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更新履歴


ものづくり
日本大賞
国土技術
開発賞
建設技術
審査証明


他機関の
評価結果
















            

2016.05.26現在
 
技術
名称
アデムウォール 
事後評価済み技術
(2011.03.07)
登録No. KK-020061-V
事前審査 事後評価 技術の位置付け(有用な新技術)
試行実証評価 活用効果評価 推奨
技術
準推奨
技術
評価促進
技術
活用促進
技術











平成27年度〜


旧実施要領における技術の位置付け
活用促進
技術(旧)
設計比較
対象技術
少実績
優良技術
 

平成23年度〜


 
活用効果調査入力様式 適用期間等
-V
活用効果調査入力システムを使用してください。
平成23年4月1日〜
準推奨技術 H27.5.1〜

上記※印の情報と以下の情報は申請者の申請に基づき掲載しております。 申請情報の最終更新年月日:2015.05.01
副    題 多機能で耐久性に優れたジオテキスタイル補強土壁 区分 工法
分 類 1 共通工 − 擁壁工 − 補強土擁壁工 − その他
概要
@何について何をする技術なのか?
・ジオテキスタイル補強土壁工法(図-1アデムウォール構造図)

A従来はどのような技術で対応していたのか?
・テールアルメ工法
・多数アンカー工法
(従来工法の問題点: 壁面部に直接に裏込め土(盛土材)が接する構造であるため、施工時や供用後に盛土の変形に伴う壁面のはらみ出し現象や沈下が発生する可能性がある。また、壁面近傍の盛土の沈下により壁面材と補強材の連結部に応力が集中する可能性がある。)

B公共工事のどこに適用できるのか?
・盛土造成工事
・道路盛土工事
・橋台・橋脚部アプローチ擁壁
・トンネル坑口部擁壁
・カルバート等アプローチ擁壁
・多段式擁壁
・貯水池等の水辺に接する擁壁等

Cその他
・アデムとは、高分子材料からなる格子構造のジオテキスタイルである。引張り抵抗力を有しており盛土補強材として使用する(図-2)。
・「施工性の迅速化」「現地発生土等のリサイクル」「センシング機能による盛土の健全度評価」「壁面の補修・取替可能」などの機能を有し、従来工法より経済的で多機能な補強土壁工法を提供する目的で開発
表-1 アデムウォール工法の種類
区分 概要 
垂直壁タイプ 壁面勾配を垂直に構築するタイプ。 
壁面あと施工タイプ(写真-3,4) 補強盛土体を先行して構築し、盛土及び基礎地盤の圧密沈下終了後に壁面材を設置する。施工後の壁面の変形を抑えることが可能。 
斜壁タイプ(写真-5) 壁面勾配を1:0.1〜0.5まで変化させることができる。既存のブロック積み擁壁や、地山とのすり付けに有効。 
急傾斜地対応型アデムウォール ジオテキスタイルで盛土材を包み込み、土を拘束した構造。補強材の長さを短くすることができ地山の掘削量を低減することが可能。 

図-1 アデムウォール構造図
新規性及び期待される効果
@どこに新規性があるのか?(従来技術と比較して何を改善したのか?)
【補強材および部材】
・従来は、鋼材(帯状鋼材やアンカープレート付鉄筋等)を主な材料としていたが、アデムウォールは耐久性・耐腐食性にすぐれた高分子材料(アラミド,ポリエステル,高密度ポリエチレン)を使用する。

【壁面材】
・従来は、壁面材に薄型のパネルを使用していた。アデムウォールは、薄型で軽量かつ自立型のコンクリートパネルを壁面材として使用する。
・補強盛土体と壁面材の間に変形吸収層を設けた「二重壁構造」とする。壁面材はアデムと連結せず、密に配置した壁面固定ベルトにより補強盛土体と一体化している。
【壁面勾配】
・補強盛土体が自立する二重壁構造であるため、壁面勾配を垂直から5分まで調整可能である。
【修復(メンテナンス)】
・補強盛土体と壁面材それぞれの独立性が高い二重壁構造のため、補強盛土体に影響を与えることなく、壁面の修復・取替えを可能とした。
【センシング機能】
・光ファイバーセンサー機能付きのアデムを盛土に敷設することで、補強土壁の長期的な健全性評価を可能とした。

