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更新履歴


ものづくり
日本大賞
国土技術
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建設技術
審査証明


他機関の
評価結果

















            

2016.09.29現在
 
技術
名称
熱中症対策システム 
事後評価済み技術
(2012.12.19)
登録No. HK-100022-V
事前審査 事後評価 技術の位置付け(有用な新技術)
試行実証評価 活用効果評価 推奨
技術
準推奨
技術
評価促進
技術
活用促進
技術













旧実施要領における技術の位置付け
活用促進
技術(旧)
設計比較
対象技術
少実績
優良技術
 



 
活用効果調査入力様式 適用期間等
-V
活用効果調査入力システムを使用してください。

上記※印の情報と以下の情報は申請者の申請に基づき掲載しております。 申請情報の最終更新年月日:2014.09.09
副    題 WBGT(湿球黒球温度、暑さ指数)をほぼリアルタイムに遠隔計測・記録することで、熱中症の発症を注意喚起するシステム。 区分 システム
分 類 1 その他 − その他  
分 類 2 仮設工 − 施工管理 − 施工管理 − その他
分 類 3 調査試験 − 環境調査 − その他 
概要
@何について何をする技術なのか?

●熱中症指標の国際規格「WBGT」をほぼリアルタイムに遠隔計測・記録し、危険水準に達した段階で即座にパトランプを鳴動させて注意喚起し、作業員の安全確保を図るシステム。計測データはインターネット上の専用Webページで確認できる。炎天下の工事現場や高温多湿の室内といった作業環境における危険性の監視や熱中症の予防を目的とする。

●暑さ指数であるWBGT値(湿球黒球温度)を測定することにより、現場の作業環境に対する暑熱の危険性を確認できる。

●WBGT値が危険領域に達した場合、計測器に付属のパトランプが自動的に点灯し、スピーカーで危険が周知されるとともに、システムにあらかじめ登録されたメールアドレス宛てに警戒警報メールが配信され、現場管理者等が迅速に対応を図ることができる。

●測定されたWBGT値はモバイル通信網を介して現地から専用サーバへ送信され、一元管理されており、インターネット上でいつでも計測データを確認できる。


※ WBGT値(暑さ指数)とは暑熱環境による熱ストレスの評価を行う指標のことで、Wet Bulb Globe Temperatureの略。
国際的に以下の算出式で数値が求められる。

【屋外で太陽照射のある場合】
WBGT値 = 0.7×自然湿球温度+0.2×黒球温度+0.1×乾球温度

【屋内の場合および屋外で太陽照射のない場合】
WBGT値 = 0.7×自然湿球温度+0.3×黒球温度


A従来はどのような技術で対応していたのか?

●熱中症に関する標識を設置するなどの方法で注意喚起を促していた。

●現場監督者が五感により熱中症の危険度を判断していた。


B公共工事のどこに適用できるのか?

●熱中症の予防対策、監視を必要とする場所。具体的には[日差しの強い場所]や[高温多湿の場所]など。


WBGTと熱中症の関係を表す手法として、以下のよう指針がある(下記の表)。
※日本体育協会(1994)『熱中症予防のための運動指針』より引用
熱中症とWBGTの関係
気温(参考) WBGT温度 熱中症予防のための運動指針  
35℃以上 31℃以上 運動は原則中止 WBGTの温度が31℃以上では、皮膚温より気温の方が高くなる。特別の場合以外は運動は中止する。 
31℃〜35℃ 28℃〜31℃ 厳重警戒 熱中症の危険が高いので激しい運動や持久走など熱負担の大きい運動は避ける。運動する場合には積極的に休息をとり水分補給を行う。体力低いもの、暑さに慣れていないものは運動中止。 
28℃〜31℃ 25℃〜28℃ 警戒 熱中症の危険が増すので、積極的に休息をとり、水分を補給する。激しい運動では、30分おきくらいに休息をとる。 
24℃〜28℃ 21℃〜25℃ 注意 熱中症による死亡事故が発生する可能性がある。熱中症の兆候に注意するとともに運動の合間に積極的に水を飲むようにする。 
24℃まで 21℃まで ほぼ安心 通常は熱中症の危険性は小さいが、適宜水分の補給は必要である。市民マラソンなどではこの条件でも熱中症が発生するので注意。 

熱中症概略図
新規性及び期待される効果
@どこに新規性があるのか?(従来技術と比較して何を改善したのか?)

