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ものづくり
日本大賞
国土技術
開発賞
建設技術
審査証明


他機関の
評価結果

















            

2019.05.24現在
 
技術
名称
モルタル吹付工水抜き穴補強筋 
事後評価済み技術
(2015.10.16)
登録No. QS-090030-VE
事前審査 事後評価 技術の位置付け(有用な新技術)
試行実証評価 活用効果評価 推奨
技術
準推奨
技術
評価促進
技術
活用促進
技術













旧実施要領における技術の位置付け
活用促進
技術(旧)
設計比較
対象技術
少実績
優良技術
 



 
活用効果調査入力様式 適用期間等
-VE
活用効果調査は不要です。(フィールド提供型、テーマ設定型で活用する場合を除く。)

上記※印の情報と以下の情報は申請者の申請に基づき掲載しております。 申請情報の最終更新年月日:2010.07.15
副    題 モルタル吹付層の水抜き穴周辺のひび割れ抑制及び水抜きパイプ固定用鉄筋 区分 材料
分 類 1 共通工 − 法面工 − 吹付工 − モルタル吹付工
分 類 2 共通工 − 法面工 − 吹付工 − コンクリート吹付工
概要
@何について何をする技術なのか?
切土のり面の保護工法の一つにモルタル吹付工がある。モルタル吹付工では,地山からの湧水を排除するため水抜き穴を設置している。ところが,モルタル吹付施工直後にこの水抜き穴の周囲にひび割れが発生することが多く,モルタル層の劣化原因となっている。また,既設モルタル吹付層の水抜き穴の調査結果によると水抜き穴先端部にモルタルが充填されており,水抜き機能が確保されていない事例が多く認められ,水抜き穴本来の目的を果たしていないことが明らかとなった。さらに,モルタル層背面の地山からの水抜きが不十分なためにモルタル吹付層が水圧で押し出されのり面やのり尻側溝に変状が発生したと考えられる事例が認められる。このような変状は,水抜きパイプを所定の角度に固定しないことと,モルタル吹付作業時に水抜きパイプを足で下向きに抑える等するため水抜きパイプ先端部にモルタルが充填されやすいことが発生原因と考えられる。
水抜き穴補強筋(以後,ワレンと称す)は,水抜き穴周囲を取り囲む鉄筋と水抜きパイプを保持する鉄筋の組み合わせから構成されるものである。ワレンは,水抜き穴からのひび割れの発生を抑制し,水抜きパイプ先端が地山に密着するように所定の位置及び角度で固定するためモルタル吹付時に水抜きパイプ先端部にモルタルが侵入せず地山からの湧水の排除機能が確保できる。
ワレンを使用してモルタル吹付工を施工することにより,モルタル吹付層の劣化抑制・品質向上及びのり面の安定に寄与するものと考えられる。ワレンは,のり面勾配及び吹付厚さに応じた15タイプの形状のものがある。

A従来はどのような技術で対応していたのか?
水抜き穴を対象にしたひび割れ対策工はない。また,水抜きパイプを所定の位置及び角度に固定するための材料は存在しない。

B公共工事のどこに適用できるのか?
道路の切土のり面や急傾斜斜面の切土面の保護工として施工されるモルタル吹付工,コンクリート吹付工及びのり枠工の枠内のモルタル吹付工の水抜き穴に適用できる。

Cその他
平成21年度鹿児島県トライアル発注製品として選定され、現場試験中である。
のり面勾配及び吹付厚さによるワレンの区分
呼び名 のり面勾配 吹付厚さ(10p),T-1 吹付厚さ(8p),T-2 吹付厚さ(5p),T-3 
S1 1:0.2〜1:0.4 S1,T-1 S1,T-2 S1,T-3 
S2 1:0.5〜1:0.7 S2,T-1 S2,T-2 S2,T-3 
S3 1:0.8〜1:1.0 S3,T-1 S3,T-2 S3,T-3 
S4 1:1.2〜1:1.5 S4,T-1 S4,T-2 S4,T-3 
S5 1:2.0 S5,T-1 S5,T-2 S5,T-3 

