概要 |
@何について何をする技術なのか?
一般に使用されているバックホウのアクセル部にeco-8カバーを取付け、出力約80%の位置でアクセルを止めることによりエンジン回転数を下げ、エンジン燃料消費率の良い運転頻度を高くするなどを行って燃料消費量を低減させ排出ガスによるCO2の削減ができる。
A従来はどのような技術で対応していたのか?
バックホウ作業の大半が出力100%での運転操作が行われている事が多く、省エネモード搭載機種も省エネモードで使用されない場合があった。
B公共工事のどこに適用できる
バックホウを使用する公共工事、一般土木工事全般。
Cその他
省エネモードとは、選択方法や呼び名は各メーカー毎に異なるが、スイッチの選択などにより、諸設定の変更、または自動制御等によりエンジン回転数を下げ、エンジン燃料消費 率の良い運転頻度を高くするなどを行って、単位作業量当たり燃料消費量を低減させる機構であり、最近のバックホウには装備されています。
eco-8は、ダイヤル式もしくはレバー式アクセルであれば適用できます。
 eco-8装着例(機械名:CAT 320D) |
新規性及び期待される効果 |
@どこに新規性があるのか?(従来技術と比較して何を改善したのか?)
従来のバックホウ作業では、アクセルを全開(エンジン出力100%)にした作業が多かったが、エンジン出力制限カバー(eco-8)はアクセルを全開にした際、エンジン出力を約80%程度に抑えて作業する。
A期待される効果は?(新技術活用のメリットは?)
カバー式なので一般に販売されているほとんどのバックホウに、容易に装着できる。
アクセルを全開にした際、エンジン出力を約80%まで抑えるので、排出ガス(CO2)、燃料消費量の削減が確実にできる。
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適用条件 |
@自然条件
従来と同様。
A現場条件
従来と同様。
B技術提供可能地域
技術提供地域については制限なし。
C関係法令等
特になし。 |
適用範囲 |
@適用可能な範囲
ダイヤル式もしくはレバー式アクセル搭載バックホウにおいて、アクセル出力100%が必要ではない作業。
例:重作業以外の作業全般。
A特に効果の高い適用範囲
バックホウ作業の大半においてアクセル出力100%が必要ない作業現場。
例:法面整形・整地作業、住宅密集地での作業、夜間作業など。
B適用できない範囲
アクセル出力100%が必要な作業。
例:重掘削作業。
C適用にあたり、関係する基準およびその引用元
特になし。 |
留意事項 |
@設計時
ダイヤル部分に、カバーの装着が可能か確認する。
A施工時
カバーを、仮に取り付け、緩み・隙間がない事を確認し、カバーが脱落しないように両面テープかビスで固定する。
カバー装着後、ダイヤルが所定の位置で止まる事を確認する。
B維持管理等
始業前に、eco-8の破損等の確認、設定位置に固定されているか点検する事。
Cその他
バックホウの機種によっては、受注生産になり納期の目安は1ヵ月程度です。 |