概要 |
@何について何をする技術なのか?
・超低騒音型締固め機械を用いた締固め技術。
・国土交通省低騒音型建設機械指定制度の超低騒音型の指定を受けている。
A従来はどのような技術で対応していたのか?
・低騒音型締固め機械を用いた締固め技術。
B公共工事のどこに適用できるのか?
土木工事と舗装工事。
超低騒音機種一覧
型式名称 | 形式 | 運転質量(kg) | エンジン定格出力(kW) | 締固め幅(mm) | R2-2 | マカダムローラ | 9,980 | 54.6 | 2,100 | TS160-2 | タイヤローラ | 2,900 | 14.6 | 1,300 | TW200-1 | 振動コンバインドローラ | 1,230 | 11.5 | 800 | TW230-1 | 振動コンバインドローラ | 1,310 | 11.5 | 900 | TW250-1 | 振動コンバインドローラ | 1,380 | 11.5 | 1,000 | TW352S-1 | 振動コンバインドローラ | 2,640 | 19.2 | 1,200 | TW502S-1 | 振動コンバインドローラ | 3,540 | 25.5 | 1,300 | SW200-1 | 振動タンデムローラ | 1,330 | 11.5 | 800 | SW250-1 | 振動タンデムローラ | 1,550 | 11.5 | 1,000 | SW352S-1 | 振動タンデムローラ | 2,940 | 19.2 | 1,200 | SW502S-1 | 振動タンデムローラ | 4,090 | 29.1 | 1,300 | R2-4 | マカダムローラ | 10,100 | 54.6 | 2,100 | TW354 | 振動コンバインドローラ | 2,640 | 18.2 | 1200 | SW354 | 振動タンデムローラ | 2,940 | 18.2 | 1200 | HV520 | ハンドガイドローラ | 620 | 4.2 | 595 | HV620 | ハンドガイドローラ | 640 | 4.2 | 650 | TW504 | 振動コンバインドローラ | 3,540 | 18.2 | 1,300 |  超低騒音型締固め機械 |
新規性及び期待される効果 |
どこに新規性があるのか?(従来技術と比較して何を改善したのか?)
・騒音発生部分に超低騒音対策部品を採用した。
・騒音の低減を図りつつ、エンジンの冷却性能を向上させた。
A期待される効果は?(新技術活用のメリットは?)
・超低騒音対策部品の採用により、機械運転手及び機械周辺作業者の聴覚確保が図れ、安全性が向上した。
・超低騒音対策部品の採用により、施工現場周辺の騒音公害の低減ならびに施工適用範囲が拡大した。
・エンジンの冷却性能を向上させたことにより、機械寿命の延命が図れる。
Bその他
・国土交通省 低騒音型・低振動型建設機械の指定に関する規定より、
ロードローラ、タイヤローラ、振動ローラにおいて、
機関出力が55kW未満は101dB(A)を下回る騒音で低騒音指定となり、
95dB(A)を下回る騒音で超低騒音指定となる。
機関出力が55kW以上の場合は104dB(A)を下回る騒音で低騒音指定となり、
98dB(A)を下回る騒音で超低騒音指定となる。
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適用条件 |
@自然条件
・特に無し。
A現場条件
・特に無し。
B技術提供可能地域
・技術提供地域については制限なし。
C関係法令等
・道路交通法
・労働安全衛生法
・平成9年旧建設省告示1537号の「建設機械の騒音及び振動の測定値の測定方法」 |
適用範囲 |
@適用可能な範囲
・土木工事と舗装工事における締固め作業。
A特に効果の高い適用範囲
都市部や住宅地、夜間工事など施工現場周辺での騒音公害に考慮が必要とされる締固め作業。
B適用できない範囲
従来の締固め機械と同等。
C適用にあたり、関係する基準およびその引用元
・道路交通法による小型特殊免許、または大型特殊免許。
・安全衛生法によるローラ特別教育。
・平成9年旧建設省告示1537号の「建設機械の騒音及び振動の測定値の測定方法」 |
留意事項 |
@設計時
・従来のローラと同等。
A施工時
・運転作業に関しては、大型特殊免許の取得、ならびにローラ特別教育を受講すること。
・アスファルト混合物の締固め作業に使用する場合は、アスファルト混合物付着防止剤(ネッパランシリーズ)を使用すること。
B維持管理等
・散水/液剤ノズルや各種フィルタ、作業輪のスクレーパ等の保守、点検。
・コンバインドローラやタイヤローラの場合はタイヤの空気圧等の点検。
・油脂類の保守、点検。
Cその他
・特に無し。 |
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