時または雨天予想の場合は施工不可
A現場条件
・作業スペース(本機の寸法+回転スペース)として、5m×3m程度必要
B技術提供可能地域
・全国
C関係法令等
・特になし |
適用範囲 |
@適用可能な範囲
・橋梁の防水層除去
・屋上駐車場のFRP及び防水層の除去
A特に効果の高い適用範囲
・夜間作業における朝までの通行止め等、規制時間内に剥離作業を確実に終了させる必要がある現場
B適用できない範囲
・作業スペースが確保できない現場
C適用にあたり、関係する基準およびその引用元
・日本道路協会「道路橋床版防水便覧」(平成19年3月) |
留意事項 |
@設計時
・作業スペース(5m×3m程度以上)が確保できることを確認する。
A施工時
・剥離箇所の状況に応じて、刃先の取付位置(左、中、右)を選定する。
・防水材料の材質に応じて、刃先の幅(300mm,150mm)を選定する。
B維持管理等
・特になし
Cその他
・保有台数は4台 |