A期待される効果は?
【盛土材】
・使用する補強材は面状のアデムであるため、従来補強土壁に比べ盛土材の適用範囲が広い。
・盛土材に現地発生土を使用することができ、建設残土の有効利用に役立つ。
【施工性】
・使用する補強材「アデム」は、現場において切断・接続などの加工が容易である。
・薄型で軽量な自立型の壁面材を使用するため、施工安定性に非常に優れている。
【安全性】
・補強盛土体と壁面材との間に変形吸収層を設けることで、壁面材に補強盛土体の土圧が直接作用しないため、安定性が高い。
・壁面材と補強盛土体の間に一定の空間があるため、転圧荷重が壁面材に影響することなく壁面近傍の締固めを十分行うことが出来る。施工中の盛土変形の促進により、施工後の変形を防止することができる。
・柔な補強盛土とコンクリート壁を壁面固定ベルトで一体化した構造であり、柔軟性と耐久性に優れている。
・柔な構造特性を有し、一体的な盛土としての挙動が期待でき、大きな支持力を必要としない。
【耐久性】
・環境に配慮した高分子材料(アラミド,ポリエステル,高密度ポリエチレン)を主材料としており、耐腐蝕性・耐久性に優れている。
■補強材  
アデム(HGタイプ,Gタイプ,Fタイプ) 縦軸方向にアラミド繊維を芯材として使用し、高密度ポリエチレン樹脂と一体化した高強度で伸びが小さくクリープ変形の少ないジオテキスタイルである。また、ポリエチレン樹脂で被覆している為、耐久性、耐衝撃性において非常に優れている。 
センサー機能付アデム アデムの縦ストランドに挿入した光ファイバーにより、アデムに発生するひずみを連続的かつ、長期的に計測できる。数十年後年後にも盛土内部の状態が確認できる。 
スタビランカ 特殊ポリエステルを使用した高強度(150kN/m〜1000kN/m)のジオテキスタイル。軟弱地盤上の盛土補強や、軟弱地盤表層安定処理等に使用。また、シート状であるため、盛土と軟弱層や砕石から成るフィルター層との分離効果も期待できる。 
■壁面材  
標準タイプ 形状:高さ900o×幅1250oを標準とする。 
塩害対策タイプ 形状:高さ800o×幅1250o(腐食対策として、無筋構造としたタイプ) 

図-2 アデムHGタイプ
適用条件
@自然条件
土工が行えて、コンクリート壁面材の使用可能な地域
特に、海岸付近や、凍結融解剤散布地等の塩害対策地域において有効

A現場条件
重機の進入が可能な箇所
湧水等がある場合は排水対策を行う

B技術提供可能地域
技術提供可能地域についての制限はなし

C関係法令等
道路土工指針等
適用範囲
@適用可能な範囲
【適用土質範囲】
・盛土材は日本統一土質分類の粒度の良い砂、礫、細粒分の少ない粗粒土(礫粒土、砂粒土)が望ましい。
・軟弱土及び不純物(立木、根など)を混入しないようにする。
・高含水比粘土を使用する場合においては、盛土の撒き出し・締固めに先立ち、曝気乾燥等による含水比調整および石灰やセメント等による安定処理を行う。
・粘性系の材料は、急速に施工した場合、過剰間隙水圧が発生して盛土の安定が損なわれる可能性がある。そのため、水平排水材などの排水層を適宜設置する。
■粗粒土
礫質土 ◎
砂質土 ◎
備考:岩ずりの適用も可能。但し、転圧可能な粒径であること。シルト分を含む土質については含水状態により性状が異なる可能性があるため、水平排水材を使用することが望ましい。
■細粒土
シルト ○
粘性土 ○
有機質土 ×
火山灰質粘性土○
備考:条件付で適用可能。盛土内に水平排水材を必ず敷設することとし、更に盛土材の性状によっては土質改良などによる対策を行う。

