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ものづくり
日本大賞
国土技術
開発賞
建設技術
審査証明


他機関の
評価結果

















            

2019.03.23現在
 
技術
名称
ケーブルネット・SK厚ネット工法 
事後評価済み技術
(2015.10.16)
登録No. QS-090035-VE
事前審査 事後評価 技術の位置付け(有用な新技術)
試行実証評価 活用効果評価 推奨
技術
準推奨
技術
評価促進
技術
活用促進
技術













旧実施要領における技術の位置付け
活用促進
技術(旧)
設計比較
対象技術
少実績
優良技術
 



 
活用効果調査入力様式 適用期間等
-VE
活用効果調査は不要です。(フィールド提供型、テーマ設定型で活用する場合を除く。)

上記※印の情報と以下の情報は申請者の申請に基づき掲載しております。 申請情報の最終更新年月日:2015.06.15
副    題 ケーブルネットまたは厚ネットを用いた落石予防工法 区分 工法
分 類 1 付属施設 − 防護柵設置工 − 落石防止網(ロックネット)設置工 − 金網及びロープ設置
分 類 2 共通工 − 法面工 − その他 
分 類 3 砂防工 − 仮設工 − その他 
概要
@何について何をする技術なのか?
ケーブルネットとは、斜面の広範囲に点在している浮石や転石の上から、ケーブルを細かく格子状に張設し、浮石や転石を斜面上で押さえ、斜面上での初期始動が起きないようにして落石を未然に防護する工法である。主ケーブルは、破断強度の1/3を設計荷重とし、地盤に打設したアンカーと設計荷重以上の締結力を有するクリップ(SKアンカークリップ)で固定されている。2m間隔の主ケーブル間のすきまから落石のする抜けが無いように、0.5m間隔で補助ケーブルを張設し、落石を未然に防ぐ工法である。0.5m間隔のケーブル格子目よりも小さな転石があり、斜面下部に防護工がない場合は、金網を併用する場合もある。下表の*印を参照。
ケーブルネットとは、斜面の広範囲に点在する浮石の上からケーブルを網(格子)状に張設し、その張設面の周囲と内側(4uに1本)にアンカーを打設する。ケーブルとアンカーを固定することで浮石に作用する下向きの荷重をアンカーで斜面に保持し、浮石の初期移動を抑止する工法である。
またSK厚ネットとは、ケーブルネットと同様な工法であるが、厚ネットを併用するため小規模な落石を予防することができ、さらに厚ネット内に土等を堆積させることが可能であるため緑化を目的とする場合にも用いられる工法である。

A従来はどのような技術で対応していたのか?
急斜面で規模の大きい浮石や転石に対処するために現場打ちコンクリートのり枠工が用いられていた。この工法は他工法(吹付工や張工)に比較して大きい抑止力、支持力が期待できる。凹凸がある斜面中の浮石などをのり枠内に包みこむことができ、梁の大きさを調整することにより、もたれ擁壁のような効果を期待することもできる。

