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更新履歴


ものづくり
日本大賞
国土技術
開発賞
建設技術
審査証明


他機関の
評価結果

















            

2016.05.31現在
 
技術
名称
ブランチブロック工法 
事後評価済み技術
(2010.04.21)
登録No. CG-050005-V
事前審査 事後評価 技術の位置付け(有用な新技術)
試行実証評価 活用効果評価 推奨
技術
準推奨
技術
評価促進
技術
活用促進
技術












平成27年度〜

旧実施要領における技術の位置付け
活用促進
技術(旧)
設計比較
対象技術
少実績
優良技術
 



(2010.6.10〜)
 
活用効果調査入力様式 適用期間等
-V
活用効果調査入力システムを使用してください。
平成22年6月10日〜
評価促進技術 H27.5.1〜

上記※印の情報と以下の情報は申請者の申請に基づき掲載しております。 申請情報の最終更新年月日:2015.05.01
副    題 自然調和型土木構造物 区分 工法
分 類 1 河川海岸 − 多自然型護岸工 − 巨石積み 
分 類 2 共通工 − 擁壁工 − 石・ブロック積(張)工 − 多自然型
分 類 3 環境対策工 − 生物・生態保全対策工  
概要
@何について何をする技術なのか?
・空積の擁壁で高さ5m以下の道路や公園の擁壁あるいは多自然護岸として適用することを基本とします。
・斜面の災害復旧に適用できます。
・ブランチブロックのハニカム構造が流速の低減効果を発揮し、護岸の安定に寄与します。
・特に、壁面部は雑石を積み上げたものであり、写真-1(上)に示すようなブランチブロック(RC二次製品)を水平・鉛直に約1m間隔で据え付けることによって、石積みの一体化によるもたれ擁壁としての土留効果と安定上の補強効果を得るものです。
・自然材料である石の利用と、ブランチブロックの枝材で形成されるハニカム形状としての幾何学性による良質な景観性(写真-1)と植生の組み合わせもあわせて生態系にもやさしい自然調和が確保できます。

A従来はどのような技術で対応していたのか?
・古くは石積み擁壁が使われていましたが、コンクリートによる施工性や仕上がりの均質性により、石積み技術は衰退してきました。
・従来は場所打ちコンクリートによる土留擁壁(重力式擁壁等)が使用され、最近ではジオテキスタイルや鋼製補強材を盛土に敷設した補強土擁壁が使われるようになっています。
・従来は、護岸として石積みやブロック積みが多用されてきましたが、「美しい山河を守る災害復旧基本方針」制定以後は、使用されなくなり、環境保全型ブロック積みが多用されるようになりました。

B公共工事のどこに適用できるのか?
・環境調和に配慮した道路や公園の盛土擁壁あるいは河川護岸として適用することができます。
・壁面材として使用する石材は現地発生材が使用できます。したがって、山間部の斜面崩壊などで石材が豊富に調達できる場合にはこの工法は特に効果的です。

ブランチブロックは、鉄筋コンクリート製の幹材および幹材の前後に3本の枝材が120度の角度で突き出した形状をなすものです。

写真-1上:ブランチブロック 中:盛土 下:河川護岸
新規性及び期待される効果
@どこに新規性があるのか?(従来技術と比較して何を改善したのか?)
(1)自然に調和する擁壁工法です。
・壁面材として現地の自然石や発生土を使用でき、場所打ちコンクリートを使用しないため、施工現場の自然環境を維持・再生させる工法です。
・石材の間隙に幹が太くならない広葉樹(ハイネコヤナギ)などを植樹できます。
・空積のため、石材及び裏込材の間隙は小動物や水中では魚・底生動物に生息空間を提供します。
(2)以下のように工期の短縮や省力化が図れる工法です。
・ブロック(基本部材)は約重量2.4kN(240kgf)と比較的軽量であり、特殊な施工機械を必要としません。
・現地ではブロックの組み立ておよび石積み、中詰めの作業を行なうだけの単純な工程です。
・ブランチブロック枝材が支保材として機能することから、石積み作業の熟練技術は必要なく、作業の簡素化が図れます。
・コンクリートを打設しないため養生期間が不要であり、土留効果が災害時などでは早期に発揮されます。
・ブロックの形状は、効率的な運搬が行えるように考えられています。
(3) ブロックの組み立てはその構造形から、現地の細かな地形変化に柔軟に対応できます。(図-1)

