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ものづくり
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審査証明


他機関の
評価結果

















            

2019.07.24現在
 
技術
名称
ピンテール破断面のバリ研削機(ボルトシェーバー) 
事後評価済み技術
(2018.02.15)
登録No. CB-090009-VE
事前審査 事後評価 技術の位置付け(有用な新技術)
試行実証評価 活用効果評価 推奨
技術
準推奨
技術
評価促進
技術
活用促進
技術













旧実施要領における技術の位置付け
活用促進
技術(旧)
設計比較
対象技術
少実績
優良技術
 



 
活用効果調査入力様式 適用期間等
-VE
活用効果調査は不要です。(フィールド提供型、テーマ設定型で活用する場合を除く。)
-VE評価:平成30年2月15日〜

上記※印の情報と以下の情報は申請者の申請に基づき掲載しております。 申請情報の最終更新年月日:2017.12.01
副    題 トルシア形高力ボルトのピンテール破断面を平坦面に切削処理する集塵機能付き研削機 区分 機械
分 類 1 橋梁上部工 − 鋼橋架設工 − その他 
分 類 2 橋梁上部工 − 鋼橋架設工 − 本締め工 
分 類 3 橋梁上部工 − 橋梁塗装工(新設)  
概要
@何について何をする技術なのか?
トルシア形高力ボルトのピンテール破断面を、凹凸のない平坦面に切削処理するバリ研削機である。
トルシア形高力ボルトは、破断溝に沿ってピンテールを破断させることから、ピンテール破断後のボルトの先端部には破断面が形成される。腐食を防止するため、一般にピンテールを破断してからボルト端部に防錆塗料等を塗布するが、ピンテール破断面はギザギザな粗面であることから、防錆塗料の乗りが悪く、塗装不良から発錆しやすいという問題があり、防錆効果を長期にわたって十分に確保できないという問題があった。こうした背景の下、鋼道路橋塗装・防食便覧(平成17年12月、日本道路協会)において、破断面を平滑に仕上げるよう規定された。これを受けて、橋梁や高層ビルなどの現場における多数のボルトに対して、仕上げ作業を効率的に行う目的で開発したものがバリ研削機である。
ボルト締付け後のピンテール破断面にバリ研削機を用いることにより、ばらつきのない平坦面に切削処理することが可能である。さらに、研削機に連結されている集塵機により、切削時に発生する鉄粉を吸引する構造を有している(図1参照)。この集塵機能により、一般に使用するグラインダーにおいて問題となっていた鉄粉の飛散を、完全に防止することができる。以上から、塗装品質の確保や作業効率、安全性の向上などの優位面を有している。

A従来はどのような技術で対応していたのか?
切削処理を行う専用の機械がないため、グラインダーにより研磨していた。しかし、研磨の際に飛散する鉄粉が周辺部に付着することで発生する、「もらい錆」による発錆現象が問題となっており、これを防ぐため、飛散した鉄粉を研磨後に除去する清掃作業が必要となっていた。また、手作業によるため、作業員の技量による仕上げ形状のばらつきが生じていた。

B公共工事のどこに適用できるのか?
塗装仕様のトルシア形高力ボルトM22に対して適用できる。

図1 バリ研削機の基本構造
新規性及び期待される効果
@どこに新規性があるのか?(従来技術と比較して何を改善したのか?)
1)従来はグラインダーによる研磨のため、周辺への鉄粉飛散は避けられなかったが、バリ研削機は鉄粉を吸引しながら切削する。集塵機はバリ研削機の電源と連動しており、切削を開始すると同時に吸引可能である。
2)バリ研削機にはL型、直型の2タイプがあり、施工時の姿勢や周辺のボルトの接近状況に応じて使い分けることができる。直型は作業員が力を入れやすい箇所に適している。一方、作業スペースに余裕がないような、比較的狭隘な箇所にはL型が適している。バリ研削機(L型)は、切削による鉄粉の飛散を完全に防止するほか、回転モーター部での火傷防止、回転部への巻き込まれ防止として保護カバーを装備しており、安全面に配慮した設計としている(写真1参照)。
3)切削は、ホルダー先端に固定された切削チップにより行う。チップは消耗品であり、磨耗したら容易に交換可能である。チップは破断面中央部を平坦に切削する内刃チップと、破断面外周部を切削により面取りする外刃チップの2枚を使用し、施工試験により実証された最適な材質や設置傾斜角等となるように設計している。
4)ホルダーはワンタッチで研削機に固定可能である。チップは、ホルダー先端に着脱自在に固定できるよう、ネジで取付けるようにした。
5)ソケットをナットに挿入することでピンテール破断面に刃先がセットされ、押込むことで切削する。ソケットは樹脂製とすることで切削時の振動を抑えており、ナット外径に合わせて大きさを設定している。

