概要 |
@何について何をする技術なのか?
・仮設防護柵について衝撃吸収型とした。
A従来はどのような技術で対応していたのか?
・H鋼基礎による置き基礎式の仮設防護柵。
B公共工事のどこに適用できるのか?
・仮設防護柵が必要な工事、または場所。
例)カーブ区間などの重大事故発生場所
例)工事等による車線規制箇所と車両逸脱防止
例)車両が複走する箇所での安全な交通誘導
Cその他
・黄、白、赤の3色展開。
 設置例 |
新規性及び期待される効果 |
@どこに新規性があるのか?(従来技術と比較して何を改善したのか?)
・構造について水充填式とした。
・形状について特殊な断面形状(フロリダ型)と噛み込み式の連結方法とした。
・1躯体を2m(接合有効長1.6m)とした。
・大型の高輝度反射シートを貼り、製品の色を赤・白・黄から選択できる。
・使用材料についてポリエチレン製とした。
A期待される効果は?(新技術活用のメリットは?)
・水充填式にしたことで車両衝突時に変形し、注入されている水が噴き出し、衝撃を緩和・吸収することでドライバーや乗員の安全性が向上する。
・フロリダ型を採用しており、車両衝突後の車両誘導性(逸脱防止)に優れている。
・水充填式にすることにより、単位長さ当たりの重量は約240kg/mとなり、従来技術(約110kg/m)に比べて安定性が向上した。
・躯体長が短いため、曲線部等の不規則な箇所にも対応できる。
・反射シートとカラー展開により、視認性や安全性が向上する。
・ポリエチレン製にすることにより、塩分の影響を受けず、適用可能範囲が広がる。
 セーフティウォール特長 |
適用条件 |
@自然条件
・暴風雨などの悪天候時の設置には、対策もしくは作業を中止する必要がある。
A現場条件
・設置幅として、60cm以上が必要となる。
B技術提供可能地域
・技術提供地域については、制限なし。
C関係法令等
・特になし。 |
適用範囲 |
@適用可能な範囲
・道路などにおける車両誘導及び交通規制時の仮設防護柵
A特に効果の高い適用範囲
・交通事故が多発するカーブ地点など、視認性や安全性が必要な場所。
・高速道路、有料道路のインターチェンジ等の分岐や誘導。
・交通規制時における、一般車両、歩行者及び作業員の安全確保が必要な場所。
B適用できない範囲
・車両用防護柵の強度が必要となる箇所。
・設置路面に極端な凹凸がある場所。
C適用にあたり、関係する基準およびその引用元
・特になし |
留意事項 |
@設計時
・路面状態(凹凸)によっては設置出来ない場合がある。
・単体で設置するよりも連結することにより高い効果が得られる。
A施工時
・寒冷地及び、冬期における注水に関しては、真水を使用しても問題ない。しかし、不凍液や塩化カルシウムなどを添加することは、凍結防止のためには有効である。
B維持管理等
・高密度ポリエチレン製なので、汚れにくい素材ではあるが、汚れても簡単に水で洗い流せる。
・車両衝突等による破損時は躯体単位で修繕可能。
Cその他
・海外輸入製品ではあるが、十分に在庫を確保している。
黄に関しては400基前後(約600m分)までなら1週間程度の納品が可能である。
白、赤に関しては受注生産のため要相談。
・販売が主であるが、リースも可能。 |