A期待される効果は?(新技術活用のメリットは?)
・使用する材料に現地発生材を利用できることや施工の容易性によるコストの低減
・一般的な施工で必要な基礎コンクリートが不要
・基礎コンクリートが不要なことによる水質汚濁の防止
・空積のため、壁面の排水性、通水性に優れ、また、柔構造であることから安定性に優れているので、生物生息環境に寄与
・ブランチブロックのハニカム構造が護岸近傍の流速の低減効果を発揮し、護岸の安定に寄与

図-1 地形変化・曲線部への柔軟な対応
適用条件
@自然条件
・コンクリート二次製品と石材を用いる工法のため、高温、寒冷などの適用場所の制約はない。
・柔構造であり、地盤反力の応力集中が緩和されることから、コンクリート擁壁を適用できないような支持力の小さな地盤でも技術上の検討によっては適用できる場合があります。
・空積のため、地下水浸透部や湧水部、浸水部に適用できます。

A現場条件
・控長1.5mの据え付けスペースが必要。
・バックホウが入れる程度の作業スペースが必要。
・ブランチブロック、石材、裏込め材などの仮置きスペースが必要。
・擁壁支持のための基礎コンクリート打設は不必要。

B技術提供可能地域
全国

C関係法令等
特になし
適用範囲
@適用可能な範囲
・空積の擁壁で高さ5m以下の土留め擁壁および河川護岸
・標準的な勾配は1:0.3から1:0.5で高さによって勾配を緩くする
・外側に凸状となるような曲線部の施工での曲率半径は3m程度まで施工可能
・壁面は石材で構築されていることから透水性が大きいため、湧水現場での適用が可能
・実際の洪水時の観察からは流速3.5m/s程度までの安定が確認されています。なお、ブランチブロックの流体力に対する強度照査によると観察値より大きな流速にも安定であることが確認されています。

A特に効果の高い適用範囲
・壁面材となる石材が現場で豊富に調達できる場合
・大きな資材が搬入困難な場所
・自然保護・景観を重視した場所

B適用できない範囲
・低品質の発生土を裏込め土として使用するなど安定計算により所定の安全率を確保できない場合。

C適用にあたり、関係する基準およびその引用元
・社団法人日本道路協会:道路土工擁壁工指針など、平成11年3月.
・高倉正人:もたれ式・ブロック積み擁壁の設計と解説、現代理工学出版、平成7年11月.
・財団法人土木研究センター:ジオテキスタイルを用いた補強土の設計・施工マニュアル、平成12年2月.
・社団法人全国防災協会:美しい山河を守る災害復旧基本方針、平成14年6月.
・財団法人国土開発センター:護岸の力学設計法、平成11年2月.
留意事項
(1)設計時
@ブランチブロックの配置方法の設定
水平・垂直間隔は1mを基本としていますが、高さが高くなる場合には勾配を緩くする、あるいはブランチブロックの設置間隔を狭めるなどの対応ができます。
A排水対策
盛土擁壁の場合は地山側からの湧水などを考慮して最下段に、また、河川護岸の場合はHWLまで背後をズリなど透水性の良い粗粒材を裏込め材として使用することを基本とします。
B壁面材としての石材
大きさは高さ30cm×幅30cm×奥行き35〜50cm、質量15〜30kg程度に小割したものを用います。材質としては、風化しやすい石、脆い石、平石、控え長のない石は用いないように留意する必要があります。
C吸い出し防止材
河川護岸の場合は、ブランチブロック背後に裏込め土の吸い出し対策として、吸い出し防止材をHWLまで設置することを基本とします。
D最下段の根入れ
盛土擁壁の場合は50cm、河川護岸の場合は、河川特性を考慮して適切な根入れをすることを基本とします。

(2)施工時
@ブランチブロック据付時
ブランチブロック前面の枝材相互の組み合わせ寸法は設計にあわせ、法面角度は勾配定規を使って均一に保ち、縦方向の枝材は垂直を保つように留意します。ブランチブロック後部においても、隣接ブロックとの間隔が均等になるよう留意します。
Aブランチブロック幹材下の石積み
前面枝材下および幹材下に石を隙間が生じないように詰め、部材に曲げが生じないようにする必要があります。
Bブランチブロック間の石積み
ハニカム構造に組み合わされる枝材(断面六角形)の内面側に枝材または他の石材と3箇所以上接するように石材を積み重ねます。また、中間部に位置する石材が前出ししないように積み重ねます。
石と石の噛み合わせをよくするために、薄片の石(矢石)を打ち込むことが必要な場合もあります。
石材は長期的に風化による劣化を生じない安定な材料を使用します。
C仮締切り・排水対策
流水の影響がある水位までは仮締め切り・ポンプ排水をし、ドライ状態で施工します。

(3)維持管理等
植生する場合には、その管理が必要となります。

(4)その他
特になし

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