A期待される効果は?(新技術活用のメリットは?)
1.上記1)により、従来使用していたグラインダーにおいて、研磨後に行う飛散鉄粉の清掃作業が不要となり、作業効率の向上(25%程度の工程短縮)や塗装の品質確保が可能である。
2.上記2)により、作業性及び安全性に優れた研削機となっている。
3.上記3)により、耐久性に優れた研削機となっている。また、グラインダーにおいて見られていたような、作業員の技量による仕上げ形状のばらつきはなく、均一な平坦面に仕上げることができる。
4.上記4)により、刃先の交換作業は時間を要することなく簡単にできる。
5.上記5)により、橋梁現場における多数のピンテール破断面へソケットを効率的にセットでき、また切削中の振動を低減することにより、作業員への負荷を軽減している。

写真1 バリ研削機(L型)
適用条件
@自然条件
一般的な電動工具の使用条件(降雨時・強風時などは作業中止)に準じる。
A現場条件
動力源(発電機など)が使用可能であり、作業用の足場設備があること。
B技術提供可能地域
情報提供地域については制限無し。
C関係法令等
特に無し。
適用範囲
@適用可能な範囲
ピンテール破断面にバリ研削機のソケットが挿入可能なトルシア形高力ボルト。
ボルト径については、M22のみに適用できる。
A特に効果の高い適用範囲
道路等を跨ぐ高架橋や住居の隣接する地域など、鉄粉の飛散防止が特に要求される現場。
B適用できない範囲
ピンテール破断面に他の部材が接近し、バリ研削機のソケットが挿入できない場合は、適用できない。
C適用にあたり、関係する基準およびその引用元
鋼道路橋塗装・防食便覧(平成17年12月)日本道路協会
道路橋示方書・同解説[U鋼橋編](平成14年3月)日本道路協会
留意事項
@設計時
特に無し。
A施工時
1.バリ研削機は100V仕様である。ボルト本締め作業など、橋梁現場の電動工具に多く用いられる200V電源をバリ研削機に誤って使用すると集塵機がショートするため、必ず100V電源を接続する。なお、集塵機にはフックが付いており、足場等に引っ掛けることができる(写真4参照)。
2.刃先交換の際は、誤動作により研削機の電源がオンになると大変危険であるため、集塵機の電源を必ずオフにしてから交換作業を行うこととする。
3.切削直後のホルダーは高温であり、直接触れると火傷する恐れがあるため、付属のつかみ用の工具を用いて着脱するようにする。
B維持管理等
以下の事項に留意するなど、一定間隔でメンテナンスを行う。
1.振動により研削機本体のネジが緩むことがあるため、随時点検する。
2.集塵機内に溜まった鉄粉は、作業終了時に廃棄する。
3.ホルダー固定部へ鉄粉が進入することにより、ホルダーの着脱機構に悪影響を及ぼす。刃先の交換作業時に鉄粉の進入有無を確認し、必要に応じて清掃する。
Cその他
1.使用方法について取り扱い説明書が添付されており、取り扱い説明書に従うことにより、安全な作業および最適な切削処理形状が得られる。
2.切削完了までの切削時間は切削チップの摩耗状態・作業姿勢により変化するため、数秒置きに作業者が切削状況を目視にて確認を行い、切削完了の判断をすることにより、切削しすぎの防止をする。
3.切削の程度は、鋼道路橋塗装・防食便覧記載の破断跡仕上げの例と同程度とする。

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