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ものづくり
日本大賞
国土技術
開発賞
建設技術
審査証明


他機関の
評価結果

















            

2017.09.21現在
 
技術
名称
グラウト押上注入工法 
事後評価未実施技術 登録No. KK-120069-A
事前審査 事後評価 技術の位置付け(有用な新技術)
試行実証評価 活用効果評価 推奨
技術
準推奨
技術
評価促進
技術
活用促進
技術













旧実施要領における技術の位置付け
活用促進
技術(旧)
設計比較
対象技術
少実績
優良技術
 



 
活用効果調査入力様式 適用期間等
-A
活用効果調査入力システムを使用してください。

上記※印の情報と以下の情報は申請者の申請に基づき掲載しております。 申請情報の最終更新年月日:2014.08.12
副    題 グラウトへの気泡混入防止機構を備えた小型グラウト注入装置によるコンクリート構造物のひび割れや欠損箇所に対する断面修復工法 区分 工法
分 類 1 道路維持修繕工 − 橋梁補修補強工 − 断面修復工 
分 類 2 道路維持修繕工 − 橋梁補修補強工 − ひび割れ注入工 − 無収縮モルタル
分 類 3 道路維持修繕工 − 橋梁補修補強工 − 上・下面増厚工 
概要
@何について何をする技術なのか?
・申請技術は、老朽化などにより生じたコンクリート構造物のひび割れや欠損箇所に、小型グラウト注入装置を用いて空隙を生じずに従来技術と同等以上の圧縮強度を確保してグラウト等充填材を注入することにより断面修復を行う工法である。
・注入機材の基本構成は、インジェクター(メイン、ホッパー)、グラウトトラップ、コンプレッサー、真空ポンプと、各機材および充填対象をつなぐ注入ホース、空気抜き管からなる。
・充填対象への充填材注入は、メインインジェクターの加圧シリンダー内に加圧ピストンでグラウト等の充填材を気密封入した充填材(グラウト等)を充填対象の下部に設けた注入ホースから空気を巻き込まない押上げ注入により行う(グラウト注入機材概要図参照)。注入と同時に、充填対象上部に設けた空気抜き管から真空ポンプで残存空気を吸引する。
・メインインジェクターの1回当り吐出量は90Lであるが、同容積のホッパーインジェクターを連結してその底部から充填材を吸引してメインインジェクターへ補充することができる(グラウト注入機材概要図参照)。

A従来はどのような技術で対応していたのか?
モルタルコテ塗りによる断面修復工法
・左官工がコテを用いて充填対象箇所に充填材(通常、ポリマーセメントモルタル)を塗り込む。
・充填品質が左官工の熟練度に大きく左右される。
・鉄筋の間などコテの入らない細かい部分は確実な充填が難しい場合があるほか、厚さが大きく複数回の塗布が必要な場合、充填材に空隙が生じることが懸念される。
・型枠を用いないため、作業は天候に大きく影響を受ける
・型枠設置が不要であるが、1回辺りの塗布厚さ50mm程度が限度であるため、厚さ50mm以上の充填対象に対しては現地でのモルタル練り混ぜ、塗布と養生を繰り返す必要がある。

B公共工事のどこに適用できるのか?
・コンクリート構造物の欠損断面更正、増厚、ひび割れ注入
・耐震補強における既存構造体と新規構造体との空隙充填
・小規模かつ複雑な形状のモルタル構造物構築
・空積擁壁の背面モルタル充填
インジェクター仕様
型式   CB-DT 100 CB-FDT 30 
吐出量(L) (1ストローク当り) 90 25 
吐出圧力(MPa)   0.1〜1.5 0.1〜1.5 
容積(L)   100 30 
概略寸法 高さ(mm) 1100 730 
 外径(mm) 550 408 
乾燥重量(kgf)   71.6 22.1 
備考   注入用本体(メイン)、増設用(ホッパー) 注入用本体(メイン)、排圧吐槽(グラウトトラップ) 

グラウト注入機材概要図
新規性及び期待される効果
@どこに新規性があるのか?(従来技術と比較して何を改善したのか?)
(1)押上げ注入、補充(グラウト注入機材概要図参照)
・充填対象の下部に注入ホースを設置、メインインジェクターに気密封入した充填材を充填対象の下から上に向かって押上げ注入を行うことにより、注入時に充填材に空気を巻き込まない。
・充填対象上部閉塞部には空気抜き管を設置し、下から充填材が注入されるのに従い型枠内の残存空気を空気抜き管から真空ポンプで吸引する。

(2)連続注入(グラウト注入機材概要図参照)
・充填量が多いときはホッパーインジェクター(以下、ホッパー)とメインインジェクター(以下、メイン)を連結して、ホッパーの底部から充填材を吸引してメインインジェクターへ補充する。
・ホッパーからメインへの充填材補充は、ホッパーの底部からメイン底部へ吸上げる方法であり、補充の過程でも充填材に気泡を混入させない。

(3)レディーミクスト材の利用が可能
・充填材はJ14漏斗流下時間14秒以下、スランプフロー値21cm以上、骨材最大径5mm以下のものであれば利用可能であり、生コン工場から品質を確保されたJIS配合グラウト(レディーミクスト材)の利用が可能である。 上記条件を満たせば、現場練りグラウトの利用も可能である。

