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建設技術
審査証明


他機関の
評価結果

















            

2019.10.20現在
技術
名称
リハビリカプセル工法 
事後評価済み技術
(2018.04.26)
登録No. CG-120005-VR
事前審査 事後評価 技術の位置付け(有用な新技術)
試行実証評価 活用効果評価 推奨
技術
準推奨
技術
評価促進
技術
活用促進
技術













旧実施要領における技術の位置付け
活用促進
技術(旧)
設計比較
対象技術
少実績
優良技術
 



 
活用効果調査入力様式 適用期間等
-VR
活用効果調査入力システムを使用してください。
−VR評価:平成30年4月26日〜

上記※印の情報と以下の情報は申請者の申請に基づき掲載しております。 申請情報の最終更新年月日:2018.07.13
副    題 亜硝酸リチウムの内部圧入によるコンクリート構造物補修工法 区分 工法
分 類 1 道路維持修繕工 − 橋梁補修補強工 − その他 
分 類 2 ダム − ダム維持管理工  
分 類 3 河川維持 − 堤防天端補修  
分 類 4 建築 − 改修工事  
概要
@何について何をする技術なのか?
本技術は、塩害、中性化およびASRにより劣化したコンクリート構造物の補修工法です。

A従来はどのような技術で対応していたのか?
従来の塩害・中性化対策としては以下のような技術が適用されていました。
・ひび割れ注入+表面被覆工法 : 塩化物イオンの浸入を遮断
・断面修復工法+犠牲陽極材 : 塩化物イオンを除去するとともに犠牲陽極により鉄筋を防錆
・内部圧入工法 : 油圧式圧入装置により亜硝酸リチウムを圧入し、鉄筋を防錆
・脱塩工法 : 塩化物イオンの除去
・電気防食工法 : 鉄筋を防錆
また、従来のASR対策としては以下のような技術が適用されていました。
・ひび割れ注入+表面被覆工法 : 水分の浸入を遮断
・内部圧入工法 : 油圧式圧入装置により亜硝酸リチウムを圧入し、ASR膨張を抑制

B公共工事のどこに適用できるのか?
塩害や中性化、ASRにより劣化しているコンクリート構造物の補修工事に適用できます。
例として、橋梁上部工、下部工、ボックスカルバート、擁壁、ダム、建築物などの補修工事が挙げられます。

Cその他
塩害や中性化で鉄筋腐食が発生しているコンクリート構造物でも、かぶりコンクリートにまで変状が表れていない段階であればリハビリカプセル工法によってコンクリートをはつり取ることなく鉄筋周囲に防錆効果を付与することができます。すなわち、本工法は劣化が顕在化する前に予防保全的に適用することができます。
【亜硝酸リチウムの効果】
・塩害や中性化によって破壊された不動態被膜を亜硝酸イオンが修復するため、以後の鉄筋腐食が抑制されます。
・アルカリシリカゲルの吸水膨張性をリチウムイオンが消失させるため、以後のASR膨張が抑制されます。
亜硝酸リチウムによる鉄筋防錆メカニズムおよびASR膨張抑制メカニズムの模式図を以下に示します。

亜硝酸リチウムの効果
新規性及び期待される効果
@どこに新規性があるのか?(従来技術と比較して何を改善したのか?)
従来は複数の工法で補修していましたが、本技術は亜硝酸リチウムを圧入することで、塩害、中性化、ASRのいずれの劣化要因に対する補修も行うことができます。

A期待される効果は?(新技術活用のメリットは?
【塩害・中性化に対して】
・従来のひび割れ注入工法や表面被覆工法では、亜硝酸リチウムが鉄筋位置まで浸透するのに1〜2年程度かかっていましたが、本技術では施工工期内(5日〜8日程度)に早急に浸透させることができます。
【ASRに対して】
・従来のひび割れ注入工法や表面被覆工法では亜硝酸リチウムの供給量が限られ、ASR膨張抑制に必要となる亜硝酸リチウム量をコンクリート内部へ十分に供給することができませんでしたが、本技術ではASR抑制に必要な量の亜硝酸リチウムを施工工期内(5日〜8日程度)に確実に供給することができます。

リハビリカプセル工法 概念図
適用条件
@自然条件
施工時の外気温の下限は0℃。

A現場条件
特になし。

B技術提供可能地域
技術提供地域については制限なし。

C関係法令等
特になし。
適用範囲
@適用可能な範囲
塩害、中性化およびASRで劣化したコンクリート構造物全般の補修工事に適用可能です。

A特に効果の高い適用範囲
・部材厚の薄い構造物や圧入量が小規模な構造物
・塩害や中性化の補修では、鉄筋腐食が進行しており、かぶりコンクリートが浮きやはく離に至っていない段階
・ASR補修の場合では、劣化過程が「進展期」〜「加速期」にあり、残存膨張量が有害な場合

B適用できない範囲
・水中での施工には適用できません。
・コンクリート強度40N/mm2以上の構造物(PC上部工など)には適用できません。

C適用にあたり、関係する基準およびその引用元
特になし。
留意事項
@設計時
・塩害補修の場合、構造物中の塩化物イオン量試験結果を基に亜硝酸リチウム圧入量を設定します。
・ASR補修の場合、構造物中のアルカリ総量試験結果を基に亜硝酸リチウム圧入量を設定します。
・対象構造物の圧縮強度試験結果を基に、内部圧入時の上限圧力および設計圧入時間を設定します。

A施工時
・気温0℃以下では冬季用抑制剤を使用する必要があります。
・亜硝酸リチウムは製品安全データシート(MSDS)の内容を十分理解したうえで適切に取り扱う必要があります。
・施工中の亜硝酸リチウムの保管には十分な養生を要します。特に、災害や人為的ミス等により亜硝酸リチウムが土壌または水域等に流出しないように配慮する必要があります。

B維持管理等
特になし。

Cその他
特になし。