●従来は、真夏の炎天下の工事現場や高温多湿の室内といった過酷な労働環境下における作業中断の判断は、現場監督者の感覚によって行っており、判断基準に個人差や明確な指標がないなどの問題があった。

●本技術では、現場に計測機器を設置し、WBGT値をほぼリアルタイムに算出し、インターネット上で計測データを管理することにより、誰もが従来よりも客観的に熱中症の危険性を予測し、予防・改善策を迅速に図ることを可能にした。


A期待される効果は?(新技術活用のメリットは?)

●熱中症の発生件数、死亡者数の増加に伴い、工事現場における熱中症予防対策の実施が不可欠とされる一方、熱中症の危険度を直感的に判別することは難しいため、本技術により、計測データに基づいた客観的な方法で熱中症の危険度を分析できる。

●WBGT値は計器によりほぼリアルタイムに測定されており、計測値が危険度を示す各段階の上限値を超えた場合には、パトランプの点灯や警戒メッセージの再生、現場管理者等へのメール配信により危険性を周知できる。

●限られた工期の中で、熱中症予防のために割く休憩時間のタイミング等を客観的なデータに基づいて組み立てられるため、現場責任者の主観と責任に基づいて休憩のタイミングを図ることに比べ、工程管理に対する心理的負担の軽減にもつながり、労働と休憩、工期と安全性のバランスを効果的に高めることができる。
 
適用条件
@自然条件

●ソーラーパネルを使用するため、日照が確保できる場所に設置する。

●データロガー内蔵の通信モジュールの動作温度条件:-30〜+70℃


A現場条件

●auのモバイル通信網のサービス提供エリア内(ただし、トンネル内や地下などの電波の届きにくい場所では利用できない場合がある)。


B技術提供可能地域

●全国のauのモバイル通信網のサービス提供エリア内。


C関係法令等

●厚生労働省「職場における熱中症の予防について」
適用範囲
@適用可能な範囲

●auのモバイル通信網のサービス提供エリア内のあらゆる工事現場・災害現場・農場など。


A特に効果の高い適用範囲

●都市部の舗装工事等、熱環境対策が必要な現場。


B適用できない範囲

●auのモバイル通信網のサービス提供エリア外、およびエリア内でも電波の届きにくい場所では利用できない場合がある。

●ソーラーパネルを使用する場合は日照の確保できない場所。


C適用にあたり、関係する基準およびその引用元

●厚生労働省「職場における熱中症の予防について」
留意事項
@設計時

●auのモバイル通信網のサービス提供エリア内であることを確認する。


A施工時

●設置に際しては、暴風による転倒を防ぐように固定するなど、場所の選定と固定方法に配慮すること(地盤の安定しないところには設置しないなど、場所の選定と固定方法を選択)。

●ソーラーパネルに日照が確保できる場所を選定する(木陰等では十分に充電ができない恐れがある)。

●道路際などに設置する場合は、交通や人の歩行に支障のない位置や固定方法を選択する。


B維持管理等

●ソーラーパネルや各計測器に異物が付着した場合は除去すること。


Cその他

●特になし。


【WBGTを活用の留意事項】(厚生労働省 http://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/anzeneisei05/ より)

熱中症の防止のためには、個々の作業場所に適した方法で、労働者の年齢、健康状態等を考慮し、適切に作業環境等の管理を行う必要があり、次の@からCまでの事項に留意しつつ、WBGTを活用することが適当である。

@中高年齢労働者への配慮
WBGT基準値は、成年男性を基準に設定されていることから、労働者の年齢に合わせた作業強度を設定するなど、中高年齢労働者に配慮した対策が必要である。
なお、中高年齢労働者は、加齢に伴い、脱水していても口渇き感が少ないことがあることから、進んで水分を摂取する必要があることにも併せて留意すること。

A労働者の健康状態への配慮
WBGT基準値は、健康な状態を基準に設定されていることから、個々の労働者の健康状態を把握し、健康状態に合わせて作業強度を設定するなど、労働者の健康状態に配慮した対策が必要であること。

B暑熱環境に対する順化への配慮
梅雨から夏季になる時期において急に暑くなった場合など、気温の急な上昇による暑熱環境下での作業を行う場合には、労働者が暑熱環境に順化していないため、作業時間を徐々に増加させることが必要であること。また、長期間暑熱環境から離れ、その後再び、暑熱環境下での作業を行う場合も同様であること。

C作業を管理する者及び関係労働者へのWBGTの周知
作業を管理する者及び関係労働者に対し、作業場所のWBGTの値が作業内容に応じて設定されたWBGT基準値を超えた場合には、熱中症が発生するリスクが高まることおよび熱中症の予防措置を徹底することが特に重要であることの周知を図ることが必要であること。

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