概要 |
@何について何をする技術なのか?
(1)本技術は、操作レバーを中立にすると約4秒後に自動的にアイドリング回転となるエンジンを搭載し、燃費向上に寄与する技術である。
<対象モデル>
U-30-5, U-35-5, U-40-6, U-55-6, K-035-5, KX-57-6,
RX-203S, RX-306, RX-406, RX-505, RX-205, RX-306E, RX-406E
(2) (1)の機能に加え、エンジン回転数制御に電子式ガバナーを採用したモデルも導入。
<対象モデル>
U-30-6, U-35-6
(3) (1)の機能に加え、エンジン回転数制御にコモンレールシステムを採用したモデルも導入。
<対象モデル>
RX-506, U-40-6E, U-55-6E, KX-57-6E
A従来はどのような技術で対応していたのか?
従来技術は、ミニバックホウ操作において必要時にその都度、手動にてアクセルレバーの操作でエンジンをアイドリング回転にしていた。
B公共工事のどこに適用できるのか?
土工事、舗装工事
オートアイドル搭載ミニバックホウ仕様一覧表
機種名 | 標準バケット容量(m3) | 機械質量(kg) | エンジン出力(kW) | 最大掘削高さ(mm) | 最大掘削深さ(mm) | 最大掘削力(kN) |
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U-30-5 | 0.09 | 2990 | 20.0 | 4765 | 2880 | 26.5 |
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U-35-5 | 0.11 | 3360 | 21.0 | 4955 | 3135 | 27.6 |
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U-40-6 | 0.14 | 4440 | 31.2 | 5465 | 3385 | 33.0 |
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U-55-6 | 0.16 | 5130 | 35.5 | 5665 | 3630 | 42.3 |
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K-035-5 | 0.11 | 3200 | 21.0 | 5200 | 3180 | 27.6 |
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KX-57-6 | - | 5470 | 35.5 | 5820 | 3890 | - |
---|
RX-203S | 0.06 | 1990 | 14.0 | 4630 | 2210 | 21.2 |
---|
RX-306 | 0.09 | 2990 | 21.0 | 5180 | 2960 | 27.9 |
---|
RX-406 | 0.11 | 3600 | 21.0 | 5480 | 3300 | 30.1 |
---|
RX-505 | 0.22 | 5100 | 28.8 | 6380 | 4035 | 36.4 |
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RX-205 | 0.06 | 1990 | 14.0 | 4630 | 2210 | 21.2 |
---|
U-30-6 | 0.09 | 2990 | 18.9 | 4570 | 2820 | 30.1 |
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RX-306E | 0.09 | 2990 | 18.9 | 5180 | 2960 | 27.9 |
---|
RX-406E | 0.11 | 3600 | 18.9 | 5480 | 3300 | 30.1 |
---|
U-35-6 | 0.11 | 3390 | 18.9 | 4835 | 3000 | 30.0 |
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RX-506 | 0.21 | 5400 | 30.1 | 6420 | 4065 | 36.5 |
---|
U-40-6E | 0.14 | 4420 | 30.1 | 5370 | 3340 | 33.0 |
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U-55-6E | 0.15 | 5200 | 35.5 | 5665 | 3630 | 42.3 |
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KX-57-6E | - | 5500 | 35.5 | 5820 | 3890 | - |
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 オートアイドル機能構成図 |
新規性及び期待される効果 |
@どこに新規性があるのか?(従来技術と比較して何を改善したのか?)
(1)搭載しているエンジンが操作レバーを中立して4秒後に自動でアイドリング回転となる。
<対象モデル>
U-30-5, U-35-5, U-40-6, U-55-6, K-035-5, KX-57-6,
RX-203S, RX-306, RX-406, RX-505, RX-205, RX-306E, RX-406E
(2) (1)の機能に加え、エンジン回転数制御に電子式ガバナを採用したモデルも導入。
エンジンに電子ガバナ―を搭載しECU(エンジン・コントロール・ユニット)で直接電子ガバナ―をコントロールすることで、
応答性を改善すると共にAI(オートアイドル)用モーターを廃止した。
<対象モデル>
U-30-6, U-35-6
(3) (1)の機能に加え、エンジン回転数制御にコモンレールシステムを採用したモデルも導入。
エンジンにコモンレールシステムを搭載しECU(エンジン・コントロール・ユニット)で直接コモンレールシステムをコントロールすることで、
応答性を改善すると共にAI(オートアイドル)用モーターを廃止した。
<対象モデル>
RX-506, U-40-6E, U-55-6E, KX-57-6E
A期待される効果は?(新技術活用のメリットは?)
(1)エンジン回転が自動でアイドリング回転になるので、CO2排出量および燃料消費の低減が期待できる。
<対象モデル>
U-30-5, U-35-5, U-40-6, U-55-6, K-035-5, KX-57-6,
RX-203S, RX-306, RX-406, RX-505, RX-205, RX-306E, RX-406E
(2) (1)の機能に加え、エンジン回転数制御に電子式ガバナーを採用したモデルも導入。
燃料噴射ポンプのラックを調整することで回転数制御しているのでより細かな制御が可能となった。
また、速やかにアイドル回転(省エネ回転)まで変化し、再始動時は速やかに作業回転数まで戻る。
<対象モデル>
U-30-6, U-35-6
(3) (1)の機能に加え、エンジン回転数制御にコモンレールシステムを採用したモデルも導入。
燃料噴射ポンプのラックを調整することで回転数制御しているのでより細かな制御が可能となった。
また、速やかにアイドル回転(省エネ回転)まで変化し、再始動時は速やかに作業回転数まで戻る。
<対象モデル>
RX-506, U-40-6E, U-55-6E, KX-57-6E
 オートアイドルの効果 |
適用条件 |
@自然条件
・-15℃〜+40℃の範囲で施工可能であり、強風、豪雨、降雪時には施工が不可能である。
A現場条件
・申請技術はバックホウ(油圧ショベル)0.16m3バケット容量級(5t級)で幅1.96m×長さ5.5m=面積10.78m2である。
B技術提供可能地域
・技術提供地域については制限無し
C関係法令等
・通常施工で遵守すべき法令等以外無し。 |
適用範囲 |
@適用可能な範囲
・土工事、舗装工事などで適用可能である。
A特に効果の高い適用範囲
・都市、土木工事および夜間工事(騒音総量が抑制できるため)
B適用できない範囲
・トンネル地下などの自然換気が十分できない現場
C適用にあたり、関係する基準およびその引用元
・通常施工で遵守すべき基準や法令等以外無し。 |
留意事項 |
@設計時
・施工状況、規模がミニバックホウの車格等と整合が取れているか確認すること。
・現場状況により、オプション仕様を確認すること。
A施工時
・使用方法は付属の取扱説明書に従う事。
B維持管理等
・メンテナンスは付属の取扱説明書に従う事。
Cその他
・特に無し。 |
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