概要 |
@何について何をする技術なのか?
普通コンクリートにナイロン短繊維を混ぜることで、
(1)初期ひび割れ・乾燥収縮ひび割れの抑制
(2)剥離・剥落の防止など
を行う技術です。
特長:
(1)1m3あたり1億22百万本(1本あたり長さ12mm、径15ミクロン)の繊維が均一に分散し、効果を発揮します。
(2)セルロース製の袋ごと投入できます。
A従来はどのような技術で対応していたのか?
普通コンクリート
B公共工事のどこに適用できるのか?
普通コンクリートを使用する工事であれば工種を選ばず、適用ができます。
 商品外観(縦35cmx横23cm,重量300g) |
新規性及び期待される効果 |
@どこに新規性があるのか?(従来技術と比較して何を改善したのか?)
(1)普通コンクリートにナイロン繊維を添加すること。
(2)ナイロンを短繊維に加工することで、すぐれた分散性を確保し、コンクリート・モルタルのひび割れ抑制材料として使用すること。
(3)ナイロン繊維の入った袋のまま投入できること。(袋はセルロース製で、コンクリートの中で溶けてなくなります)
A期待される効果は?(新技術活用のメリットは?)
(1)初期ひび割れ・乾燥収縮ひび割れの抑制:60%以上抑制
(2)曲げタフネスの増大:4〜5倍
(3)耐久性の向上:耐衝撃性44%増加
(4)剥離・剥落の防止:剥落に要する打撃回数は8.4倍
(5)接着性の向上:接着強度15%増加
 ナイロン繊維 |
適用条件 |
@自然条件
普通コンクリートの自然条件と同様。
A現場条件
材料を投入できるスペースがあればよい。
B技術提供可能地域
全国提供可能。
C関係法令等
該当する法令なし |
適用範囲 |
@適用可能な範囲
コンクリート構造物全般
A特に効果の高い適用範囲
壁、橋脚、床版など特に耐久性を求められる構造物
B適用できない範囲
現状では、コンクリート、モルタル以外の部材
C適用にあたり、関係する基準およびその引用元
土木工事共通仕様書 |
留意事項 |
@設計時
繊維混入量:標準混入量 300g/m3
標準混入量は、経済性、効果等を考慮し、当社で判断し定めたものです。
A施工時
アジテータ車に投入後、高速回転で3分間攪拌すること。
B維持管理等
特になし
Cその他
所定量の繊維が混入されているか否かを確認する方法はあります。試験方法は、現在特許申請しています。 |