A期待される効果は?(新技術活用のメリットは?)
(1) 充填対象内部に空隙を残さない断面修復が可能
・充填対象の下部から充填材を押上げ注入し、上部閉塞部から残存空気を吸引することで、充填対象の厚さに関わらず空隙を残さず充填材を注入することができる。
・充填対象への押上げ注入、ホッパーからメインへの充填材補充において、充填材に気泡を混入させないため、気泡による空隙をなくすことができる。

(2) 工程短縮
・メインインジェクターとホッパーインジェクターの組み合わせで、充填対象の形状に関わらず最大3m3/日の連続注入が可能である。

(3) 充填材の品質確保
・充填材として生コン工場から品質を確保されたJIS配合グラウト(レディーミクスト材)の利用が可能であり、充填材の品質確保が明確にできる。

Bその他
・申請技術でグラウトを押上注入した試験体から採取した材齢28日コアと、同じグラウトをテストピース容器に上から流し込んで作成した供試体を比較すると、申請技術のコアの方が圧縮強度が高くなる傾向が確認された。

注入機材外観
適用条件
@自然条件
・注入作業および養生においては、降雨や強風などにおいても特別な防護を行わずに施工が可能である。
・型枠組立のみ、暴風時の作業は不可。
・施工・養生に適する気温は5〜35℃である。

A現場条件
・作業空間は、4.3u(注入機材設置範囲幅1.8m×奥行1.8m=3.3u+オペレータ作業範囲幅1.0m×奥行1.0m=1.0u、いずれの範囲も高さ1.0m必要)
・充填対象に近接する必要があるのはオペレータのみ(必要範囲1.0u)であり、他の注入機材(インジェクター、コンプレッサー等)は、充填対象から水平距離最大50m、高低差最大5m離れた場所に設置しての作業が可能である。
・構成機材は、インジェクター(メイン、ホッパー)、グラウトトラップ、コンプレッサー、真空ポンプ、注入ホースなどからなる。いずれも小型で人力による搬入が容易である。

B技術提供可能地域
・本州(青森、岩手、秋田、山形、宮城は要相談)
・四国
・九州

C関係法令等
(特になし)
適用範囲
@適用可能な範囲
・コンクリート構造物の欠損断面更正、増厚、コンクリート構造物のひび割れ注入
・耐震補強における既存構造体と新規構造体との空隙充填
・小規模かつ複雑な形状のモルタル構造物構築
・空積擁壁の背面モルタル充填
・注入ホースの最小外径20mmが挿入できる箇所であれば充填作業が可能である。

A特に効果の高い適用範囲
・橋梁桁下の断面欠損部など、注入範囲の上方が閉塞しており下面からの充填が必要な箇所。
・充填対象の開口に対して奥行きが深い箇所。
・充填対象の内空形状が複雑な箇所。
・民家に近接した現場など、施工時の騒音が問題になりやすい現場(施工時に音を発する機材を、充填対象から水平距離50m以内、高低差5m以内の任意の場所に移動可能)。

B適用できない範囲
・水没箇所への充填
・J14漏斗流下時間14秒超、スランプフロー値21cm未満の流動性の低い充填材
・径5mmを超える骨材を含む充填材

C適用にあたり、関係する基準およびその引用元
・「日本工業規格」
・土木学会「コンクリート示方書」
・(株)高速道路総合技術研究所「NEXCO構造物施工管理要領」
留意事項
@設計時
・既存コンクリート構造物の断面欠損部補修に際しては、既存コンクリート構造物の物性に合わせたモルタル配合を検討すること。
・充填材はJ14漏斗流下時間14秒以下、スランプフロー値21cm以上、骨材最大径5mm以下のものを用いること。

A施工時
・充填対象の内壁はよく洗浄し、砂分や鉄筋の錆などを除去しておくこと。
・既存鉄筋コンクリート構造物の断面欠損部補修に際して、鉄筋が露出している場合には、鉄筋の適切な防錆処理等を検討すること。
・注入時に充填対象から充填材が漏れ出さないよう、充填対象の側面・底面の開口部は型枠や目地モルタルなどで閉鎖すること。
・空気抜き孔を既存構造物に設ける場合には、鉄筋を損傷しないよう十分注意すること。
・充填用ホースは散水用ホースで注入圧力に対して問題ないが、取り回し時の折れや引きずりによる劣化・損傷を防ぐために、充填箇所と触診・操作に必要な範囲以外は耐圧ホースを用いることが望ましい。
・充填対象には充填用ホースを取り付けるための開口が必要である。幅の狭いクラックなどで充填用ホースが挿入できない場合には、挿入箇所のみ削孔・はつり等で挿入孔を確保する必要がある。充填用ホースの最小径は、充填材に骨材を含まない場合は内径5mm/外径7mm、骨材を含む場合は内径が骨材径の3倍である。
・注入中に型枠に異常な圧力がかかりそうになった場合は、素手で注入ホースを折り曲げることにより注入中断が可能である。
・申請技術で用いる機材の騒音は、カタログ最大値でコンプレッサ 64dB、発電機 97dBである。ただし騒音が問題になる場合には、問題にならない場所へ機材を設置することが可能である(充填対象から水平距離50m以内、高低差5m以内)。

B維持管理等
(特になし)

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