B公共工事のどこに適用できるのか?
治山事業、急傾斜対策事業、道路災害事業、砂防事業および、落石の危険性がある斜面下に道路や民家・建築物等があり、被害が予想される場合の安全対策工事に適用できる。
ケーブルネット・SK厚ネットの型式と構成主部材
抑止工法 型式 主ケーブルサイズ 補助ケーブルサイズ 縦主ケーブルピッチ×横主ケーブルピッチ (m) 補助ケーブルピッチ(m) 網呼びサイズ 
ケーブルネット SCN12-2×2-N 3×7 G/O φ12 3×7 G/O φ12 2.0×2.0 0.5 ― 
ケーブルネット SCN14-2×2-N 3×7 G/O φ14 3×7 G/O φ12 2.0×2.0 0.5 ― 
ケーブルネット SCN16-2×2-N 3×7 G/O φ16 3×7 G/O φ12 2.0×2.0 0.5 ― 
ケーブルネット SCN18-2×2-N 3×7 G/O φ18 3×7 G/O φ14 2.0×2.0 0.5 ― 
ケーブルネット(金網併用*) SCN12-2×2-N* 3×7 G/O φ12 3×7 G/O φ12 2.0×2.0 0.5 菱形金網φ3.2×50×50 
ケーブルネット(金網併用*) SCN14-2×2-N* 3×7 G/O φ14 3×7 G/O φ12 2.0×2.0 0.5 菱形金網φ3.2×50×50 
ケーブルネット(金網併用*) SCN16-2×2-N* 3×7 G/O φ16 3×7 G/O φ12 2.0×2.0 0.5 菱形金網φ3.2×50×50 
ケーブルネット(金網併用*) SCN18-2×2-N* 3×7 G/O φ18 3×7 G/O φ14 2.0×2.0 0.5 菱形金網φ3.2×50×50 
SK厚ネット SKN12-2-30 3×7 G/O φ12 ― 2.0×2.0 ― 厚ネットφ3.2×45×42(t=30) 
SK厚ネット SKN12-5-30 3×7 G/O φ12 ― 2.0×5.0 ― 厚ネットφ3.2×45×42(t=30) 
SK厚ネット SKN14-2-30 3×7 G/O φ14 ― 2.0×2.0 ― 厚ネットφ3.2×45×42(t=30) 
SK厚ネット SKN12-2-50 3×7 G/O φ12 ― 2.0×2.0 ― 厚ネットφ3.2×45×42(t=50) 
SK厚ネット SKN12-5-50 3×7 G/O φ12 ― 2.0×5.0 ― 厚ネットφ3.2×45×42(t=50) 
SK厚ネット SKN14-2-50 3×7 G/O φ14 ― 2.0×2.0 ― 厚ネットφ3.2×45×42(t=50) 

ケーブルネット施工例
新規性及び期待される効果
@どこに新規性があるのか?(従来技術と比較して何を改善したのか?)
・主ケーブル同士の交点をアンカーに固定するクリップ(SKアンカークリップ)は、ケーブルを締結する構造として接触する面積を広くして固定するため局部的な痛みがない(素線がキンクしにくい)構造であり、しかも低いトルクで施工できる。
・補助ケーブル同士の交点や補助ケーブルと主ケーブルの交点を固定するクリップ(SKクロスクリップ)は、ケーブルを締結する構造として接触する面積を広くして固定するため、局部的な痛みが発生しにくい(素線がキンクしにくい)構造である。その上、Uボルトタイプに比べて、締結力が大きい。
・抑止工内に2m間隔でアンカーを打設することと、クリップの締結効果も含めて抑止効果が向上する。

A期待される効果は?(新技術活用のメリットは?)
・抑止工内にアンカーを打設するため抑止力が向上する。
・SKアンカークリップのケーブルを固定する構造は、ケーブルの接触面積を広くして固定するため、局部的な痛みが発生しにくい構造となり、また経年変化によりケーブルが緩みにくい構造であり、落石の抑止効果を維持することができる。
SKアンカークリップの締結力と締付けトルク
ケーブルネット・SK厚ネット 型式 主ケーブル径 締結力 kN 締付けトルク N・m 
ケーブルネット SCN12-2×2-N φ12 25.0 90以上 
ケーブルネット SCN14-2×2-N φ14 35.0 110以上 
ケーブルネット SCN16-2×2-N φ16 39.0 130以上 
ケーブルネット SCN18-2×2-N φ18 52.0 150以上 
SK厚ネット SKN12-2-30(50) φ12 25.0 90以上 
SK厚ネット SKN12-5-30(50) φ12 25.0 90以上 
SK厚ネット SKN14-2-30(50) φ14 35.0 110以上 

(上)SKアンカークリップ、(下)SKクロスクリップ
適用条件
@自然条件
・気温や気象条件は、通常の工事ができる範囲において問題ない。
・起伏が激しい自然斜面において、立ち木の有無に関係なく施工可能である。

A現場条件
・作業のスペースは現場の斜面上で行なうため、特に必要ない。
・材料の仮置き場面積としては、施工面積2000uの場合、20u程度のスペースが必要である。