【変形吸収層】
変形吸収層の中詰め材は、盛土材料の変形後に所定の高さから投入するため、沈下が生じにくい密な状態に充填できる単粒度砕石を用いる。
※単粒度砕石の規格:4号20〜30o、5号13〜20o、6号5〜13o

【適用壁面勾配】
n= 1:0.0〜1:0.5
【最大壁高】
約20m(壁高さが20mを超える場合には、別途検討を行う)


・盛土材の含水比が高い場合やスレーキング等を起しやすい盛土材を使用する場合、特に盛土内の排水に留意すること

A特に効果の高い適用範囲
・粘性土等の現地発生土を盛土材として使用する場合
・海岸付近や、凍結融解剤散布地等の塩害対策地域

B適用できない範囲
・盛土材が有機質土の場合

C適用にあたり、関係する基準およびその引用元
・「アデムウォール(補強土壁)工法 設計・施工マニュアル」(平成20年 アデムウォール協会)
※ 当マニュアルは、東京工業大学大学 太田秀樹教授を委員長とする「アデムウォール(補強土壁)工法 設計・施工マニュアル作成委員会」により入念に審議され作成されたものです。

・「ジオテキスタイルを用いた補強土の設計・施工マニュアル」(平成12年 財団法人土木研究センター)
・「道路土工-擁壁工指針」(平成11年 社団法人日本道路協会)等
留意事項
@設計時
・アデムウォールは、ジオテキスタイルと盛土材料の摩擦抵抗力によってその安定性を保持するため、外部から流入する水によって施工時および施工後も長期にわたって盛土材料の強度低下が生じないように十分に排水対策を検討する。
・アデムウォールが浸水するような水辺への適用にあたっては、計画される水位面以下の盛土材料に透水係数の高い礫を用いるなど、水位が変化した場合の安定性について慎重かつ詳細な検討が必要。
A施工時
【盛土材】
・盛土材は原則的に現地発生材を流用することとし設計時の土質定数値以上の品質が確保されたものを使用する。
・土の締固め度は、JISA 1210の最大乾燥密度の90%以上を確保するようにする。

【基礎地盤材】
・基礎地盤の支持力は、平板載荷試験などを実施し、設計で求められた地盤反力度を満足しているか確認する。
・特に、重要度が高い場合,橋台など構造物の周囲,斜面上・軟弱地盤上に構築される場合には、慎重かつ詳細な検討をする必要がある。
・基礎地盤の性状が著しく変化する箇所には、適宜目地材を設け壁面のひび割れを防止する。
【排水処理】
・土構造物の変形・崩壊の原因は、主に水による影響が多く占めるため、適切な排水処置を施す。
・施工時の盛土天端の排水処理は、壁面側ではなく地山側の排水工へ導く。
【変形吸収層】
・密な状態に充填できて沈下を生じにくい単粒度砕石(4号〜6号)を使用する。
・盛土の変形後に所定の高さ(壁高5m程度)から投入する。


【目地工】
盛土の変形や原地盤の不同沈下、または施工後に生じる温度変化や乾燥などによる笠石コンクリートの体積変化の影響によって、笠石コンクリートや最上段の壁面パネルにひび割れが発生する場合がある。よって、笠石コンクリートや壁面の目地工は、「アデムウォール(補強土壁)工法 設計・施工マニュアル」に従って、適切な間隔で設ける。

Bその他
・施工業者は、施工前に、開発会社による技術指導を必ず受けてから、施工を行う。
・「アデムウォール(補強土壁)工法 設計・施工マニュアル」を遵守し、施工を行う。

※当工法の設計・施工及びマニュアルの入手についてはアデムウォール協会までお問い合わせ下さい。

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