概要 |
@何について何をする技術なのか?
工事現場・資材倉庫等の出入口部に使用できるアルミ製伸縮門扉
A従来はどのような技術で対応していたのか?
鉄製伸縮門扉にて対応
【課題】
・従来技術は修理において、部材の結合はリベット止め及び溶接接合であるため、破損箇所以外も交換する必要がある。
・従来技術は重量が大きいため、設置にはユニック車等の特殊車両を使用する必要がある。
・従来技術は鉄製であり、錆びの発生が懸念される。
・従来技術は施工後に目隠し等が必要となった場合は、ゲート本体を交換しなくてはならない。
・従来技術のゲートの開閉方向の変更は、ゲート全体ごと交換する必要がある。
B公共工事のどこに適用できるのか?
土木・建築工事現場や資材倉庫等の出入口・間仕切り
 アルミキャスターゲート |
新規性及び期待される効果 |
@どこに新規性があるのか?(従来技術と比較して何を改善したのか?)
・部材の結合は全ネジ留めとした。
・部材の軽量化を図った。
・材質は耐錆性能の高いアルミを採用。
・施工後においても専用のパネルピンの使用により、パネルの取り付けが簡易な構造とした。
・左開き、右開きの変更が容易に行える構造とした。
A期待される効果は?(新技術活用のメリットは?)
・申請技術は修理において、部材の結合は全ネジ留めであるため、破損箇所のみの部材交換ですむ。
・申請技術は部材の軽量化を図ったことにより、人力設置が可能となった。
・申請技術は部材をアルミ製としたことにより、経年劣化による錆びの発生が抑制されることを確認。
・申請技術は施工後に目隠し等が必要となった場合は、専用のパネルピンを使用することにより、パネルをゲート本体へ容易に取付可能。
・申請技術のゲートの開閉方向の変更は、角クランプを左右の吊元どちらかに付け替えることにより、左開き、右開きへの変更が可能。
アルミキャスターゲート 製品サイズ (片開き) ⇒ 両開き(片開き×2)
サイズ(m) | M series | E series | K series | L series | C series | X series | H series |
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1.8 | AMS-18 | - | AKS-18 | ALS-18 | ACS-18 | AXS-18 | AHS-18 |
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2.0 | - | AES-20 | - | - | - | - | - |
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2.4 | - | AES-24 | - | - | - | - | - |
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2.7 | - | - | AKS-27 | ALS-27 | ACS-27 | AXS-27 | AHS-27 |
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2.8 | - | AES-28 | - | - | - | - | - |
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3.2 | - | AES-32 | - | - | - | - | - |
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3.6 | AMS-36 | AES-36 | AKS-36 | ALS-36 | ACS-36 | AXS-36 | AHS-36 |
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4.0 | - | AES-40 | - | - | - | - | - |
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4.5 | - | - | - | ALS-45 | ACS-45 | - | - |
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4.8 | - | AES-48 | AKS-48 | - | - | AXS-48 | AHS-48 |
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5.4 | AMS-54 | - | AKS-54 | ALS-54 | ACS-54 | AXS-54 | AHS-54 |
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5.6 | - | AES-56 | - | - | - | - | - |
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6.3 | - | - | - | ALS-63 | ACS-63 | - | - |
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6.4 | - | AES-64 | - | - | - | - | - |
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6.6 | - | | AKS-66 | - | - | AXS-66 | AHS-66 |
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7.2 | AMS-72 | AES-72 | AKS-72 | ALS-72 | ACS-72 | AXS-72 | AHS-72 |
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8.1 | - | - | - | ALS-81 | ACS-81 | - | - |
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9.0 | AMS-90 | - | - | ALS-90 | ACS-90 | - | - |
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 左右兼用 |
適用条件 |
@自然条件
強風、強雨、降雪時には作業不可
A現場条件
設置スペースとして、幅8.5m×奥行0.5m=4.25u
作業スペースとして、1m×1m×2人=2u(2人/班)が必要
(間口 8.1mの場合)
B技術提供可能地域
日本全国技術提供可能
C関係法令等
労働安全衛生規則
土木工事安全施工技術指針 |
適用範囲 |
@適用可能な範囲
設置場所が平地、又は傾斜角度3度未満の土木・建築工事現場や資材倉庫出入口部に適用可能
A特に効果の高い適用範囲
土木・建築工事現場や資材倉庫等の出入口・間仕切り
B適用できない範囲
傾斜角度3度以上の場所
C適用にあたり、関係する基準およびその引用元
労働安全衛生規則
土木工事安全施工技術指針 |
留意事項 |
@設計時
風速21m/sec以上の現場で使用する場合は、ゲート本体を開けて吊元から動かないように固定するか
閉めて使用する場合は単管フックに単管を取り付け、全ての落とし棒を差し込み、ゲート本体をロープで
固定する等の対策が必要。
A施工時
施工前に、周囲の安全を確保すること。
B維持管理等
強風等の後では、伸縮部や柱の破損箇所の有無について点検をすること
工事中の機械等の衝突等により破損した場合は、正常なものと取り替えること
Cその他
特になし |