B技術提供可能地域
技術提供地域について制限ない。(日本全国可能です。)

C関係法令等
特に制約される関係法令はない。
適用範囲
@適用可能な範囲
・ケーブルネットの型式と抑止可能な範囲
SCN12-2×2-Nの場合は、斜面勾配1:1の場合、落石荷重は12.5kN/u以下、斜面勾配1:0.3の場合、落石荷重は5.0kN/u以下。
SCN14-2×2-Nの場合は、斜面勾配1:1の場合、落石荷重は17.5kN/u以下、斜面勾配1:0.3の場合、落石荷重は7.5kN/u以下。
SCN16-2×2-Nの場合は、斜面勾配1:1の場合、落石荷重は21.2kN/u以下、斜面勾配1:0.3の場合、落石荷重は8.7kN/u以下。
SCN18-2×2-Nの場合は、斜面勾配1:1の場合、落石荷重は28.7kN/u以下、斜面勾配1:0.3の場合、落石荷重は12.5kN/u以下。
・SK厚ネットの型式と抑止可能な範囲
SKN12-2-30(50)の場合は、斜面勾配1:1の場合、落石荷重は12.5kN/u以下、斜面勾配1:0.3の場合、落石荷重は5.0kN/u以下。
SKN12-5-30(50)の場合は、斜面勾配1:1の場合、落石荷重は5.0kN/u以下、斜面勾配1:0.3の場合、落石荷重は2.0kN/u以下。
SKN14-2-30(50)の場合は、斜面勾配1:1の場合、落石荷重は17.5kN/u以下、斜面勾配1:0.3の場合、落石荷重は7.5kN/u以下。
上記の範囲で斜面勾配が緩くなれば落石荷重は大きくなるが、斜面勾配が急になれば落石荷重は小さくなる計算範囲内。

A特に効果の高い適用範囲
浮石や転石が点在する斜面(勾配1:1.0〜1:0.3)の落石対策に効果が高い。

B適用できない範囲
ケーブルネットおよびSK厚ネットの強度を満足できない大規模な落石の荷重条件。

C適用にあたり、関係する基準およびその引用元
・社団法人 日本道路協会 「落石対策便覧」(平成12年6月)
・社団法人 日本道路協会 「道路土工-切土工・斜面安定工指針」(平成21年6月)
・社団法人 兵庫県治山林道協会 「森林土木工事等仕様書」(平成14年4月)
・社団法人 日本道路協会 「道路橋示方書・同解説」T共通編Vコンクリート橋編(平成14年3月)
留意事項
@設計時
・型式を選定する場合は、現場の浮石の調査と地盤の調査を行い、ケーブルに作用する荷重およびアンカーの耐力と地盤強度を考慮して検討すること。
・土砂部用のアンカーの場合は、施工前に現場にて引張試験を行い、地盤耐力を確認すること。

A施工時
・基準軸は主ケーブル位置とするが、できるだけ凹凸が少ない箇所に基準軸を設ける。
・起伏の激しい斜面では、基準軸は数本設けても問題ない。
・アンカーの打設は埋め込み公差内で打設すること。
・SKアンカークリップは規定以上の締め付けトルクで均等な幅になるように締め付けること。
・SKクロスクリップは規定以上の締め付けトルク以上で締め付けること。
・SKクロスクリップ取付時、ケーブル溝の大小の大きさを確認すること。
・ケーブルの交点において、縦ケーブルを下に、横ケーブルを上にすること。縦ケーブルと横ケーブルとの上下がいろいろある場合、クリップの取付方向がまちまちになるので見栄えがよくない。

B維持管理等
・維持管理は特に必要ないが、大地震発生後には点検パトロールを行ない、ケーブルのゆるみなど危険箇所がないか点検することが望ましい。

Cその他
・施工前準備の斜面整理として、現場の立ち木の伐採について、樹木の大きさ、品種は事前に施主または監督官と打合せを行なうこと。
・離島や高山地域への資材の運搬については、別途検討が必要である。
・納品時期は、受注決定後10日〜20日必要である。(大口、小口の数量によってご相談させて下さい。)

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