ワレン概念図
新規性及び期待される効果
@どこに新規性があるのか?(従来技術と比較して何を改善したのか?)
モルタル吹付層にひび割れが発生する要因は,のり面の土質,モルタルの性状,のり面の傾斜,施工時の天候等が考えられるが,水抜き穴は,モルタルが欠損しているため水抜き穴周縁にはひび割れが発生しやすい。水抜き穴周縁のひび割れ発生の原因は,大きく二つの応力が水抜き穴周縁に働くためと考えられる。一つは,モルタル打設後のモルタルの乾燥収縮により,水抜き穴周縁に働く引張り力であり,他の一つは,重力である。水抜き穴はモルタルが欠損しているため重力に対する引張り力が,他の部分より不足する。水抜き穴周縁のひび割れを抑制するためには,水抜き穴周縁に発生する応力のひずみを解消する必要がある。そのためには,水抜き穴を取り囲むように配置した鉄筋に引張り力を負担させることが必要である。
また,水抜き穴は,本来のり面の地山からの湧水を排除するためのものであるが,従来水抜きパイプの設置は,モルタル吹付前にのり面に敷設する金網の網目に挿入するのみであり,固定しないため施工中にパイプがずれやすい。そのためモルタル吹付作業中に水抜きパイプを足で押えながらパイプの角度を調整している現状であるため,水抜きパイプの先端にモルタルが充填されやすく水抜き穴の湧水排除機能が十分発揮されていないものと考えられる。ワレンは,水抜きパイプ周縁に発生するひび割れの抑制と水抜き穴の湧水排除機能を向上させのり面の安定に寄与するものと考えられる。従来,このような機能を有した材料は存在していない。

A期待される効果は?(新技術活用のメリットは?)
1)水抜きパイプ周縁に発生するひび割れを抑制するためひび割れの補修作業が軽減される。
2)モルタル層のひび割れ沿いの劣化が抑制される。
2)水抜きパイプの地山からの湧水排除機能が向上する。
4)モルタル層背面の地山からの湧水の排除機能が向上することからのり面の安定に寄与する。
5)ワレンの設置手間が増えるが,モルタル吹付作業の施工性は改善される。

水抜き穴からのひび割れ,水抜き穴先端部状況
適用条件
@自然条件
モルタル吹付工及びコンクリート吹付工が施工可能な条件であれば適用可能である。
次の場合は原則として施工しない。
1)強い風で正常な吹付作業を著しく妨げる場合。
2)気温が氷点に近く,適切な養生ができない場合。
3)雨が激しく,吹付面からセメントが洗い流されるような場合。
4)好天で風が強く,乾燥が著しい場合。

A現場条件
モルタル及びコンクリート吹付工が施工可能な条件であれば,適用可能。

B技術提供可能地域
制限なし

C関係法令等
なし
適用範囲
@適用可能な範囲
のり面勾配1:0.2〜1:2.0,吹付厚さ5p〜10pに対応した15タイプの製品を適用できる。

A特に効果の高い適用範囲
のり面勾配が一定しているのり面。

B適用できない範囲
のり面勾配が著しく変化するのり面やオーバーハングしたのり面。

C適用にあたり、関係する基準およびその引用元
(社)日本道路協会の道路土工のり面工・斜面安定工指針(平成21年6月)による。
留意事項
@設計時
モルタル吹付工設計時にのり面勾配及び吹付厚さに適応したワレンを選定し,水抜きパイプの本数(2uに1個)と同数計上する必要がある。
A施工時
のり面の浮石,埃等を圧力水や圧さく空気により落とした後,金網を張りつけ,金網の目にワレンを設置し,水抜きパイプを挿入し固定すること。
B維持管理等
なし
Cその他
水抜きパイプは,のり面勾配及び吹付厚さに適合した形状(長さ,切り口の角度)に加工したものを使用すること。

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